神様ぁ〜! 初詣だけは振り袖を着てお参りするのよ 神様に袖を左右に振っても許されると言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 饅頭 ブリティッシュショートヘアー 2個目 】
           



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしてるんですけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしてるつもりなの
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまってたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−355》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   きのうはサラさん達が無事日本に到着されて
    そのまま『民宿』の方にご案内したんですけど
     そこまではよかったんですよぉ

  でも 夕方になってアヤちゃんや
   サラさんの叔母様ご夫婦達が到着されたとき
    わたし達の携帯が一斉に鳴り出して
     『緊急地震速報』が流れたんで
       ビックリしちまいましたぁ」

  そうだったわね
   昨日はサラさん達をお迎えして
    アヤちゃん達も無事『民宿』に到着されたんで
     ヤレヤレと思ってた矢先だったものね

  叔母様達がまだ福島にみえたら
   きっと驚かれたと思うわよ
    でも ちょっと意外だったのは
     叔母様達はさほど驚かれてなかったのよ

  でね 伯父様がおっしゃったのは
   家族が離ればなれになっているときは
    ちょっとイヤな気がするけど
     一緒にいるときならなにが起きても
      さほど驚きもしないってね

  それってね
   なかなか深い意味があると思うのよ
    何度も同じことはお話ししないけど
     実の娘さん達とは
      離ればなれに暮らしてみえるでしょ

  でも今はご夫婦とアヤちゃんやユキちゃんと
   いつも一緒にいられるから
    伯父様らしい家族の表現だと思うのよ
     アヤちゃん達も実の娘さん達同様に
      愛されてるんでしょうね

 「先生 わたし達も先生とご一緒に
   福島でボランティアをさせていただくとき
    実の親にもお約束したんですよぉ

  いまでこそ もう4年近くも経って
   ちっと忘れかけちまったんですけどぉ
    当時は『緊急地震速報』が入るたびに
     覚悟を決めてたんですぅ

  だって 先生とご一緒ならなんとかなるって
   それにわたし達は『ナース』ですからぁ
    そう言うときこそ率先して役に立たないとって
     そうしたら親も納得してくれましたぁ

  わたし達の病院の院長も
   週末福島でボランティアすることに
    賛成してくださって
     それなりのシフトを
      許可してくださったんですぅ

  でも サラさんの伯父様も
   さすがに肝が据わってると思いますよぉ
    やっぱりフランスの方って
     なにか『DNA』が違うんですかぁ」

  そこまでは私は分からないけど
   今でこそ某航空産業の役員さんをしてみえるけど
    やはりパイロットとしての
     『DNA』じゃないのかしら

  私ごとで恐縮だけど
   旦那様もよく口にするのよ
    『エマージェンシー』に直面したときこそ
      『パイロット』の本領を発揮するってね

  だってね お空を飛んでいて
   自分の命を守れるのは
    自分の冷静な判断だけだって
     言い換えればそれが出来るのが
      『パイロット』なんだってね

  ちょっと古い映画なんだけど
   確かあの『トップガン』の中で
    教官がマーベリックにお話ししてたと思うわ
     それを見て私も旦那様の言葉を思いだしたの

  夫婦ならば伴侶を
   家庭を持っていれば家族のことを守れるのは
    そんな『DNA』を持たれた方じゃないのかしら
     私はそんな気がするわ

 「先生 じゃあわたしの彼も『パイロット』の
   『DNA』を持ってるから
     わたしを守ってくれるんですよねぇ」

  もちろんそう思うわ
   彼は私の旦那様によく似てるし
    とにかくそれ以上に
     あなたと結婚する勇気を持っているんだもの

  それとあなただって
   私の旦那様によく似てるから結婚したんでしょ
    大丈夫よ
     彼は勇気もあるし忍耐強さもあるわ

 「先生 なんか引っ掛かるんですけどぉ
   私と結婚するのってそんなに勇気とか
    忍耐強さが必要なんですかぁ・・・」 

  アハハハハハッ そんなに心配しなくて大丈夫よ
   ホントはね 旦那様から私が言われたことなのよ
    コンテンポラリーな君を愛して行くには
     勇気と忍耐が必要なのかも知れないってね

 「先生 ちょっとヤバイですよぉ
   さっきからサラさん達がわたし達の方を見て
    笑ってみえるんですよぉ
     きっと旦那様のことをお話ししてたんで
      聞こえにまったのかもぉ・・・」

  それは大丈夫よ
   だって『クリスマス会』が終わってからは
    私の自宅においでになるのよ
     いつものようにガヴィさんとご一緒にね

  今回はお正月も自宅でのんびりされると思うわ
   だから初詣はサラさん達とご一緒できるわよ
    実は私も驚いたんだけど
     もう『和服』も準備されてるそうよ

 「先生 じゃあわたし達も『振り袖』が
   また着られますぅ・・・」

  ちょっとまったぁ
   『振り袖』は独身のときだけよ
     私はサラさん達と三姉妹なんで
      無理してあつらえたんだけどね

 「先生 ゲッ ご自分だけずるいですぅ・・・」

  神様ぁ〜 初詣だけは振り袖を着てお参りするのよ
   神様に袖を左右に振っても許されると言ってね

  お願いねっ