神様ぁ〜! 夏至の前夜には“妖精”達が現れるのよ “恋”が芽生える最高のチャンスだと言ってね



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 ペルシャ・チンチラ・ヒマラヤン 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−169》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   ことしはもう『母の日』とか『父の日』が
    過ぎちまったんですけどぉ

  じつはOBさん達とかほかの方達から
   どうして『教室』ではこの話題が出ないのって
    質問というか問い合わせというか
     たくさんメールをいただいてたんですけどぉ
      どうお返事をしたらいいのか
       いまだに迷っちまってますぅ」

  そうね 私達はあまり話題として
   取り上げていなかったかも知れないわね

  まぁ とくに理由はなかったんだけど
   ちょうど毎年この時期は『認定試験』の勉強を
    休日返上で追い込みの時期になるし
     それにどちらも『日曜日』でしょ

  最近ではOBさん達のところの生徒さんを
   お預かりもするようになったんで
    何かとバタバタしている時間が
     増えてしまったせいもあるのかしらね

  なぁんて言うと それは屁理屈か
   いい訳だって言われそうだけど

  あっ そうそう
   皆さんの誤解を避けるために
    ちょっと先にお話ししておかなければ
     いけないと思うんで
      簡単に説明させて頂くと

  私の両親はもちろん健在で
   親子関係がうまくいってない訳じゃないし
    お話ししにくい話題じゃないことは
     あなた達だってよく知ってるでしょ

  ただね 私は親離れしてると思ってるし
   両親も子離れしてくれてるから
    世の中の風潮に踊らされたようなこと
  例えば 年に一度その日だけプレゼントを買って
   わざとらしく持って行ったりはしないわね
    両親だって嫌がると思うのよ

 「先生 じつはずいぶん前に
   そのお話をわたしの両親にも
    したことがあるんですけどぉ
  両親はけげんそうなお顔をするかと思いきや
   『私がつねづね思っていることを
     ハッキリおっしゃってくださったわ』って
      喜んでましたぁ」

  あらあら そんな風におっしゃると
   何だかこそばゆくなるわ
    これが真相なんだけど
     ご理解頂けるかしらね

 「先生 でぇ きょうはもう1個あるんですよぉ
   あと何日かすると『夏至』じゃないですかぁ
    わたし達の仲間がおもしろいことを聞いてきて
     それがよく分からなくって
      教えていただこうかとぉ・・・」

  あらあら そう改まられると何だか怖いわね
   今度は何があったのかしら

 「先生 じつは『夏至』の日に
   自分が身につけてるなにかを
    『イチジク』の木の下に置いておくと
  未来の旦那様になる人の夢が
   見られるそうなんですぅ

  でもぉ わたし達の周りには『イチジク』なんて
   見かけないんですよぉ
    だから『結婚予備軍』の子達が
     なんか代わりの木はないんですかって
      聞いてるんですけどぉ・・・」

  アハハハハハッ 私に聞かれても困るわね
   だって『アダムとイブ』の時代から
    『イチジク』の木が出てくるのは
      有名なお話しなんだもの

  でね そのお話しは確か『ギリシャ』の方の
   言い伝えみたいよ
    サラさんからそのお話は教えて頂いたんだけど
     日本語で言うと『夏至の魔法』とか
      言われるものよ
       間違ってたらごめんなさい

 「先生 まだちっと理解できてないんですけどぉ
   なぜ『イチジク』なんだってのがぁ・・・」

  えぇっ だってあれくらい大きな葉っぱじゃないと
   『アダムとイブ』だって
     体を隠せなかったんじゃないのってのは     
      まぁ 冗談だけど

  昔から『イチジク』は『いのちの木』とか
   『知恵の木』とか呼ばれてて
  そうそう ギリシャ神話では『デメテル』と言う
   女神さまが世界中に広めたみたいよ

  もう一ついま思いだしたわ
   『夏至』の前夜には『妖精』界の扉が開いて
     妖精さん達がたくさん現れるみたいよ

  だから世界中で『恋』が芽生えたり
   『夏至』から十月十日経つと
     各地で赤ちゃんが誕生するのよって
      サラさんがイタズラっぽく
       笑いながら教えてくださったわ

 「先生 じゃあ先生のご自宅の庭に
   『イチジク』の木を植えていただいて
     『アダムとイブ?』神社を造りましょう
  そうしたら『結婚予備軍』の子達が
   毎日仕事帰りに夜な夜な参拝にうかがいますぅ」

  イヤよ お願いだからヤメてくれる
   悲壮なお顔をした女の子達が
    夜な夜な徘徊するようになったら
     ご近所で変な噂が立つと思うわ

 「先生 『結婚予備軍』の子達は切実なんですよぉ
   シェイクスピア
  『A Midsummer Night's Dream(夏の夜の夢)』
    と言うことでなんとかぁ・・・」

  シェイクスピアは分かったから
   早く目を覚ましてちょうだい
    今日も『アロマ』のお勉強を始めるわよ

 「先生 アァ〜エェ〜
   早く『ワイハー』に連れてってぇ〜〜」

  神様ぁ〜 夏至の前夜には“妖精”達が現れるのよ
   “恋”が芽生える最高のチャンスだと言ってね

  お願いねっ