神様ぁ〜！　私達は自然溢れる日本が大好きです　だから特に『日本担当の神様』は頑張ってくださいね！！

　　　【昨年３月の地震で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１０−３６》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　さすがに『立春』を過ぎたら
　　　　今朝は日差しが暖かく感じられましたぁ
　　　でもまた強い寒気が入ってくるって
　　　　天気予報が言ってましたからぁ
　　　　　また寒くなるのはイヤですぅ
　　　お婆ちゃんが「そりゃ『三寒四温』だよ」って
　　　　言ってましたけどぉ
　　　　　どういう意味なんですかぁ」

　　　そう言えば最近あまり『三寒四温』って
　　　　聞かなくなってしまったわね
　　　本来の意味は中国大陸とか朝鮮半島の
　　　　冬の気候を表した言葉で
　　　３日寒い日が続くと
　　　　次の４日は暖かくなるってことよ
　　　でも３日は高気圧で天気がいいけど
　　　　４日は暖かくても低気圧のせいで
　　　　　天気はハッキリしないってことなのよ
　　　だから７日周期で高気圧と低気圧が入れ替わるのを
　　　　言い表した言葉ね

　　　でも日本ではこの『三寒四温』って言うのは
　　　　本当はあまり当てはまらないって聞いたわ
　　　たまにテレビなんかのニュースで
　　　　３日寒い日が続くと
　　　　　次の４日は暖かくなって
　　　　　　だんだん春が近付いてきますよって
　　　　　　　言う意味で使われているみたいね

　　　あなた達は川端康成の
　　　　『舞姫』って読んだことあるかしら
　　　この一節の中にも
　　　　『三寒四温』って言葉が使われているし
　　　日本人的にはこちらの意味が
　　　　なじみ深いんじゃないかしらね

　　「先生　よく分かりましたぁ
　　　　これも婆やの受け売りですかぁ
　　　ひょっとしたらあのお婆ちゃんも
　　　　川端康成を読んでいたのかも知れませぇ〜ん」

　　　それは分からないけど
　　　　昔の人達はそうして春を
　　　　　待ち焦がれていたんじゃないかしらね
　　　そう言えばサラさんから
　　　　メールが入っていたんだけど
　　　　　今パリはとっても寒いらしいわ
　　　２月に入ってここの処
　　　　日本で言う『真冬日』が続いているんだって
　　　　　ひょっとしたらこちらの福島より
　　　　　　寒いかも知れないわね
　　　外にいるよりも冷蔵庫の中の方が
　　　　よほど暖かいって言ってたわ　

　　　サラさんもわたし達も
　　　　四季のある国に住んでいる人しか
　　　　　分からないだろうけど
　　　寒い冬のあとで暖かい春を迎える気持ちって
　　　　私は好きよ
　　　もっとも極端な寒さで
　　　　被害が出ると困るけどね

　　　この間話しをした『二十四節気』では
　　　　『立春』の次は雪や氷が溶け出す『雨水』
　　　春本番の『春分』の前には
　　　　冬眠していた虫さん達が起き出す『啓蟄』
　　　こうしてみると日本って本当にいい国よね
　　　　だから私は大好きなの
　　　日本を食い物にしている政治家さえ居なければ
　　　　もっと好きになれるのにね

　　　神様ぁ〜　私達は自然溢れる日本が大好きです
　　　　だから特に『日本担当の神様』は頑張ってくださいね

　　　お願いねっ　　　