神様ぁ〜！ 私って幾つくらいに見えますか？ この“娘達”と変わらないって言ってくださいね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−４６》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 昨日はチョコレートを食べ過ぎて
気持ち悪くなってしまいましたぁ
その前の日は彼に
『手作りチョコレート』を作っていて
余った材料はもったいないから
全部お腹の中に入ってしまいましたしぃ
昨日は彼が職場でもらってきた
『義理チョコ』とかぁ
中には『本命チョコ』が混ざっていたかも
知れませんけどぉ
彼に悪い虫が付くといけないと思ってぇ
私が全部食べてしまいましたぁ」
それは大変だったわね
女心と言うか
はたまた女の執念というか
ちょっと恐ろしさを感じるわ
それじゃあ あなた達
今日はチョコレートなんて
もう見たくもないでしょ
実はね 昨日『エアフラ』のガヴィさんから
美味しそうなフランスの
チョコレートを頂いたのよ
一緒に付いていた手紙には
“アロマ・アヴェニュー”の皆さんで
どうぞって書いてあったわ
この間お話ししたように
フランスではこんな習慣がないけど
ガヴィさんは結構日本に来て長いから
日本の習慣を楽しんでいるみたいよ
困ったわねせっかく頂いたのに
私一人ではとても食べきれそうにないわ
「先生 ちょっと待ってくださぁ〜い
さっきわたし達は
気持ち悪いとは言いましたけどぉ
ガヴィさんのチョコレートを
食べられないとは言ってませぇ〜ん
それよりも愛する旦那様からは
『真っ赤なバラの花束』は届いたんですかぁ」
ぐふふふふふふっ
もちろん届いているわよ
今年は手渡しでもらえなかったけど
お花屋さんが届けてくださったわ
今教室に飾ってあるのがそれよ
でも普段ならバラのいい香りが
教室中に漂うんだけど
あなた達のチョコレート作りで
今日になっても強烈な香りが残っていて
せっかくのバラの香りがちっともしないわ
それにあなた達がちょっと歩くだけで
チョコレートの香りが増す気がするわ
「先生 いつも羨ましいですぅ
それに結婚する前でも嬉しいのに
今でも変わらないなんて
それがもっと羨ましいですぅ」
あなた達だって未来の旦那様と
二人だけの世界を作ればいじゃないの
それとあなた達の言い方を聞いていると
私がもの凄い歳を取った
お婆ちゃんに聞こえてしまうじゃない
あなた達と中身は
それほど違わないんだからね
そのうちあなた達に
抜かされてしまうかも知れないでしょ
神様ぁ〜 私って幾つくらいに見えますか
この“娘達”と変わらないって言ってくださいね
お願いねっ
