神様ぁ〜! 私の“ベビーマッサージ”もいいけれど 生まれる前の“胎教”がもっと大事と言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 短足も マンチカン3匹目 長足も 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−147》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   ホントにこれもメッチャ大変ですぅ

  だって『エジプト』から『スフィンクス』が
   シルクロードを歩いて『大陸』の河北省まで
    来てしまったみたいですぅ

  でも先生 『大陸』の河北省に来たのは
   女性みたいなお顔をしてますからぁ
    きっとアレは『メス』の
     『スフィンクス』だと思いますぅ」

  ねえ あなた達 ちょっと聞いていいかしら
   私の知っている『エジプト』とか
    『ギリシャ』の神話に出てくる
      『スピンクス(スフィンクス)』は
  もともと『女性名詞』で扱われることから
   私は女性だと思っていたけど
    どうなのかしら

  それにね ちょっと古いお話しなんで
   うろ覚えのところがあるけど
  確かね 夏目漱石の『虞美人草』の中では
   『獅身女』と書いて
     『スフーヒンクス』と読ませていたわよ

 「先生 エェェェェェッ・・・
   わたし達は今まで『スフィンクス』は
    『ピラミッド』を守る『忠犬』ちがった
  オスの『忠獅子』だと思ってましたぁ
   これで『どちて坊や』に自慢する
    ネタができましたぁ」

  なにを今ごろ感心しているのよ
   夏目漱石だってたぶん中国語の『獅身女面像』を
    参考にしたんじゃないのかしら

  それに『どちて坊や』達は
   あなた達よりずっと先に知ってたと思うわよ
    だからワザワザ聞かなかったんじゃないの

 「先生 その夏目漱石の『虞美人草』って
   こどもでも読めるような内容なんですかぁ
    それと そもそも『虞美人草』って
     どんなお花でしたっけぇ」

  あらあら そんなことをお話ししてると
   あなた達が『文学少女』じゃなかったのが
    バレてしまうわよ
  まぁ どんな内容で
   子供でも読めるかって聞かれてもね
    原書だと旧仮名遣いだから
     そこはちょっと問題かも知れないわね

  でも内容は当時東京で開かれた『博覧会』を舞台に
   ふた組のカップルの絡みがテーマなんで
    ちょっとおませな子なら
     まったく理解出来ないことはないと思うわよ

  私だって正直言って 印象に残ったところしか
   記憶に残っていないけど
  そうね 確か
   『驚くうちは楽しみがあるもんだ
     女は楽しみが多くて幸せだね』とか言う
      語りの部分が『キーワード』だった
       気がするわ

  これだけでは分からないでしょうから
   時間があったらあなた達も一度読んでみたら
    未来の自分の子供のためにもね

  そうそう それから『虞美人草』ってのはね
   『ヒナゲシ』の別名だったと思うわよ
  でね 与謝野晶子は『雛罌粟(こくりこ)』って
   言ってたみたいよ

  『花物語』の一節で
    『ああ皐月 フランスの野は 火の色す
      君も雛罌粟 われも雛罌粟』って和歌は
       今でも覚えているわ
  だってね 『ヒナゲシ』のお花は色々あるけど
   真っ赤な色はフランス国旗の赤なんですってよ
    だから特に覚えているわ

  ちょっと余談だけどね さっきの『和歌』は
   与謝野晶子がのちに旦那様となる
    パリに留学中の『鉄幹』を追って
     はるばるやって来たときに
      せつない気持ちを詠んだそうよ

  与謝野晶子は生涯『鉄幹』を愛し続けたそうだけど
   最初は『不倫』に始まって
    『長距離恋愛』から『三角関係』まで
  でもお子さんは12人も恵まれたそうで
   確かお一人は生後まもなく
    亡くされてしまったみたいだけど・・・

  私もひょっとしたらって言うか
   若かりしころフランスへの憧れに
    『雛罌粟』が影響してたかも知れないわ

 「先生 もしかしたら先生も
   『略奪愛』から始まったんですかぁ
     気を付けられないと
      『パリ』にも予備軍がぁ・・・」

  何をおバカなことを言ってるの
   そんなこと旦那様が聞かれたら怒るわよ

  それにね こんな世間知らずのワガママ娘を
   懲りもせずもらってくださったのよ
    感謝しないとバチが当たるでしょ
     もちろんあなたも同じよ

 「先生 でも先生が文学少女だったって
   あらためて驚いちまいましたぁ
    わたし達も学校でちっとずつ
     読んだ気がするんですけどぉ
  とてもいままで覚えていませんのでぇ
   こどもに恥ずかしくなっちまいましたぁ」

  まぁ まだ今からでも遅くないわよ
   それにね『赤ちゃん』がお腹にいるうちから
    本を読んで聞かせてあげればいいわ
     それと言い音楽もね
      夫婦げんかは絶対にご法度よ

 「先生 きょうから『胎教』の講座を
   おねがいいたしますぅ」

  またあなた達がおかしなことを言うと
   訳の分からない問い合わせが増えるのよ
    ここはね アロマの『教室』なんだからね

  神様ぁ〜 私の“ベビーマッサージ”もいいけれど
   生まれる前の“胎教”がもっと大事と言ってね

  お願いねっ