神様ぁ〜！　天真爛漫なこの“娘達”が　『変身』しない様に見張っていてくださいね！！

　　　【昨年３月の地震で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１０−１６》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　きのう帰り際にお婆ちゃん達に
　　　　もう少ししたら『フランス人形』が
　　　　　遊びに来るかも知れないよって言ったらぁ
　　　少しの間キョトンとしていたんですけどぉ
　　　「それは楽しみだねぇ
　　　　　それまで長生きしないといけないね
　　　　あなた達はいつも私達年寄りのために
　　　　　色々してくださるので
　　　　　　感謝していますよ」って言ってましたぁ

　　　謝らないといけない事が
　　　　あるんですけどぉ
　　　アヤちゃんとユキちゃん達が
　　　　参加してくれるまでは
　　　　　お婆ちゃん達が話していることが
　　　　　　東北弁の訛りが強くて
　　　　　　　分からないことがよくあったんですぅ

　　　でも最近は２人が
　　　　『同時通訳』をしてくれているんでぇ
　　　　　とっても助かってますぅ
　　　さっきのお婆ちゃん達の言葉も
　　　　『同時通訳』してもらってますぅ
　　　　　そのままだと何が何やらさっぱりでぇ
　　　ただ聞いているだけだと
　　　　時々フランス語みたいな
　　　　　イントネーションがありますぅ」

　　　それは良かったわね
　　　　私だって最初は何を言ってみえるのか
　　　　　さっぱりの時があったわ
　　　でもずうっとお婆ちゃん達に接していると
　　　　『語感』で意味が分かってくるのよね
　　　だから日本語だってフランス語だって
　　　　それに生粋の東北弁だって
　　　　　お互いに一生懸命分かり合おうとして
　　　　　　話し合っていれば
　　　　　　　自ずと気持ちは通じると思うわ
　　　お相手の前では超寡黙なあなた達だって
　　　　何も言わなくたって
　　　　　気持ちは通じる様になったでしょ

　　「ぐふふふふふっ
　　　　先生　最初は本当に
　　　　　何もしゃべれなかったんですけどぉ
　　　「僕には何でも言ってごらん
　　　　　その方が君らしいんじゃないかな」って
　　　　　　優しく言ってくれたんでぇ
　　　最近では彼が一言言う前に
　　　　私が十言くらいしゃべってますぅ」

　　　あらまぁ
　　　　それは彼の完全な『失言』だったわね
　　　あなた達を解放してしまったら
　　　　その恐ろしさを知らなかったようね
　　　でも彼らしいわ
　　　　優しい方で良かったわね
　　　　　この先『猛獣使い』になれるかどうか
　　　　　　少し心配だけどね

　　「先生　『猛獣』って誰のことですかぁ
　　　　彼はいつも「君は天使のように
　　　　　『天真爛漫』で可愛いよ」って
　　　　　　言ってくれてるんですぅ
　　　お仕事も『ナース･エンジェル』だしぃ
　　　　どちらをとっても『天使』だねって
　　　　　言ってくれるんですよぉ〜」

　　　そうね『天真爛漫』だけは
　　　　当たっているかもね
　　　でも肝心なところは『恋は盲目』で
　　　　見えなくなっているかも知れないわね
　　　『天使の皮を被った
　　　　　オオカミより恐ろしい猛獣』をね

　　　神様ぁ〜　天真爛漫なこの“娘達”が
　　　　『変身』しない様に見張っていてくださいね

　　　お願いねっ