神様ぁ〜！　お婆ちゃん達に塩分を控える様に　神様からも優しくお話ししてあげてくださいね！！

　　　【昨年３月の地震で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１０−７９》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　今回は色々勉強になりましたぁ
　　　　お婆ちゃん達が喜ぶことって出掛ける前は
　　　　　何だかんだと仲間で考えていたんですけどぉ
　　　素直にお婆ちゃん達と向き合ってお話ししていたら
　　　「普段通りの生活に戻るのが一番嬉しいね」って
　　　　　皆さん口を揃えておっしゃってましたぁ

　　　それとわたし達の結婚話を始めたら
　　　　予想以上に喜んでくださって
　　　　　家庭料理の作り方まで教えてくださいましたぁ
　　　あとで聞いた話なんですけどぉ
　　　　今は仮設住宅で避難生活を余儀なくされていて
　　　お孫さんたちは放射能を避けて疎開していたり
　　　　家族がバラバラになってしまっているんで
　　　わたし達と毎週こうしてお話ししてるだけでも
　　　　娘が戻ってきたみたいで嬉しいって
　　　　　涙ぐまれておっしゃってましたぁ」

　　　そうなのよね
　　　　私も今の環境で少しでもお婆ちゃん達の
　　　心のより処になるものがないかって考えてたんだけど
　　　　結局は普段通りに生活できること自体が
　　　　　何にも増してより処だったのよね
　　　今はご家族がバラバラになってしまっているし
　　　　仮設住宅の不自由な環境で
　　　　　生活しなければいけないから
　　　せめてこの部分だけでも私達が埋められれば
　　　　お婆ちゃん達のお役に立つのかしらね

　　　息子さん達は地震と津波で職場を失って
　　　　働き口を探すため故郷を離れざるを得なかったり
　　　娘さんとかお嫁さんは放射能被害を避けるため
　　　　お孫さんと一緒に疎開されているから
　　　　　寂しい限りだと思うわ
　　　だから今はとりわけ何が欲しい訳でもなく
　　　　昔ながらの普段通りの生活に戻りたい気持ちが
　　　　　強くなるのは当たり前かも知れないわね

　　　それと人間だけじゃなくて
　　　　家族同様に生活してていた
　　　　　ワンちゃんや猫ちゃん達とも
　　　　　　一緒に暮らせないんだから
　　　とても私達には想像できないほどの
　　　　寂しさと憤りみたいなものを感じてみえると思うわ

　　「先生　今回はひとときの慰めになるかなと思って
　　　　可愛い猫ちゃん達の動画を
　　　　　いくつか見てもらったんですけどぉ
　　　最初は離ればなれになっている子達を思い出して
　　　　逆効果になるんじゃないかって
　　　　　心配をしていたんですけどぉ
　　　大笑いするくらいのお婆ちゃんもみえて
　　　　皆さんに喜んでいただきましたぁ」

　　　私も本当のことを言うとね
　　　　映像だけじゃなくて本当に暖かみのある
　　　　　猫ちゃんを抱いてもらおうかと思って
　　　　　　旦那様に相談したことがあるの
　　　『教室』の『ポン太』や『メイ』ちゃんみたいに
　　　　『セラピードッグ』ならぬ
　　　　　『セラピーキャット』としてね

　　　でも旦那様には反対されてしまったの
　　　　確かにひとときの気休めになるかも知れないけど
　　　「私達が立ち去ったあとのことを考えてごらん」
　　　　　って言われた時は返す言葉がなかったわ
　　　それと「そんなに焦らないで
　　　　ゆっくりお婆ちゃん達の心をほぐしていった方が
　　　　　いいと思うよ」とも言われたから
　　　　　　少し落ち着いて考えられる様になったのよ
　　　
　　「先生　わたし達もその気持ちは分かりますぅ
　　　　お婆ちゃん達と仲良くなってからは
　　　　　少しでも早くと思っていたんですけどぉ
　　　いつもの様にお肌のケアをしながら
　　　『教室』でのお話とか
　　　　　彼とのお付き合いの話しをしていると
　　　とっても親身になってお話を聞いて下さるんですぅ
　　　　本当のお婆ちゃんみたいに・・・

　　　きのうは結婚するのに
　　　　まだお料理が出来ないってお話ししていたら
　　　こちらの田舎料理なら教えてあげるよって言われて
　　　　それまでは負担をかけてはいけないって
　　　　　思ってたんですけどぉ
　　　　　　思い切って教えていただきましたぁ
　　　そうしたらお婆ちゃん達が
　　　　生き生きした姿で台所に立って
　　　わたし達にお出しの取り方から料理のイロハを
　　　　丁寧に教えていただきましたぁ」

　　　それにしても昨夜のお料理は
　　　　あなた達が作ったとは思えないほど美味しかったわ
　　　でも一つだけお願いがあるのよ
　　　　やっぱり寒い処のお料理は濃い味が多いでしょ
　　　　　ちょっと塩分が気になったのよ
　　　お婆ちゃん達にはとっても馴染んだ味だと思うけど
　　　　もう少し控えた方がいいと思うのよ
　　　　　もっともっと長生きして頂きたいものね
　　　だからいっぺんに言わないで
　　　　少しずつ控える様にお話ししていきましょうね

　　　神様ぁ〜　お婆ちゃん達に塩分を控える様に
　　　　神様からも優しくお話ししてあげてくださいね

　　　お願いねっ　　　　　　　　