神様ぁ〜！ 私は今でも恋する気持ちを忘れてませんよ この“娘達”にも恋する気持ちを忘れさせないでね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−７３》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 おはようございますぅ
きょうは『ホワイトデー･イブ』ですぅ
早くあしたにならないかと思って
今から待ち遠しいですぅ」
あらあら 今日は朝から元気なのね
『今泣いたカラスがもう笑う』って言われるけど
正にあなた達のことを言い当てているわね
先週末にお婆ちゃん達とあれだけ泣いていたのに
今朝のあなた達はまだ少し目が腫れぼったいけど
まあ良くそれだけ変われるものね
「先生 お婆ちゃん達のお話を聞いて泣けたのは
わたし達の正直な感情ですぅ
でも帰り際にお婆ちゃん達とお約束したんですぅ
いつまでも泣いていたって
亡くなった方達だって喜ばないし
わたし達がその方達の分まで幸せになって
一生懸命生きていくのが本当の供養になりますねって」
それはそうね
お婆ちゃん達には本当に長生きして頂きたいわね
でもあなた達の『ホワイトデー･イブ』って何よ
日本でも『クリスマス』ほどメジャーではないから
そんな言い方はしないでしょ
「先生 サラさんとかガヴィさんとか
フランスでは『ホワイトデー』は
どんな風にして過ごすんですかぁ」
残念でした
サラさんやガヴィさんにメールしても
『ホワイトデー』なんて知らないって言われるわよ
先月の『バレンタインデー』は
この間お話ししたみたいに
ヨーロッパでもローマ帝国までさかのぼった
聖職者『Valentinus』（ウァレンティヌス）さんの
逸話を元にしているから
もちろんサラさんやガヴィさんのフランスでも
恋人達のお祭りとして定着しているけどね
あなた達の言う『ホワイトデー』は
また『婆やの知恵袋』でも諸説あるみたいで
もっともらしいのは日本で４０年くらい前に
福岡のお菓子処が『バレンタインデー』のお返しに
１ヶ月後の３月１４日に『白いマシュマロ』を
お返ししましょうってことが始まりだったみたいよ
だから『ホワイトデー』になったとか
たぶん『不二家』だったと思ったけど
『ホワイト』には『幸せを呼ぶ』とか
『縁起がいい』って言う意味があったらしくて
『ホワイトデー』が取り敢えず定着したみたいよ
今ならどこかのＣＭみたいだけどね
まぁ私が言っては何だけど
日本での『バレンタインデー』も
『ホワイトデー』もお菓子業界の陰謀ね
もちろん恋人同士がそれで幸せになれば
何の文句もないんだけどね
でもね婆やが言っていたけど
ある時『ホワイトデー』のお返しは
『３倍返し』って時代があったみたいで
男性諸氏が『義理チョコ』をもらったくらいで
いちいち『３倍返し』していたら
お財布が持たないってことになって
『義理チョコ』は辞めようとか
欧米諸国みたいに『バレンタインデー』は
お互いにプレゼントをしようかって言う
恋人達が増えてきたみたいよ
だからあなた達も『エビで鯛を釣る』様な考えは
諦めた方がいいかもよ
「先生 そう言えばこの間『デパ地下』で
たまたま『鮮魚コーナー』を見てたんですけどぉ
美味しそうで立派な『エビ』があって値段を見たら
やっぱり想像より高かったんですぅ
その隣に『鯛』があったんですけどぉ
これが意外と安くてそれを見てたら
これじゃあ『エビで鯛は釣れない』わねぇって
笑っちゃいましたぁ」
あなた達も恋する時期はほんの一時よ
家庭に入ったらなかなか『デパ地下』なんかで
お買い物は出来なくなるかもね
まぁ今のうちに精一杯恋する時期を
楽しんだらいいわ
神様ぁ〜 私は今でも恋する気持ちを忘れてませんよ
この“娘達”にも恋する気持ちを忘れさせないでね
お願いねっ
