神様ぁ〜！ 『殺処分』なんて言葉はいらないわ 早くその言葉はこの世から消し去ってくださいね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−５８》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 実はきのうお婆ちゃんたちから
聞かれたことがあるんですぅ
「あなた達の先生は猫がとっても好きみたいだけど
どのくらい飼って見えるの」って聞かれたんでぇ
いつもは『ジャイロ君』以外に
『ポン太』と『メイ』が家族としているけどぉ
そのほかに里親が見つかるまで保護している子が
入れ替わりで２〜３人はいますよぉって
本当のこと言ってしまいましたぁ
そうしたらお婆ちゃん達はちょっとビックリした顔で
「先生のお宅だから由緒ある
高級な猫さん達ばかりだと思っていたよ」って
言われたんでぇ
先生もそうなんですけどぉ
特に動物好きなご主人が若い頃から
個人で保護活動をされていたんでぇ
今は先生のお仕事のことを考えて
猫さん達の保護をされているんですよって
お話しましたらぁ
「あなた達もいい先生の処について良かったね
口では言っても何十年もそんなこと続けるのは
そりゃあ大変なことなんだよ
あなた達も見習うといいよ」って言われましたぁ
私の旦那様は誰に言うでもなく
以前住んでいた所でも猫さん達が住む環境が悪過ぎて
見るに見かねて始めたそうよ
聞いた話では公園でいじめている子供達しかり
新しく建ったマンションの管理人が
猫が駐車場を汚すって住民から苦情が出たので
わざわざ罠を仕掛けて『殺処分』したり
一見綺麗な街に思えたけど住んでる人達の心は
限りなく寒かったって嘆いていたわ
悲しい話しだけど最近ノラのワンちゃんは
一時的な『迷い犬』以外ほとんど見なくなったでしょ
これもね よくよく事情を聞いてみると
何も関わりないのにちょっとノラちゃんが
歩いているのを見かけただけで
即座に保健所に通報するんだって
幸いとは言えないけど猫ちゃん達は
今は保健所に捕獲されないでしょ
でもそれを知ってかどうか分からないけど
さっきのマンションの管理人みたいに
自分達で勝手に『殺処分』する人がいるそうよ
だから私の旦那様はお互いに言い分はあろうが
訳の分からない人達と無駄な喧嘩をしていても
何の解決にもならないから
人知れず保護を始めたって訳よ
幸いにも保護できた子は古くから知り合いの
獣医さんにも協力して頂いたりして
必要な処置をした上で里親さんを探しているのよ
でも見ていると保護するって言っても難しいのよね
今まで外の暮らししか知らない子を
いきなりお家の中に連れ込んでも
警戒しまくってかえって
ストレスでダメになってしまう子もいるし
猫さん達は縄張り意識の中で生活しているから
余程小さな子じゃないと
なかなか一箇所に集めることは難しいものね
「先生 私達もそれは見ていて分かりましたぁ
だんな様がやっと保護できたって言われた裏には
待ったなしの苦労をされていたんだろうなぁって
検査したら病気を持っていた子なんかの時は
実のお子さんみたいに
心配そうな顔をされてましたぁ
でも何とか里親さんが見つかって送り出したあとは
ホッとされた反面 寂しそうな顔をされていたのも
何度か見たことがありますぅ
だから先生のだんな様は優しい方なんで
わたし達もあんなだんな様が
いいなぁって思ってますぅ」
はい今日はそこまでよ
それ以上のことは考えちゃダメよ
あなた達の獲物を狙う時の様な目つきは
本当に怖いんだから
神様ぁ〜 『殺処分』なんて言葉はもういらないわ
早くその言葉はこの世から消し去ってくださいね
お願いねっ
