神様ぁ〜！ 私の『遺志』はまだ有りませんからね この“小悪魔”達に違いを教えてあげてくださいね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−４９》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 今日はメッチャ寒いですぅ
日差しはあるんですけどぉ
吐く息もカチンカチンですぅ
今日はこちらのお母さんとチビちゃん達を集めて
『アロマのプチ教室』と
簡単な『おひな様』作りをする予定ですぅ
本当は私の『おひな様』を持って来てって
思ってたんですけどぉ
先生のお話を聞いて考え直しましたぁ
ここに来るまでにナース仲間に声をかけてぇ
小さなお子さんたちでも
自分で『おひな様』を作れるように
色々な材料を集めてきましたぁ」
それはいい考えだと思うわよ
お母さん達にも
『アロマのプチ教室』が終わったら
子供さん達と一緒に『おひな様』を作って頂いたら
きっといい思い出になると思うわ
私は物質欲を否定する訳ではないけど
今は精神的なフォローが
一番大事だと思っているの
いつも言うけど私が育った頃は
子供は大家族の中にいられたから
何だかんだと自然の内に
色々な事を教えられていたのよ
私が得意の『婆やの知恵袋』も
今でも鮮明に覚えているから
あなた達にお話しできるのよ
でも今はお父さんが働きに出てしまったら
一番長く一緒にいられるのは
お母さんだけでしょ
そのお母さんだってあなた達と同じで
あまりお年寄りと一緒に生活していなかったら
子供に伝えられる事も少ないと思うわ
「先生 そう言えばお願いするのを
すっかり忘れていましたぁ
いま先生のお話を聞いて思いだしたんですけどぉ
病院の仲間達が
先生の『婆やの知恵袋』だけを
どこかでまとめて頂けませんかって
頼まれていましたぁ
ブログでわたし達の失敗談も面白いけど
先生が物知りの種にしている
『婆やの知恵袋』も
とっても興味深いって言ってましたぁ」
誠に申し訳ないけど
いままで私が何処で何をお話ししてきたのか
余りよく覚えていないのよ
あなた達とお話ししている内に
時々ポワァ〜ンと『婆やの知恵袋』が
浮かび上がってくるのよ
とても自分でも不思議なんだけど
特に子供の頃聞いた話はよく覚えているのよね
たぶんそれを聞いた当時は
何の事やら分からない事も
結構あったと思うけど
ずいぶん後になって
自分がそんなシチュエーションになった時
フッとそれが浮かんできて
多少は知恵も付いているから
こんな時の事を婆やは言っていたんだぁと思うと
またより鮮明に自分の知識として残るのよ
だからあなた達も
私から聞いた『婆やの知恵袋』の話しは
あなた達自身の言葉で
次の世代の人に伝えて欲しいの
信じる 信じないとか
正しい 間違っているとかではなくて
判断するのは個人個人であっていい訳だから
少なくとも私の代まで伝えられてきた事は
あなた達が受け継いでくれたら嬉しいわ
私が『古事記』や『日本書紀』の
出典のお話をしたって
本当の事は『タイムマシン』か何かが
出来る頃にならないと
本当の事は誰にも分からないと思うしね
「先生 安心してくださぁ〜い
先生の『遺志』はわたし達が必ず受け継いで
わたし達の子供に伝えていきまぁ〜す」
ちょっと待ったぁ
とんでもない日本語の間違いをしているわ
私まだ死んでいませんからね
せめて『意思』か
『意志』にしておいて欲しいわ
神様ぁ〜 私の『遺志』はまだ有りませんからね
この“小悪魔”達に違いを教えてあげてくださいね
お願いねっ
