神様ぁ〜！ 私達は誰一人くじけませんよ お婆ちゃん達に本当の笑顔を戻してくださいね！！
猫さん達の可愛い日替わり動画 【猫と人のおかしな行動を教えるスレ】
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−７１》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 きのうは色々なところで
昨年3.11で犠牲になられた方達への
追悼の催しがありましたぁ
いつも集まって頂けるお婆ちゃんたちの中にも
ご家族や肉親を亡くされた方もみえて
改めて目頭を押さえてみえましたぁ
普段は「もう泣く涙なんかないよ」って
気丈に振る舞ってみえたお婆ちゃんも
さすがにきのうだけは目を潤ませてみえましたぁ
わたし達も掛ける言葉がなくってぇ・・・」
それは私も同じよ
あれから１年こちらに通ってきて
毎週ほんの僅かな時間でも
お婆ちゃん達と過ごす時間が持てたんだけど
避難所から何度も元々住んでいたお家に通って
片付けものをしたり
肉親の安否の情報を集めたりしていても
お婆ちゃん達が受けた心の傷は余りにも大きくて
心を開いてお話しが出来る様になるまで
もの凄い時間が掛かったもの
もし私が逆の立場で一瞬にして伴侶や
肉親を目の前で亡くしてしまったら
とてもこんなに気丈にしていられないもの
「先生 わたし達がもしこんな経験をしたら
アヤちゃんやユキちゃん達みたいに
直ぐには立ち直れないと思いますぅ
アヤちゃんもユキちゃんもこの春資格が取れたら
少しでも早くこちらに戻って
皆さんの役に立つ仕事がしたいって言ってますけどぉ
元々住んでいた地域はがれきは片付いたものの
とても住む場所を確保できる状況ではないですからぁ
それを思うとこちらに帰ってくる度に
表情が暗くなってしまうのが分かりますぅ」
そうなのよね
旦那様達のボランティアグループでも
ある程度重機を持ち寄って街やライフラインを
片付けてはいるものの
そのあとのがれきの処理に頭を悩ませているみたいよ
何十台ものダンプカーをこちらに持って来た
同じグループの建設業の社長さんも
会社には正規の産業廃棄物の処理施設があっても
勝手には持ち帰れないジレンマに悩んでみえたわ
実際に処理された量は発表されているもので
まだほんの数パーセントにも満たないそうよ
こんな調子ではがれきの処理に１０年以上掛かるって
社長さんも憤慨してみえるそうよ
仮に皆さんの協力で街が元通り整地されたとしても
そこには同じ様に家を建ててはいけないって
お達しが出ているみたいだし
そうかと言って高台に街ごと移転しようとすれば
膨大な予算が必要だけど
国は全額負担できないって言ってるから
これも実現が困難に思えるし
その前に半数近い人が
元の街から移転手続きをしてしまった地域では
もう復興の話さえ立ち消えてしまうと思うわ
この間も話したけど阪神大震災の時とは違って
今まで誰も経験したことのない
放射能の問題が大きく立ちはだかっているでしょ
今日まで１年も掛かっても
まだ片付けさえ終わっていないのも現実
私達がいくら憤ったとしても
こちらで生活を余儀なくされている方達には
毎日の１分１秒が大切なのよ
だから私達でも
まだ何か出来ることはあるんじゃないかしら
いま仮設住宅で暮らしてみえる方は
非情にもタイムリミットはあるのよ
今日から新たな１年振り出しに戻って
お婆ちゃん達に本当の笑顔が戻る様に
何かお手伝いをさせて頂けたら
いいと思っているわ
アヤちゃんやユキちゃん達も
それにあなた達にもこれからが本番だから
「頑張って」ってお願いしないとね
「先生 わたし達もがんばりますぅ
アヤちゃんもユキちゃんも
わたし達も体力だけは自信ありますからぁ
がんばりますぅ
それよりも先生の方がオーバーワークですからぁ
体が心配ですぅ」
私だってまだまだあなた達には負けないわよ
じゃあ今日も一日頑張りましょう
神様ぁ〜 私達は誰一人くじけませんよ
お婆ちゃん達に本当の笑顔を戻してくださいね
お願いねっ
