神様ぁ〜! フォーミュラはV8気筒の唸りが魅力なのよ 電動では福島に元気が戻らないのと言ってね!!



  猫さん達の可愛い日替わり画像【 マイケル 茶トラについて〜19お茶会 ネコナデ 】            



  【 3年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
       心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
   今日から読んで頂ける方の為にも
    少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.14−257》
  【普段は結構おしゃべりでも
   お相手の前では超寡黙】

 「先生 大変ですぅ
   って言うかぁ
    きのうの夜皆さんと一緒にご飯を食べてから
     わたしの結婚式のビデオと写真を
      見ていただきましたぁ

  わたし達の福島のお友達は
   「まるで映画スターみたいぃ〜」って
     褒めてくれたんですけどぉ
      アヤちゃんとユキちゃんのご両親は
       ちょっと涙ぐまれてたんですよぉ

  でぇ 何かまずいシーンがあったのかなと思って
   尋ねてみたんですよぉ
    そうしたら涙の理由はビデオとか
     写真が理由じゃなくって

  あの時 3.11でお家が流されてしまったり
   勤め先の会社が閉鎖されなければ
    アヤちゃんやユキちゃんだって
     ごく普通に花嫁衣装を着られたかもって
      思われたそうなんですぅ

  でも 現実はご両親のご自宅すら
   再建できてない状態だし
    せっかくアヤちゃんやユキちゃん達が
     アロマ医療の立派な資格を取っても
      『開校』できないままなんで
        それでちょっとぉ・・・」

  私もそばで見ててご両親のお気持ちが
   痛いほど感じられたわ
    あれから3年半も経ったのに
     何も状況は変わってないんですものね

  サラさんの叔母様だってアヤちゃん達を
   お預かりする決心をされて
    実の家族同様にアヤちゃん達の悩みを
     分かちあわれて
      同じように苦しまれてるのよ

  それだけじゃなくって
   アヤちゃん達と一緒に何度も被災地に足を運び
    何とかしてアヤちゃん達の希望を叶えようと
     こちらのボランティアの方達の協力を得て
      行政にも掛け合われたけど
       希望の場所には開校出来なかったのよね

  実は昨日
   私達が久し振りに福島にお邪魔出来たんで
    未来のアヤちゃん達の生徒さん達が
     わざわざ会いに来てくださったのよ

  未来の生徒さん達も同じようにビデオの中の
   アヤちゃん達の姿を見られて
    ご両親と同じように3.11のときを
     思い出されてたのかしらね
      やっぱりうっすらと涙ぐまれてたもの

  私達がどんなに言葉で表現したって
   実際に被災された方達は当時の恐怖感とか
    そのあとで襲った絶望感みたいなものは
     そう簡単には拭い去れないでしょうからね

 「先生 そうなんですよぉ
   わたし達も毎月11日になると
    簡単な気持ちで『月命日』とは
     言えないんですよぉ

  でも先生 わたし達は『ナース』ですからぁ
   毎日命の狭間に立ち会ってるじゃないですかぁ
    ちっとだけ偉そうなことを言っちまうと
     九死に一生を得た命ならば
      少しだけ気持ちのリセットをしてですよ
       いつまでも過去を振り返らないで
        一歩ずつでも前を・・・」

  あらあら 今日はまたどうしたのかしら
   あなた達も一歩前進したみたいね
    お互いに生きている以上は
     過去のことも大事だけど
      この先のことはもっと大事に
       考えていきたいわね

  そうそう 考えていきたいと言えば
   昨日あなた達なにか別のお話しでも
    盛り上がっていたでしょ
     今回はあなたの彼もこちらに同行してたから
      将来の子供のお話しでも皆さんと一緒に
       考えていたのかしら

 「先生 そうじゃないんですよぉ
   彼がまるで子供になっちまったんですよぉ
    だって彼のパソコンに『ラジコンカー?』の
     でっかいのが録画してあったんですよぉ

  だからまたおねだりかなって思ってたら
   『ラジコンカー』に人が乗ってたんですよぉ
     エェッ っと思って彼に聞いたら
      きのうから『フォーミュラーE』の
       レースが始まったらしいんですぅ」

  そう言えば福島に来る前に
   旦那様がそんなお話しをしてたけど
    確か第1回目は『北京』じゃなかったかしら
     確かに電動の『ラジコンカー』のような
      音がするんだそうよ
       走り出すとヒュルヒュルシャーってね

 「先生 よくご存じで
   どこかで見られたことがあるんですかぁ」

  だってまだ自宅のお隣に『教室』を建てる前は
   広い駐車場スペースがあったのよ
    その頃は『所さん』じゃないけど
     あなたの彼とヒュルヒュルやってたわよ

  『フォーミュラーE』は騒音も排気ガスもないから
    街中の狭いスペースでも出来るんだそうよ
     確かフランスはなかったけど
      『モンテカルロ』はあったと思うわ

 「先生 じゃあ今度フランスに行ったら
   『モンテカルロ』まで脚を伸ばしましょう」

  イヤよ こんなこと言うと申し訳ないけど
   個人的に『フォーミュラーE』は好きじゃないわ
    ヒュルヒュルシャーなんかじゃなくて
     耳をつんざくようなV8気筒が
      力一杯吠え立てて走りまくらなきゃ

 「先生 ダメだこりゃ
   華奢な見てくれから想像できないんですけどぉ
    女にしておくのはもったいないですぅ・・・」

  神様ぁ〜 フォーミュラはV8気筒の唸りが魅力なのよ
   電動では福島に元気が戻らないのと言ってね

  お願いねっ