神様ぁ〜！　天高く“ナース”肥ゆる秋真っ盛りよね　冬眠？する前にリキを貯えておいてと言ってね！！

　　【３年前の東日本大震災で被災された皆様には
　　
　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１４−３００》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　お相手の前では超寡黙】

　「先生　大変ですぅ
　　　きのうは福島のお婆ちゃん達のところで
　　　　妙に暖かかったんですけどぉ
　　　　　きょうはお家に帰ってきても
　　　　　　予想は25℃なんだそうですぅ

　　最低が9℃しかないんでぇ
　　　一日の寒暖の差が16℃にもなっちまいますよぉ
　　　　なんだか気持ち悪くて
　　　　　体がおかしくなってしまいそうですぅ」

　　そうなのよね
　　　先週の23日が二十四節気の
　　　　『霜降（そうこう）』と言われて
　　　　　　朝霜が見られる頃なんだけどね

　　でもこんなに日中の気温が上がると
　　　まだちょっとピィ〜ンとはこないわね
　　　　でもずいぶん日が短くなってきたと思わない
　　　　　それと福島からの帰り道でも
　　　　　　遠くのお山がずいぶん色付いてたのが
　　　　　　　見えたでしょ

　　もぉ次の二十四節気は『立冬』になるのよ
　　　あと二ヶ月もしたら今年も終わりね
　　　　あらいけない
　　　　　大事なことを忘れていたわ

　　先ほどあなた達が寒暖の差が大きくて
　　　体がおかしくなってしまうってお話ししてたけど
　　　　実はね　先週福島へ出掛ける前に
　　　　　いま保護しているネコちゃんを
　　　　　　いつもの獣医さんに預けてあるのよ

　「先生　その子ってこの間『和食屋』さんの前の
　　　公園で保護した子ですよねぇ
　　　　見た目は元気そうだったのに
　　　　　どうかしちゃったんですかぁ

　　それにいつもだったら　もぉとっくに
　　　どこかの『里親』さんのところに
　　　　行ってるはずなのに
　　　　　そう言えばなんか変ですよねぇ」

　　あなた達にもまだ詳しくはお話ししてなかったけど
　　　保護した当初はお腹が空いていただけで
　　　　たいしたケガもなくすぐ元気になってたのよ

　　でね　獣医さんから血液検査でも
　　　とくに異常は見られなかったんで
　　　　ワクチンの期間も終わったし
　　　　　『里親』さんに預けてもいいよって
　　　　　　　許可を頂いたんでヤレヤレと思ってたの

　　ボランティア仲間の方から
　　　そろそろ『里親』さんの情報が聞こえだしたら
　　　　左目に『涙』が出始めて
　　　　　左のお鼻から鼻水も出始めたのよ

　　獣医さんは直接の原因はまだ分からないけど
　　　『猫風邪』に似た症状でも
　　　　　お鼻と左目の間にグリグリが出来てるようで
　　　　　　腫れも気になるとかでちょっと心配なのよ

　「先生　じゃあその子は
　　　『FIV』の可能性もあるんですかぁ
　　　　　だったら『インターフェロン』と
　　　　　　『ステロイド』と『抗生物質』の投与だと

　　こんなこと言ってはいけないんですけど
　　　ものすごい治療費になっちまいますよぉ
　　　　それはどうされてるんですかぁ」

　　あぁ　私も獣医さんも
　　　ボランティアで保護活動をしているから
　　　　それは最初から覚悟の上よ
　　　　　なぁんて言うと格好がいいけど
　　　　　　私は旦那様にお任せしてあるのよ

　　本当のことを言うとね
　　　私と旦那様が保護した子達は
　　　　私達が責任を持つと言うことで
　　　　　治療費の実費負担を折半させて頂いてるのよ

　　まぁあなた達が心配するように
　　　かなりの負担にはなるけど
　　　　その原因を作ったのは
　　　　　どこかの心ない人間がしたことでしょ

　　もぉずいぶん長い間保護活動をさせて頂いて
　　　私の『教室』の近隣では
　　　　『ノラ』と呼ばれる子はいないはずなのよ

　　それにあなた達も知っているように
　　　ご近所には情報通のお婆ちゃん達の
　　　　ネットワークもあるでしょ

　　だからどこにどんなワンちゃんや
　　　ネコちゃんがいるかよくご存じで
　　　　万一お家を飛び出して迷っても
　　　　　保護さえされればお家に帰れるのよ

　　公園で保護した子は
　　　どの情報にも該当しなかったし
　　　　ご家族が探されてる様子も全くないんで
　　　　　きっと捨てられてしまったんでしょうね

　「先生　でも結果的にはよかったと思いますよぉ
　　　そんな無責任な飼い主とは縁が切れたし
　　　　先生や獣医さんに保護されれば
　　　　　まず元気にもどれますからぁ」

　　そうだといいんだけどね
　　　今日はお昼ご飯を食べたら
　　　　獣医さんのところへ様子を見に行ってくるわ
　　　　　あなた達はどうするの

　「先生　もちろん先生の大きなお尻に
　　　くっ付いていきますよぉ
　　　　その前にいつもの『和食屋』さんで
　　　　　『秋の味覚』を味わってリキを付けて
　　　　　　お見舞いにいきますぅ」

　　あなた達はそれ以上リキを付けなくてもいいわよ
　　　『天高くナース肥ゆる秋』を地でいってるから
　　　　　でもまぁいいわ
　　　　　　じゃああなた達のパワーを
　　　　　　　あの子にも分けてあげてね

　「先生　分かりましたぁ
　　　わたし達最強のナース軍団に
　　　　お任せくださいましぃ
　　　　　もぉランチの予約はしてありますぅ」

　　神様ぁ〜　天高く“ナース”肥ゆる秋真っ盛りよね
　　　冬眠？する前にリキを貯えておいてと言ってね

　　お願いねっ　　　　