神様ぁ〜！　彼女達もご夫婦もとってもいい人ばかりよ　神様も『提灯持ち』になって見守っていてね！！

　　　【昨年３月の地震で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１０−２４》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　ところでアヤちゃん達は
　　　　いつ『アロマ・アドバイザー』の
　　　　　試験を受けるんですかぁ」

　　　彼女達ならアドバイザー･コースの講習は
　　　　とっくに終わっているから
　　　　　本来ならいつでも受けられるわよ
　　　でもアヤちゃんもユキちゃんも
　　　　仮設住宅にいるご両親のことが心配でね
　　　自分達が安易な気持ちでいてはいけないって
　　　　ちょっとナイーブになっているみたいなの

　　　いまの下宿先のご夫婦もね
　　　　最近ちょっとそれが心配になって
　　　　　相談にみえたことがあるのよ
　　　アロマのお勉強については
　　　“アロマ・アヴェニュー”の奨学生にしてあるから
　　　　　今は学費の心配はないし
　　　衣食住だってご夫婦が実の子供として
　　　　不自由なくしてくださっているでしょ

　　　でもね彼女達はとってもいい子だから
　　　　それ故に今の環境に甘えないで
　　　　　とにかく自力の道を考えているみたいなの
　　　あなた達はもう仕事に就いてから
　　　　アロマのお勉強を始めたし
　　　持ち前の『天真爛漫』な性格で
　　　　それほど深刻に
　　　　　考えていなかったかも知れないけどね

　　「先生　それで分かりましたぁ
　　　　少し前にアヤちゃん達の下宿に
　　　　　遊びに行ったんですけどぉ
　　　その時彼女達がいなくて
　　　　お婆ちゃんがちょっと涙目で
　　　　　話してくれたことがあるんですぅ

　　　お婆ちゃんが「無理してバイトなんかしなくても
　　　　あなた達はアロマのお勉強だけしてくれれば
　　　　　わたし達はとっても幸せよ
　　　　　　だってあなた達は
　　　　　　　私の実の娘と同じなのよ」って
　　　言ったみたいなんですけどぉ
　　　「やっぱり私達には甘えられないのかねぇ」って
　　　　　寂しそうに言ってましたぁ

　　　そうだったの
　　　　人の心ってほんの少しでも擦れ違い出すと
　　　　　離れ易くなってしまうものなのよ
　　　あなた達にお願いがあるの
　　　　自立心旺盛の彼女達も
　　　　　人情豊かなご夫婦達も
　　　　　　誰も間違ったことはしていないのよ
　　　だからあなた達がいつも傍にいて
　　　　お互いの心の隙間を埋めていてあげてね
　　　私の言っている『意味』は分かるでしょ

　　「先生　そう言うことなら任せてくださぁい
　　　　昔から『提灯持ち』は得意でしたからぁ
　　　アヤちゃん達の自立心は傷つけず
　　　　お婆ちゃん達の人情も大事にして
　　　　　うまくいく様にやってみまぁす」

　　　あなた達にしては古い言葉を知っているのね
　　　　最近は『提灯持ち』なんて言葉は
　　　　　あまり聞かなくなったけど
　　　あなた達の『天真爛漫』さで
　　　　お互いの心を和ませてあげてね

　　　神様ぁ〜　彼女達もご夫婦もとってもいい人ばかりよ
　　　　神様も『提灯持ち』になって見守っていてね

　　　お願いよっ