神様ぁ〜! 私にもしもの事があっても 絶対にこの“娘達”は付いて来させないでくださいね!!

   お知らせ【インフォ・アヴェニュー情報街】を開設しました!


   【 昨年3月の地震で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】


  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.10−6》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 目が真っ赤ですけどぉ
    どうかされたんですかぁ
   きのうはぜんぜんそんな風じゃ
    なかったと思うんですけどぉ
     なんだか心配ですぅ」

   今日はごめんなさいね
    こんな顔をしていて
     あなた達にも心配をさせてしまったわね
   実はね
    昨夜遅くに知り合いの方が
     亡くなったって知らせが入ったの
   それもつい先日
    ちょうど私達が『忘年会』をしていた頃
   大昔からお友達だった奥さんが亡くなって
    やっと落ち着いたかと思ったら
   今度はご主人が亡くなったって言う
    知らせだったの

   奥さんの時はとてもあなた達に
    言える状態ではなかったけど
   お友達と言ってもずいぶん年上で
    良く可愛がって頂いてたの
   体調を崩されていたと聞いてはいたけど
    やはり亡くなった時は悲しかったわ
   でもね
    きのうのご主人は『後追い』みたいだって
     聞いた途端に
      一気に悲しみがこみ上げてきたのよ

   歳を取られてからも
    本当に仲の良いご夫婦だったわ
   私達には分からないけど
    最後はずいぶん奥さんを
     看病されたみたいね
   彼も知っている方だから
    一緒に号泣していたけど

   彼もあとで言っていたけど
    男なんてどんなに豪快な人でも
   連れ合いを失うと
    本当に弱いものなんだって
   自分ももしその立場になったら
    踏み留まれる自信がないって言ってたわ
   愛情って時として残酷になるのよね
    誰もそれを責められないけどね

   私も帰り道考えたんだけど
    もし彼を失ったら
   一人で生きていく自信はないものね
    少しでも早く彼の元に行きたいわ

  「先生 それは困りますぅ
    わたし達まだ成長できていませぇ〜ん
   先生がいなくなったら
    わたし達も一緒に付いていきますぅ」

   イヤよ
    絶対にイヤ
   あなた達と心中だなんて
    絶対にお断りよ
   もしそうなったらあなた達に邪魔されずに
    彼と二人でずうっと一緒にいたいの

   神様ぁ〜 私にもしもの事があっても
    絶対にこの“娘達”は付いて来させないでくださいね

   お願いねっ