神様ぁ〜! 今年もこんな調子で始まりましたけど いつも笑っていられるようにしてくださいね!!



    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 現在の猫の様子を報告するスレ73ヌコめ 】      



   【 一昨年3月の地震で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−2》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ」
    けさは皆さんから『受信箱』からこぼれるほど
     たくさんメールをいただいてますぅ
   元旦の朝は『メール規制』が掛かるといけないんでぇ
    けさにされたみたいですぅ
   中にはどんな『初夢』を見られましたかって言うのも
    たくさん届いてましたぁ
   ところでいつ見るのが『初夢』でしたっけぇ」

   ううぅ〜ん
    新年早々難しいことばかり聞いてくるわねぇ
   私は『ドラえもん』じゃないから
    そう次から次へと答えられないわよ

   これもまた婆やからの受け売りだけどね
    大昔は1年の始まりは『立春』だったから
     この日に見る夢が『初夢』だったと思うわ

   でも1月1日から新年を祝うようになってからは
    元旦に見た夢が
     文字通り『初夢』と言われていたんですって
   でもね
    『大晦日』の夜から『初詣』に出掛けるようになって
   神社とかで年明けを待ってお詣りするのが
    一般化するようになってからは
   1日から2日に掛けてみる夢を『初夢』とするのが
    増えて来たんじゃないのかしら
   婆やのお話では地域によっては
    2日から3日に掛けてみる夢を
     『初夢』とするみたいだけど
   私の個人的な感想を言えば何日かではなくて
    年が明けてから初めて見た夢を
     『初夢』と呼べばいいんじゃないかしら

  「先生 じゃあ『一富士』『二鷹』『三なすび』って
    なんでこんなバラバラなものを
     『初夢』でみると縁起がいいんですかぁ

   『富士山』は子供のころ画を描いた程度で
    『鷹』なんて都会には飛んでいませんしぃ
     『なすび』は美味しい『新ナス』が出るころ
       お腹が空いてみたことはありますけどぉ
        『初夢』では一度もありませぇ〜ん」

   とうとう出てしまったわね
    この『一富士』『二鷹』『三なすび』って言うのが
     とっても難しいのよ
   これも婆やからの受け売りしか知らないけど
    お話しは『江戸時代』にさかのぼって
     『富士山』信仰に関係があるみたいなのよ

   その頃『富士山』を信仰する
    『富士講』って言う組織があったらしくて
   もっとも古い組織が『駒込富士神社』にあったらしいの
    それでその神社の近くに
     『鷹匠』のお屋敷がたくさんあったこととか
   駒込の『なすび』が名産物だったことから
    そう言われるようになったんだそうよ

   特に『徳川家康』がこれを好んで
    『富士』は『無事(ぶじ)』『鷹』は『高い』
     『なすび』は『成す』って
      語呂合わせをしていたみたいよ

  「先生 『駒込富士神社』って
    文京区の『本駒込』にあるやつですよねぇ
   友達から『安産』の神様だかなんかで
    聞いたことがありますぅ」

   あら あなた達にしては良く知っているわねぇ
    『木花咲耶姫(このはなさくやひめ)』が
     祀られている神社よ
   この神様のお話をすると
    『神話』の世界に入ってしまうと長くなるから
     今回ははやめるけど
   神話の中では『火中出産』をしたことから
    『火の神様』とか『安産の神様』と言われているわ
   でも一説によると『水の神様』だと
    言われているところもあるそうよ

   そうそう あなた達一・二・三は知ってても
    四・五・六があるのを知ってるかしら
     でも笑うからやめておくわ

  「先生 言いかけてからやめるのは
    『男』らしくないですよぉ
     早く言っちゃってくださぁ〜い」

   私『男』じゃないからいいのよ
    じゃあお話しするけど笑っちゃダメよ
   もちろんこれも婆やからの受け売りなんだけどね
    一・二・三の続きは
     『四扇(おうぎ)』『五煙草(たばこ)』
      『六座頭(ざとう)』って言うんですって

   『富士』も『扇』も末広がりの象徴だし
    『鷹』も『煙草』のけむりも空高く舞い上がる
   『座頭』って言うのは頭を丸めた『あんま』さんで
    あなた達も『座頭市』なら知っているでしょ

  「先生 途中までは分かったんですけどぉ
    なんで『座頭市』が縁起物なんですかぁ」

   頭を丸めた『あんま』さんは
    髪を剃っているから『毛』がない
     だから『けがない』〜『怪我をしない』って
      語呂合わせなんですって

  「先生 なんだか『初夢』って
    落語の世界みたいなんですねぇ
     もっと『毛鷹い』(気高い)ものかと
      思ってましたぁ」

   うまい
    今日はあなた達に座布団3枚をあげるわ
   正月早々怒っているより笑っていた方がいいでしょ
    じゃあお後がよろしいようなんで
     美味しいお雑煮でも食べに行きましょうか

   神様ぁ〜 今年もこんな調子で始まりましたけど
    いつも笑っていられるようにしてくださいね

   お願いねっ