神様ぁ〜! 私は“ゾンビ”にはなりたくないけれど “秘密”を知りたい気持ちはありだと言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 大きい シャルトリューを語るスレ やさしい 】
           



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−126》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   きのう『震度5弱』の地震があったと思ったら
    こんどは『梅雨入り』しちゃいましたぁ
     またうっとうしい季節が始まりますぅ

  先生 それよりもきのうのお話しで
   OBさん達とかいろいろな方達から
    たくさんメールをいただいてますぅ
     けっこう皆さん 思い当たられることが
      あったみたいですぅ」

  ちょっと待ってくれる
   このままお話しに入っていくと
    私達は今『沖縄』の方にいるみたいじゃない
     そうじゃないでしょ

  それはそうと 昨日『どちて坊や』達は
   あなた達のお話で納得してくれたのかしら
    あの多感な年齢で『難病』を背負って
     『病院』暮らしをしているんだもの
       多少のワガママはね・・・

  あの子達は私達よりも
   常に『生』と『死』に関しては
    直面させられてると思うのよ
  だからあなた達を困らせるつもりなんかなくて
   どう言えばいいのかしらね
    自分自身で納得したいって言うのかな
     毎日がその問いの連続だと思うのよ

 「先生 もちろんわたし達は
   まいにちあの子達と接してる訳ですからぁ
    気持ちとしてはよく分かるんですけどぉ
  それが分かるからこそ
   どう答えてあげればいいのかが
    困ってしまうんですぅ」

  そうよね ちょっとお話しがそれてしまうけど
   私はずいぶん前から『ホスピス』でも
    ボランティアをさせて頂いてるでしょ
  あなた達も最近はよく手伝ってくれるから
   雰囲気は分かると思うけど
    私がまだ始めたばかりのころはね
     自分の心の中の葛藤で
      もの凄く悩んだことがあるのよ

  あなた達の『病院』とは違って
   『ホスピス』は名前のごとく
     入所されている方達は覚悟の上で
      そこで暮らしてみえる訳でしょ

  ほとんどの方がいわゆる『ガン』の末期で
   入所されたときはまったくお元気に見えても
    日に日に状況は変わっていってね
     『痛い 痛い』が始まるのよ

  私達アロマセラピストがお手伝い出来たのは
   もちろん『延命治療』なんかではなく
    『アロマ医療』のレシピで
      少しでも痛みを和らげて頂くことしか
       出来ないけど
  『施術』を終えたときに
    「ずいぶん楽になったから
      これで寝られそう ありがとう」って
       言ってくださったときは
  つい「神様 お願いっ」って
   叫びそうになってしまったわ

 「先生 わたし達も何度か連れてっていただいて
   ものすごく勉強になりましたぁ
  たぶんOBさん達もそのことをご存じなんで
   ご両親の『介護』で先生に相談されてるんだと
      思いますぅ」

  そうね また少しお話しがそれるかも知れないけど
   実の親ならなおさらのこと
    1日でも長生きをして頂きたいんだけど
  だからと言って苦しまれてる姿を見てると
   それも辛いものがあるのよね

  実はね 私も旦那様もある程度までいって
   自らの意思表示が出来なくなったら
    『延命治療』はしないって決めてるのよ

  ことの発端は旦那様の『臨死体験』と
   たまたま私達がよく知るお医者様のお話でね
  昨日はずいぶん端折ってお話ししてしまったけど
   人の体はよく出来ているみたいでね
    本人の意識がなくなっても
     最大限『生きる』努力はするみたいなのよ

  でもね それが叶わなくなるとそれとは逆に
   優しく眠りにつく準備をしてくれるそうなのよ
  だから誤解しないで聞いて欲しいんだけど
   何もかも諦めなさいってことじゃないのよ

  現実ではかなり容体が悪くなって
   『脳』は最終段階の準備をしているところに
     一般的には『倫理観』が邪魔するのかしらね
  ご家族は1時間でも1分でも長生き出来るように
   『酸素吸入』したり『栄養分』を点滴したりして
     少しでも元気がもどるように
      お医者様に頼むでしょ
       それが当たり前だと思ってね

  でもね 知り合いのお医者様は
   ズバリ逆効果だっておっしゃるのよ
  昨日お話ししたことを覚えているかしら
   呼吸が弱くなって酸素濃度が低下してくると
  『脳』は麻薬を分泌して楽にさせようとするけど
    強制的に酸素濃度を上げれば
     その効果は阻害されてしまうんですってよ

  それにどんどん点滴を続ければ
   『栄養分』を受け付けるどころか
     水分量だけがどんどん増加してしまい
  悪くすると『肺』に水が溜まってしまって
   ベッドの上でも
    溺れた状態になってしまうみたいなのよ

 「先生 じゃあ『延命治療』を間違えると
   ご本人は楽になるどころか
    メチャメチャ苦しまれるんじゃないですかぁ」

  まぁ あなた達も『ナース』だから
   そんな『最前線』に立ち会っている訳でしょ
  お医者様は『その時』を判断されると
   もちろんご家族の了解を得られてのことだけど
    『延命治療』をやめられるでしょ
  お医者様も心の中では『これで安らかに』って
   手を合わせてみえると思うわよ

 「先生 じゃあ向こうに逝かれたら
   もう一度こちらに戻ってきて
    この続きをお話ししてくださぁ〜〜い」

  エェッ・・・じゃあ私は『ゾンビ』なのぉ〜

  神様ぁ〜 私は“ゾンビ”にはなりたくないけれど
   “秘密”を知りたい気持ちはありだと言ってね

  お願いねっ