神様ぁ〜！　この“娘達”を誇りに思いますよ　みんなが幸せになる様に見守ってくださいね！！

　　　【昨年３月の地震で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１０−４７》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　もう２月も
　　　　半分過ぎてしまいましたぁ
　　　来月は『認定試験』だと思うと
　　　　なんだかドキドキしちゃいますぅ
　　　ところで先生
　　　　来月になると直ぐ
　　　　　『桃の節句』なんですけどぉ
　　　『おひな様』っていつ飾ればいいんですかぁ

　　　この間被災地で仲良くなったお婆ちゃんから
　　　　孫に買ってあげた『おひな様』も
　　　　　全部流されてしまったって聞いたんでぇ
　　　私のおひな様で良ければ
　　　　持って行って
　　　　　飾ってあげようかなぁと思って」

　　　うわぁ〜　今日は難しい問題を
　　　　持って来たわねぇ
　　　こればっかりはいつもの婆やの
　　　　知恵袋だけでは片付けられないわ

　　「先生　何がそんなに難しいんですかぁ
　　　　ボランティアの荷物に
　　　　　邪魔になってしまうからですかぁ」

　　　そうじゃなくてね
　　　　いつ飾ればいいんですかって質問には
　　　　　割と簡単に答えられるけど・・・

　　　いいわ　順番に説明するとね
　　　　飾る時期は『立春』から
　　　　　２月の中旬頃までがいいとされているわ
　　　でも私の婆やが飾ってくれたのは
　　　　『立春』の次の『雨水』の日よ
　　　今年だと２月１９なんだけど
　　　『雨水』はこの間説明した通り
　　　　　雪や氷が溶け出して水となって流れ出す頃
　　　で　この水にまつわる神様が
　　　『罔象女神』（みずはのめのかみ）と言って
　　　　　麗しい乙女の姿をした女神様なんだって
　　　この女神様は水にまつわる事から
　　　　井戸神との連想から女性を守る神様
　　　　　子供たちを守る神様とか
　　　　　　子授け・安産の神様となったみたいね
　　　だからこの『雨水』の日に
　　　　飾るようになったって言ってたわ
　　　　　ああ　ここまででも長いでしょ

　　　次に引っ掛かるのはあなたの『おひな様』は
　　　　あなた自身の『守護神』として
　　　　　親御さんが贈られたものだから
　　　　　　単なる飾り物ではないのよ
　　　もうあなた達の歳では『おひな様』への
　　　　執着は薄れているかも知れないけど
　　　　　あなた達の子供に受け継ぐのは賛成できるけど
　　　　　　私は形だけではないと思うのよ

　　　あなた達の優しい気持ちはよく分かるけど
　　　　『おひな様』を次の世代に伝えるのなら
　　　小さなおひな様でもいいから
　　　　本当に孫娘さんの『守護神』として
　　　　　差し上げられるものを準備したらどうかしら

　　　そこまでは良かったにしても
　　　　いまの仮設住宅の環境では
　　　あとでしまっておく処も考えて差し上げないと
　　　　かえってご迷惑になってしまうかも知れないわ
　　　　　あなた達の優しい気持ちは
　　　　　　本当に感謝しているけどね

　　「先生　わたし達はそこまで深く
　　　　考えていませんでしたぁ
　　　今週末行った時に飾れば
　　　　ちょうど良いかなって単純に思ってましたぁ
　　　『おひな様』には両親の思いが
　　　　それほど深く込められていたとは
　　　　　正直言って考えていませんでしたぁ
　　　　　　これからは考えをあらためて感謝しますぅ」

　　　あなた達の優しい気持ちと
　　　　そう言う感謝の気持ちも私は好きよ

　　　神様ぁ〜　この“娘達”を誇りに思いますよ
　　　　みんなが幸せになる様に見守ってくださいね

　　　お願いねっ