神様ぁ〜! 日本にいない間にいろいろ変わったけど パリで“蚊取り線香”を買って帰ると言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 短足も マンチカン3匹目 長足も 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−248》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   きのう生徒さん達は丸一日
    『パリ』市内を歩き回って
      夜は待ちに待った『バトー・ムッシュ』の
       ディナークルーズ
        締めくくったじゃないですかぁ

  でぇ ホテルに帰ってきて『あぁ〜疲れたぁ』って
   言うかと思ったら
    ぜんぜんそんなお顔をしてないんですよぉ
     まだ遊び足らないって言うか
      まだ眠くないって言うんで
       困っちまいましたぁ」

  まぁ 『研修』が無事終わったという安堵感と
   もともと『パリ』の街には憧れてたみたいだから
    仕方がないと思うけどね
     でも今回は『研修』がメインなんだから
      この2日間はおまけなのよ

  私達にはサラさんとかガヴィさんとかが
   いつも付いててくださるから
    こんなに都合よくなんでも出来るんだけど
     昨夜の『バトー・ムッシュ』だって
      ずいぶん前から準備してくださってたのよ
       ありがたいと思うでしょ

  それとかお昼までシャンゼリゼ界隈を歩いていて
   ランチをしたレストランね
    ガヴィさんが偶然通りかかったような
     素振りをされてたけど
      実はあのレストランね
       お気に入りのお店なんだそうよ

 「先生 そうなんですよぉ
   わたし達だけで歩いているときは
    あんな立派なお店に
     入ろうとは思わないんですけどぉ

  頭の中では思い出してたんですよぉ
   以前サラさんやガヴィさん達に・・・
    そうだサラさんの叔母様ご夫婦も
     ご一緒だったと思うんですけどぉ
      スッゴク美味しかったですよぉ

  でも今回は生徒さん達と一緒だったし
   人数が多かったんで内心大丈夫かしらって
    思ってたんですけどぉ
     お店に入ったらすぐテーブルに案内されて
      あららって思ってたら
       まだなにもオーダーしてないのに
        テーブルにお料理が並び始めたんでぇ
         ビックリしちまいましたぁ

  さすがに生徒さん達もふだんは元気なのに
   お店が立派なのでかなり緊張してたみたいで
    お料理が運ばれてきたのを見て
     ホッとしてたみたいですぅ
      だってわたし達だけではメニュー見ても
       なにをオーダーすればいいのか
        分からないですぅ」

  そうね 私だって困ってしまうもの
   でもそこがガヴィさんの気配りよね
    お料理もさることながら
     あのワインも美味しかったでしょ

  夜はディナークルーズが待ってるから
   それも計算されたお料理だったみたいよ
    まぁ あなた達なら別腹で
     なんでも平らげてしまいそうだけどね

 「先生 あとから生徒さん達に
   丸一日歩き回ってよく疲れなかったわねって
    聞いてみたんですけどぉ
     疲れたのを忘れてしまったくらい
      じつは興奮してたみたいですぅ

  だって先生がおっしゃったみたいに
   わたし達だけでは逆立ちしたって
    出来ないことばかりじゃないですかぁ
     それがいっぺんに実現したんで
      興奮が冷めなかったって言ってましたぁ」

  それはそうとあなた達サラさんに
   なにか教えて頂いてたみたいだけど
    あれはなんだったの
     えらく真剣なお顔だったけど

 「先生 あれは日本の
   『デング熱』のお話しだったんですよぉ
     サラさんの方が日本の出来事をよくご存じで
      代々木公園の蚊がウィルスを持ってたのも
       もう既にご存じでしたぁ

  サラさんは4年前『ニース』で発症した
   フランスで初めての『デング熱』患者の資料を
    ご存じなんだそうで
     わたし達『ナース』にも理解できるように
      お話しくださったんですぅ

  そのときに『デング』って
   誰か人の名前だと思ってましたって
    生徒さんが言ったのをサラさんが聞かれて
     『デング』ってのはスペイン語

  『denguero(激痛)』とか『dengue(こわばり)』
    が語源のようで
     患者が激痛のあまりに腰を伸ばして
      突っ張って歩く姿が
       とってもダンディに見えたことから
        英語圏では『dandy fever』って
         言われたそうなんですぅ」

  そうだったの
   確かに『デング熱』に罹った経験のある方は
    ちょっと風が当たっても
     骨が砕けそうな痛みを感じられたそうで
      別名『break-bone fever』とも
       言われたそうよ
        どちらも『fever』は発熱のことよね

 「先生 ところでわたし達が日本にいない間に
   政府が変わっちまったみたいで
    仲間からのメールには『総理』のとなりに
     『チーママ?』が並んで記念写真に
       写ってたって書いてあるんですけどぉ
        なんのことやらサッパリですぅ」

  なんなの『チーママ』って
   少なくも『総理』の隣に立てるのは大臣でしょ
    日本に帰ってから確認しましょ
     『ローマの休日』じゃなかった
       『パリ』の休日も残すところあと1日よ

 「先生 わたし達を『蚊』が待ってたらイヤですぅ
   まだ帰りたくないですよぉ・・・
    だったら『パリ』で蚊取り線香
      お土産にたくさん買って帰らないとぉ」

  神様ぁ〜 日本にいない間にいろいろ変わったけど
   パリで“蚊取り線香”を買って帰ると言ってね

  お願いねっ