神様ぁ〜！　明日のお昼のエアフラは揺らさないでね　ワインボトルがひっくり返ると大変と言ってね！！

　　【３年前の東日本大震災で被災された皆様には
　　
　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしてるんですけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしてるつもりなの
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまってたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１４−３２３》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　お相手の前では超寡黙】

　「先生　大変ですぅ
　　　きのうは大きなニュースが続いて
　　　　驚いちまいましたぁ
　　　　　なかでも『高倉健』さんの訃報は
　　　　　　メチャメチャ大きく
　　　　　　　報道されたみたいですよぉ

　　わたし達は夜お仕事だったんでぇ
　　　あとから彼に聞いたんですけどぉ
　　　　訃報の知らせは
　　　　　世界中を駆け巡ったみたいですよぉ

　　それと彼がお話ししてくれたのは
　　　総理大臣の『解散表明』よりも
　　　　各局が『高倉健』さんの訃報を
　　　　　大きく取り上げてた気がしたそうですぅ」

　　私も夜のニュースは見ていたんだけど
　　　あなた達に言われてみると
　　　　そうだったかも知れないわね
　　　　　さすがに『国営放送』は解散表明に
　　　　　　多少時間を割いてたみたいだけど
　　　　　　　開口一番は『高倉健』さんの
　　　　　　　　関連だったような気がするわ

　　だってサラさんからもメールを頂いたんで
　　　驚いていたところなのよ
　　　　実は私もね
　　　　　1975年くらいまでのいわゆる『任侠映画』は
　　　　　　あまり興味を持たなかったんだけど

　　1977年頃からの『八甲田山』とか
　　　『幸福の黄色いハンカチ』からは
　　　　『高倉健』さんの寡黙な一種独特の雰囲気が
　　　　　　輝きだしたと思うのよ
　　　　　　　もちろん賞もたくさん取られたのよ

　「先生　わたし達も『幸福の黄色いハンカチ』は
　　　見たことがありますよぉ
　　　　あの人が『網走番外地』をやってたとは
　　　　　知らなかったんですけどぉ・・・」

　　あらあら　『幸福の黄色いハンカチ』は
　　　今から37年も前のものよ
　　　　あなた達が生まれる遙か前なのに
　　　　　どうして知ってるのかしら

　　私はね　記憶が間違っているかも知れないけど
　　『Pete Hamill（ピート・ハミル）』って言う
　　　　アメリカのジャーナリストが
　　　　　ニューヨークポストに『Going Home』と言う
　　　　　　コラムを書いていてそれが原作だと聞いて
　　　　　　　見る気になったのよ

　　アメリカでは昔
　　　夫や恋人の帰還を祈って黄色い布を巻くって言う
　　　　風習があったみたいで
　　　　　これまたちょっと古い映画なんだけど

　　『ジョン・ウェイン』の『黄色いリボン』って言う
　　　　西部劇があってね
　　　　　確か1949年くらいだったと思うけど
　　　　　　なんだか知らないけど
　　　　　　　『黄色いなんとか』に興味を持っていたのよ

　「先生　またきょうも『映画のお話し』のスイッチが
　　　入ったみたいなんですけどぉ
　　　　そうやってどんどん時代をさかのぼっていくと
　　　　　また先生のお歳はいくつなんですかって
　　　　　　聞かれちまいますよぉ」

　　アハハハハハッ　大丈夫よ
　　　若い女性に歳を聞くもんじゃないってのは
　　　　昔からの常識よ
　　　　　だからだれにも聞かれたことはないわよ

　「先生　いまちょっと『若い』ってとこに
　　　引っ掛かっちまったんですけどぉ
　　　　皆さんに冗談で先生のホントの歳を
　　　　　お話ししちまったことがあるんですけどぉ
　　　　　　だれも本気にされなかったんですよぉ

　　とくに先生の映画のお話しは
　　　わたし達の生まれる前のお話しばかり
　　　　なんですけどぉ
　　　　　わたし達でさえマジで先生が
　　　　　　リアルタイムで見られたんじゃないかって
　　　　　　　思うときがありますぅ」

　　まぁね　何でもそうだけど
　　　好きこそなんとかと言ってね
　　　　一度見たり聞いたりしたことは
　　　　　けっこう忘れないでいられるものなのよ

　　とくに先ほどお話しした
　　　『幸福の黄色いハンカチ』みたいにね
　　　　　ほかの事柄と関連付けて覚えていると
　　　　　　よけいに忘れにくいものなのよ

　「先生　それはそうとあしたはもう20日ですよぉ
　　　でぇ　あしたの授業の予定なんですけどぉ
　　　　午前中の『初級コース』は予定通りで
　　　　　午後からの『中級』と『上級』の希望者は
　　　　　　『和食屋』さんでサラさん達をお迎えする
　　　　　　　　予定になってますぅ

　　ところがですよぉ
　　　希望者を確認したら『初級コース』も」
　　　　『中級』と『上級』も全員が
　　　　　　参加希望なんですぅ

　　『初級コース』の生徒さん達は授業が終わったら
　　　　軽く『ランチ』を済ませてって思ったら
　　　　　なにがなにが　『中級』と『上級』も
　　　　　　お昼前には集合して
　　　　　　　一緒に『ランチ』するみたいですぅ」

　　あなた達の仲間も後輩の『ナース』達も
　　　『ボジョレーヌーボ』には目がないのね　
　　　　　去年はちょっと不作な地域も
　　　　　　あったみたいだけど
　　　　　　　今年はとってもいい出来なんだそうよ

　　じゃあ　今日はあしたの授業の分まで
　　　気合いを入れて頑張りましょ
　　　　今日の夕方にはサラさん達も
　　　　　『雲の上の人』になるわよ

　「先生　あしたがメチャメチャ楽しみですぅ
　　　神様にサラさん達が乗った飛行機を
　　　　揺らさないようにお祈りしておきますぅ」

　　神様ぁ〜　明日のお昼のエアフラは揺らさないでね
　　　ワインボトルがひっくり返ると大変と言ってね

　　お願いねっ　　　　