神様ぁ〜! 私をこの“娘達”からお守りください 今にも倒れそうな私をしっかり守ってくださいね!!

   お知らせ【インフォ・アヴェニュー情報街】を開設しました!


   【 昨年3月の地震で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】

 
  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.10−3》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 今朝はお餅を食べ過ぎて
    お腹が苦しいですぅ
   最初は1つだけと思っていたんですけどぉ
    やっぱりお正月はお餅を食べないと
     力が出ないと思ってぇ
      5つも食べましたぁ」

   あらあら 今日も真面目に
    教室に現れたと思ったら
     やっぱり食べ物のお話しから
      始まったわね
   このままじゃ『認定試験』を受ける前に
    お腹がパンクしちゃうわよ
   じゃああなた達に
    ダイエットのお話しをしましょうか

  「先生 わたし達
    お餅を見るのが怖いですぅ
   お雑煮にしても焼き餅にしても
    どんどんお腹の中に入っていきますぅ
     どうしたらいいんですかぁ」

   お餅が怖いって
    落語みたいな事を言っているわね
   それじゃあまた婆やからの受け売りだけど
    お正月の『鏡餅』のお話しをしましょうか

   婆やの時代はね
   『鏡餅』は神様へのお供えではなくて
     神様そのものだったのよ
   だから床の間には一家の守り神として
    大きな『鏡餅』を飾り
   台所には火の神様と水の神様として
    小さな『鏡餅』をそれぞれ飾って
   トイレにも健康?の神様として
    小さな『鏡餅』を飾って拝んだみたいよ

   私が子供の頃はどうしてって
    婆やに聞いたことがあるんだけど
   「何処にでも神様がいらして
     あなたを見守っているのよ」って
      諭してくれたけど
   民俗学者吉野裕子さんの著書を読んで
    婆やが言っていたことが
     少し分かった気がしたの

   古代では洋の東西に関わらず
   『ヘビ信仰』と言うものがあって
     ヘビさんが脱皮しながら成長する
      飛び抜けた生命力とか
   数十時間に及ぶ繁殖力に『畏怖の念』を抱いて・・・
   『畏怖の念』と言うのは恐怖心を超越して
     尊敬し崇拝する意味なんだけどね
   だからヘビさんを神様の使いではなくて
    神様そのものとして崇拝したのね

   古代ではヘビさんを『カカ』と言ったらしくて
    中国から伝わった鏡を『カカの目』から『カガミ』
   田んぼに立っている『カカ子』も
    田んぼを病虫害から守ってくれる神様なのよ
   だから古代ではヘビさんがとぐろを巻いた形を
    穀物で表して『鏡餅』を作り
   ヘビさんの『卵』に似せた小さな丸いお餅を食べて
    神通力にあやかろうとしたみたいよ
   今でも田舎の方では
    細くしたお餅をくるくる巻いて
     そのまんまの『鏡餅』を作る処もあるそうよ

   そうそう ヘビさんは交尾する時に
    数十時間も絡み合っている姿を模して
    『しめ縄』が作られたみたいね
   それから婆やがヘビの脱ぎ殻を
    財布の中に入れておくと
     お金に苦労しないとも言っていたわ

  「先生 とっても勉強になりましたぁ
   今朝はヘビさんの『卵』を
    5つも食べましたからぁ
     だから元気モリモリですぅ」

   ダメだわこりゃあ
    お話しする人を間違えてしまったわ
   これじゃあこの辺りのヘビさんを
    この子達に食べ尽くされてしまいそうね
     とてもダイエットどころじゃ
      なくなっちゃったわ

   神様ぁ〜 私をこの“娘達”からお守りください
    今にも倒れそうな私をしっかり守ってくださいね

   お願いねっ