神様ぁ〜! 人生はただ“苦しみ”だけではないのよ 人は解放される“仕組み”もありだと言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 ロシアンブルーPART21 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−125》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   けさ5時過ぎに東京で『震度5弱』の
    地震がありましたぁ
  目覚まし時計より先に『地震』の揺れで
   ビックリして飛び起きましたぁ」

  私はちょうど『ポン太』達の朝ご飯を準備してて
   驚いたけど 発表された『震度』の割に
    大きなニュースがなくて
     ホッとしているのよ

  まだこれで終わりじゃないと思うから
   『地震情報』には気を付けていましょうね
     ところであなた達血相を変えて
      今朝はほかにも何かあったのかしら

 「先生 きょうは『こどもの日』じゃないですかぁ
   だからこれが大変なんですぅ
    もぉ どう答えればいいのか
     マジで困っちゃいましたぁ

  まぁ とにかくお話ししてくれないと
   私もどうしていいのか分からないわよ
    たぶん『こどもの日』にかこつけて
     『どちて坊や』達から無理難題を
       言われたんだと思うんだけどね

 「先生 今回はイントロをお話しすると
   ちょっと長くなってしまうんですけどぉ
    いま『小児病棟』に長期入院している
     『どちて坊や』達は
  いわゆる世の中で『難病』と言われてる
   病をしょってるじゃないですかぁ
    でぇ それはまずおいといてぇ

  きのう突然『小児病棟』担当の『ナース』が
   『どちて坊や』達からとんでもない質問を
     されちまったんですぅ

  それもメチャメチャ重たい質問でぇ
   「ねぇ どうして人は死ぬとき苦しいの?」って
  だからわたし達の仲間も『小児病棟』では
   とっさに答えられなくって
    『ナースセンター』に駆け込んできたんですぅ

  それだじゃないんですよぉ
   もう一つ質問があって
  「じゃあ 赤ちゃんは初めて息を吸うときは
    苦しくはないの?」って
     こんなん とっさに答えられないですよぉ
      きょう この答えを持って行かないと
       また何を言われることやら・・・」

  あらあら とんだ『こどもの日』になりそうね
   まぁ『どちて坊や』達も悪気があって
    あなた達に質問してる訳じゃないから
     マジメにお答えしてあげたら
      だってあなた達は『ナース』でしょ

 「先生 それはそうですけどぉ
   いきなり『死ぬとき苦しいか』って聞かれれば
    どう答えればいいのか分かんないですよぉ
      まずそこんとこなんとかぁ・・・」

  そうね まぁ『倫理的』な概念でお話しすれば
   よくあるお話しでしょうけど
    『どちて坊や』達は『医学的』な答えを
      望んでるんじゃないのかしら

  『死ぬとき』って言ってもいろいろあるから
    一概には言えないけど
     まぁ 簡単に言えば『息が止まるとき』と
      定義して言えば
  例え『首を吊ろう』が『絞められよう』が
   とにかく息が出来なくなるとね・・・

 「先生 ちょっと表現がこども達には
   露骨すぎるんでもう少しお手柔らかに・・・」

  あらあら ゴメンナサイね
   あなた達のお顔を見ていたら
    つい力が入ってしまって・・・

  えっと 人間の体はよく出来ていてね
   『脳』が酸素不足を検出すると意思にかかわらず
     お口をパクパクしていわゆる『下顎呼吸』を
      始めるでしょ

  それともう一つ いつまでも呼吸が出来ないと
   『横隔膜』がジッと我慢してられなくなって
     酸素濃度の低下と二酸化炭素濃度の上昇を
      『脳』に知らせるから
  『脳』はこれは一大事と思って
    強制的に呼吸させようとするでしょ

  まぁ このときが苦しい気がするんじゃないかしら
   でも酸素濃度が下がれば『脳』から
    『エンドルフィン』が多量に分泌されて
  これは『麻薬』みたいなものだけど
   あなた達『ナース』には説明はいらないでしょ

  それと二酸化炭素濃度が確か7%くらいになれば
   わずかな時間で失神するだろうし
    まぁ 『麻酔』をしたみたいにね
  だから『麻薬』と『麻酔』の効果で
   実際に最期は眠いだけでさほど苦しくないって
    『臨死体験』をした旦那様の感想よ

  えっと もう一つあったわね
   赤ちゃんが初めて息を吸うときなんだけど
    これもあなた達『ナース』には
     『釈迦に説法』になってしまうけど
  赤ちゃんが母胎から外に出ると
   確か『サーファクタント』とか言う物質が
    自発呼吸を促すんだったでしょ

  このとき苦しいかって聞かれてもね
   赤ちゃんはそれどころではないと思うのよ
    だって狭い産道を無理矢理押し出されて
     頭蓋骨から全身がパニック状態だと思うのよ

  それまでは『ヘソの緒』から栄養も酸素ももらって
   ぬるま湯の中でのんびりしてたのに
    いきなり肺の中に外気が入ってきて
     ギャアギャア泣かなければいけないんだもの
      それどころじゃないってのが私の感想よ

  まぁ ここら辺を『どちて坊や』達と
   頭から決め付けないでお話ししてみたら
    ひょっとしたらこども達はまだお産の記憶が
     どこかに残っているかも知れないわよ

  そう言えば生まれてくるときも亡くなるときも
   『お耳』だけは聞こえているのよね
     あなた達のお耳は私のお話聞いてたかしら

 「先生 ドッキィ〜〜〜ン
   もう『こどもの日』なんてぇ・・・
    作るだけ?ならぁ・・・」

  神様ぁ〜 人生はただ“苦しみ”だけではないのよ
   人は解放される“仕組み”もありだと言ってね

  お願いねっ