神様ぁ〜！　私は今日も脱線しています　でも大事なお話だから神様も聞いていて下さいね！！

　　　【昨年３月の地震で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１０−５２》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　昨日わたし達の職場で
　　　『花粉症』の話しをしていたんですけどぉ
　　　まだ若い子達でも子供の頃には
　　　　あんまり『花粉症』って
　　　　　言われた記憶がないって言ってましたぁ
　　　最近何でこんなに『花粉症』『花粉症』って
　　　　騒がれるようになってしまったんですかぁ」

　　　ううん　今日は難しいお話から
　　　　あなた達に脱線させられそうね
　　　でも知っておいて損はないから
　　　　私の知る限りのお話をするわね
　　　但し私はこの手のお医者さんではないし
　　　　私がフランスでお勉強した範囲でのお話よ

　　　いま『花粉症』と言われる症状は
　　　　太古の昔からあったと思うのよ
　　　でも何百年も前では『花粉』を観察する
　　　　優秀な顕微鏡もなかっただろうし
　　　　　その記録だって曖昧だから
　　　　　　ハッキリした事は分からないわ

　　　私が『花粉症』のルーツとして教えられたのは
　　　　２００年ほど前にイギリスの医師が
　　　『Hay fever 』（Hayは干し草　 feverは発熱）を
　　　　唱え始めた処から始まるの
　　　牧草の干し草に触れていると夏風邪に似た
　　　　鼻水やぜん息症状や涙目に悩まされたそうよ
　　　　　この頃日本では『枯草熱』と呼ばれたみたい

　　　その後１４０年ほど前にアメリカで
　　　　『hogweed』（hogブタ　weedクサ）の
　　　花粉による同じ様な症状が多発した事から
　　　　『Pollinosis』（語源はpollen花粉で花粉症）
　　　　　と呼ばれる様になったみたい
　　　何れの原因も『花粉』が犯人と分かってきたけど
　　　　『Hay fever 』が定着しているみたいよ

　　　日本にも明治の頃『ブタクサ』が入ってきて
　　　　道端や河川敷なんかに大量発生したことから
　　　『花粉症』と言えば『ブタクサ』が原因と
　　　　言われていたみたい
　　　日本でも研究が進んで６０年代になると
　　　　これに加えて『カモガヤ』『スギ』『ヨモギ』
　　　　　も原因として挙げられるようになったの
　　　この頃から『花粉症』と言う名前が
　　　　定着しだしたと聞いているわ

　　　それから７０年代から８０年代かけて
　　　　『スギ花粉』の大量飛散の時期があって
　　　マスコミでも盛んに取り上げられた事から
　　　　当時の社会問題になったことは
　　　　　私も具体的に記憶しているわ
　　　だから古くからあると言えばあるし
　　　　本当に原因が把握されたのは
　　　　　ほんの最近だとも言えるわね
　　　こんな飛ばし飛ばしの説明で
　　　　あなた達分かったかしらね

　　「先生　なんとなくルーツは
　　　　以前よりも分かった気がしますぅ
　　　でも『花粉症』を直すお薬がないんで
　　　　困ってしまいますぅ」

　　　そうなのよね
　　　　医学が進んで原因が
　　　　　ハッキリ特定できたとしても
　　　元はアレルギー症状の１つだから
　　　　今のところ根本的に直すのは難しいわね

　　　一般的にはアレルゲン免疫療法（減感作療法）が
　　　　『根治療法』として知られているけど
　　　　　人によっては副作用が心配だったり
　　　　　　とても根気と時間が掛かるから大変よね
　　　最近では私達がお勉強しているアロマが
　　　　人に優しい『対症療法』として
　　　　　認められてきたわ

　　　あらいけない
　　　　お話が長くなってしまったから
　　　　　ハーブティでも飲んで一息入れましょ
　　　　　　お話の続きはそのあとでね

　　　神様ぁ〜　私は今日も脱線しています
　　　　でも大事なお話だから神様も聞いていて下さいね

　　　お願いねっ　　　