神様ぁ〜! 人でも動物でも九死に一生を得た命なら 出来る限りの事をして守ってあげると言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 ベンガル 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−171》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   って言うかぁ
    けさは先生の様子が大変なんですけどぉ
     なにかあったんですかぁ

  だって目が真っ赤ですよぉ
   仲がよすぎるって評判でしたけどぉ
    とうとう旦那様とやっちまったんですかぁ
     やっぱり浮気が発覚したとかぁ・・・」

  何を勝手に想像してるのよ
   そんなんじゃ私は泣かないわよ
    もしも もしもよ旦那様が浮気したら
     私じゃなくて旦那様の方が泣いてるわよ

  そんなんじゃなくてね
   昨夜『ネコちゃん』の里親をお願いしていた
    お婆ちゃんから連絡を頂いてね
     とうとう亡くなってしまったんですって

  あなた達にはお話ししてなかったけど
   そうね あなた達がまだ私の『教室』に
    現れるずうっと前のお話しなんで
     もう10年以上も経ってるのかしらね

  実はね 旦那様と私で保護した子達の中でも
   ちょっと訳ありの『ネコちゃん』でね
    当時まだ子猫だったんだけど
  歩けないでうずくまってる子を抱き上げても
   声も出ないほど衰弱していてね
    早朝だったけどすぐ病院に駆け付けたのよ

  獣医さんの所見では目立った外傷はないけど
   どうも骨に異常があるんじゃないかって
    レントゲンで診て頂いたら手足に
     骨折の兆候が見られたのよ

 「先生 その子って車かなんかに
   跳ねられちまったんですかぁ」

  それがね 獣医さんのお話では
   そうではなさそうで
    かなり高いところから落ちたのか
     それともかなりの勢いで
      放り投げられたんじゃないかってね

  で 治療するにしてもなんにしても
   こう衰弱していては手の施しようもないし
    胃の中は空っぽだから
     かなりの間足を引きずって
      人目の触れないところを
       徘徊していたみたいなのよ

  獣医さんもかなり危険な状態だから
   今回はどうかなっておっしゃってたわ
    でもいつも通り最善の手を尽くして
     一命は取り留めてくださったのよ

 「先生 よかったですぅ
   でぇ それからどうなったんですかぁ」

  それこそ『ポン太』じゃないけど
   24時間付きっきりの看護が始まったのよ
  さすがに獣医さんのところでは無理だったんで
   私達が引き取ってきて
    指示通りに様子を見ながら
     投薬と少しずつ食べさせていったんだけど
      当然食べれば出るでしょ
       でもまだ立ち上がって踏ん張れなくってね
        あなた達の想像の通りよ

 「先生 じゃあ旦那様がいつもの24時間看護を
   されてたんですかぁ
    わたし達は三交代ですからいいですけどぉ
     お一人では大変じゃないですかぁ」

  でもね 自分で立ち上がれて踏ん張れたときは
   涙が出るほど嬉しかったわよ
    そうこうしているうちにそのお婆ちゃんから
     里親のお話を頂いて
      お願いすることになったのよ

  獣医さんのお話では日本の『ネコちゃん』の
   平均寿命は15歳くらいだって聞いていたから
    ちょっと早かったのかしらね
     それで昔を思い出してたら泣けちゃってね

 「先生 そう言えば今月の初め『ギネス記録』の
   長寿『ネコちゃん』が亡くなったって
    聞いたことがありますぅ
     たしか24歳だったですよねぇ」

  そうだったわね
   24歳と言えば獣医さんのお話では
    確か114歳になるっておっしゃってたわ

  妙なお話だけど同じ頃『世界最高齢』で亡くなった
   お爺ちゃんは111歳だったそうだから
    見事に上回ったことになるわね
  飼い主さんも何れその日がと分かっていても
   ある意味幸せだったでしょうね

  私はきっとダメよ
   とても『ポン太』や『メイ』ちゃん達を
    看取ってあげることは出来ないかもね
     まだ20年以上もあるでしょ
      だって私は・・・

 「先生 大丈夫ですよぉ
   なんとかっ子は世にはばかるって
    言うじゃないですかぁ

  でぇ先生 『ギネス記録』とかじゃなくっても
   確認されてる『ネコちゃん』の最高齢って
    どれくらいなんですかぁ」

  そうね これも獣医さんのお話なんだけど
   確かあなた達と変わらないくらいの年よ

 「先生 わたし達と一緒なら18歳とかぁ
   でもそれじゃあ最高齢とはならない気がぁ」

  おおウソつきね
   当年(10年)とってなんてシャレは
    もぅ古すぎて死語の世界よ

 「先生 じゃあ28歳くらいなんですかぁ」

  なにがなにが・・・獣医さんのお話では
   もぅ一回り上の ナント38歳なんですってよ

 「先生 エェェェェェッ・・・
   わたし達 完全に負けてますぅ・・・」

  神様ぁ〜 人でも動物でも九死に一生を得た命なら
   出来る限りの事をして守ってあげると言ってね

  お願いねっ