神様ぁ〜！ またしても“小悪魔”達に図られました でも許しちゃいますけど神様も割り勘でよろしくね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−６２》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 今日は『おひな祭りイブ』ですぅ
小児病棟の子たちには
明日ささやかなパーティをしますけどぉ
わたし達は明日からボランティアで
出掛けてしまいますからぁ
今夜わたし達ナースだけのパーティをしますぅ
ほかの子の本音はわたし達がいつも先生から聞いている
色々なお話を聞きたいみたいですぅ
『おひな祭り』のルーツの話しもそうですしぃ
『ながし雛』のルーツも興味津々みたいですぅ
わたし達いつも話すんですけどぉ
本当に知らないことが多いなぁって思いますぅ」
私のお話しにみなさんが興味を持って頂いて
とっても嬉しい気はするけど
知らない方は私が余程のお婆ちゃんだって
思われていないかしら
私のお話は実の『お婆ちゃんの知恵袋』の受け売りよ
今考えても私自身が驚くけど
本当に色々なことを知っていたと思うわ
私が幼い頃からその時々に分かる様に
まるで絵本を読んでくれるみたいに
何度でもお話ししてくれたから
今でも鮮明に覚えているのよ
あなた達の年代になると
住宅事情なんかでお年寄りと一緒に暮らしている子は
少ないかも知れないわね
たまたま私は３世代家族の中で育ったから
それが当たり前だと思っていたけど
ずいぶん贅沢で幸せなことだったのかしらね
この間も『おひな様』のルーツはお話ししたけど
私達が持っている『おひな様』には
もちろん両親の願いも祖父母の願いも
実を言うとあまり気にもしなかったけど
そのまたご先祖様達の願いも込められていたのよね
このルーツがなければ私達はこの世にいないものね
「先生 わたし達もずいぶん勝手で
わがままに育ってきましたけどぉ
こうしてお話を聞いていると
本当に幸せなんだなぁって思いますぅ
もしわたし達に子供ができたらぁ
『おひな様』も形だけではなくてぇ
その心を伝えていきたいと思っていますぅ
明日から被災地のお婆ちゃん達の処へ行ったらぁ
もっといっぱいお話を聞いてこようと思っていますぅ
いまはまだ生活が不自由ですけどぉ
ある意味お孫さんたちはお
少しの間でもお婆ちゃん達と一緒にいられて
良かったのかも知れませぇ〜ん」
まぁそれは一概に言えるかどうか分からないけど
あとになって良かったという様にしたいわね
それはそうとあなた達は『認定試験』間近だから
体調管理には気を付けなきゃダメよ
私が監視していないとあなた達は
直ぐ『ウワバミ』に変身してしまうんだから
あとで泣きべそかいても知りませんからね
サラさんやガヴィさん達もガッカリするわよ
「先生 ご心配要りませぇ〜ん
わたし達は明日からボランティアですからぁ
あんまり遅くまで騒げませんのでぇ
その辺のとこをちゃんと考えてぇ
先生もご一緒にいつものお店に予約してありますぅ」
ちょっと待ったぁ
まさか まさかあなた達
また“アロマ・アヴェニュー”の名前で
予約したんじゃないでしょうね
「先生 いつも教室の名前で予約すると
どんなに混んでいても一発でＯＫしてくれますぅ
今夜はわたし達会費制ですからぁ
そんなにお足しは出ないと思いますぅ」
あなた達 何だかんだ言っても
やっぱり私のお財布をあてにしてるんじゃないの
これじゃあ旦那様も連れて行かないと
大変なことになってしまいそうよ
神様ぁ〜 またしても“小悪魔”達に図られました
でも許しちゃいますけど神様も割り勘でよろしくね
お願いねっ
