神様ぁ〜！ 私達の『愛』は本物よ しもべの『化身』達に聞いてみてくださいね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−１００》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 今日は『メイ』ちゃんの
一日遅れの『お誕生日会』をしますぅ
きのうお婆ちゃん達に頂いた
美味しい『鰹節』を持ってきましたぁ
もう朝ご飯は済んでますからぁ
お昼ご飯の時に
『お誕生日会』をしてもいいですかぁ」
それは嬉しいけど
そんなに大袈裟にしなくてもいいのよ
あなた達だって二次試験の
『口述用資料』作りが大変なんだから
「先生 ご心配はいらないですぅ
ほかの生徒さん達のお勉強の邪魔はしませんしぃ
これは去年から
『メイ』ちゃんとの約束ですからぁ
『ポン太』ちゃんと同じ様にしてあげないと
可哀想ですぅ
保護された時は手のひらに載るぐらい
あんなに小さな未熟児だった子が
こんなに大きく成長したんですからぁ
みんなでお祝いしてあげたいんですぅ
それに『メイ』ちゃんは驚くほど
頭がいいんですよぉ
猫のしきたりは知らない代わりに
人間のすることはよぉ〜く見て育ったから
どんな物でもオモチャにして
１人でキャッチボールもできるし
ドアだって簡単に開けてしまいますぅ
おっとりした『ポン太』ちゃんとは
性格がぜんぜん違いますぅ」
あなた達はよく見てるのねぇ
そこまで観察しているとはたいしたものよ
本当にそうよね
残念だけど『メイ』ちゃんは母親の愛情は
全く知らずに育ったものね
それと母親の母乳も飲む期間が
とても短かかったみたいだから
母親から受け継ぐ免疫も心配だったのよ
人工のミルクになれるまでは
旦那様の手のひらで育ったようなものよ
注射器を改造して少しずつミルクを飲ませたり
手のひらの上でゲップをさせたり
便秘にならないようにお腹をさすってあげたりね
ほとんど２４時間付きっきりで
育児に励んでいたのよ
１人でご飯が食べられて
ケージの中で暮らせるようになるまでは
私の事なんかぜんぜん構ってもらえなかったから
正直言うと『嫉妬』したこともあるくらいよ
『ポン太』は免疫不全だからお医者さんに
一緒に出来ないって言われていたけど
『メイ』ちゃんが一通り通常のワクチンと
免疫不全の抑制ワクチンも終わった頃
お医者さんにも確認して旦那様と
一緒にしてあげようって決心したのよ
『ポン太』はあのおっとりした性格だから
『メイ』ちゃんがいくらイタズラを仕掛けても
全く怒らずに可愛がってくれたのよ
だから『メイ』ちゃんの猫の先生は
『ポン太』しかいなかったから
ひょっとしたら『タヌキ』みたいに
ならないかと心配したけど
２人とも優しい性格に育ってくれて
『口』とか『爪』がいっさい出たりしないから
『教室デビュー』させたのよ
それからはあなた達がよく知っている通りよ
『ポン太』はタヌキ顔で『メイ』ちゃんはキツネ顔
タヌキとキツネの『相棒』コンビよ
「先生 わたし達『メイ』ちゃんのシッポが
『けばたき』ほど太くなって
本当にキツネさんみたいになるのを
見たことがありますぅ」
実はそうなのよ
あなた達も見たのなら正直にお話しするけど
本当は『ポン太』と『メイ』は神様が
私達人間の『愛』を確かめるために送り込んだ
タヌキとキツネの『化身』なのよ
神様ぁ〜 私達の『愛』は本物よ
しもべの『化身』達に聞いてみてくださいね
お願いねっ
