神様ぁ〜！ 私達が『仮設住宅のカビ退治』が終わるまで お日様をキッチリ照らしておいてくださいね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−１７５》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
きのうまでのメールでは『台風』の被害は
それほどでもないって聞いてましたけどぉ
ここに着くまでに何ヶ所も補修工事を
しているのを見ましたしぃ
『仮設住宅』に入ってくる道路も崩れていた所が
まだ手付かずになっていましたぁ」
正直言って私も少し驚いているのよ
報道で見聞きしていたよりは
被害がかなり出ている様な気がするわ
特に重機が入らない様なところは
後回しにされているんじゃないのかしらね
仕方がないと言えばそれまでなんだけど
あなた達のお友達もあまり心配させない様に
少し控えめに言っていただけだと思うから
そこのところは分かってあげないとね
でもこちらにいてあの『台風』とその最中に
震度４もの『地震』があったんでは
かなり心細かったと思うわよ
それにここの処
付近の『地震』も『活発化』しだした様な気もするから
お互い気を付けながら行動しましょうね
何か異変を感じたら直ぐに教えてね
「先生 この間彼からボランティアに行く時は
以前よりも注意するようにって言われましたぁ
それで私は震度１か２くらいの『地震』なら
あまり驚かなくなったって言ったら
すごいけんまくで怒られちゃいましたぁ
そんなに心配しなくてもみんなで気を付けているから
大丈夫だって気を遣ったつもりが
裏目になってしまいましたぁ
でも叱られて少し嬉しかったですぅ」
お互いに気を遣い合うのは微笑ましいけど
彼らは私達よりもっと危険なところで
ボランティア活動をしているでしょ
だからこの地域がどれほど危険な状態かってのは
常に肌で感じていると思うのよ
あなた達がいつもそばにいて欲しい気持ちと
危険な目には遭わせたくないって言う気持ちで
揺れ動いているのね
だから言葉もきつくなると思うのよ
「先生 まだお付き合いしている人がいなかった頃は
人から真剣に心配してもらうって感情は
分からなかったんですけどぉ
いまはとっても幸せですぅ
それで話は変わるんですけどぉ
きょうは『カビ対策』の『アロマ・スプレー』を
持って来ましたからぁ
お婆ちゃん達と手分けをして
スッキリさっぱり片付けちゃいますぅ」
スッキリさっぱりはいいけどお掃除に入る前に
『マスク』と『手袋』をキッチリと準備してからやってね
急に窓や戸を開け放すと
『カビの胞子』が飛び散る恐れがあるからね
それがあなた達の肺に入ってしまったり
皮膚の取れにくい部分に付着してしまうと
大変な事になってしまうからね
それと今日は同じ効果のある
何種類かの『精油』を持って来ているから
お婆ちゃん達の香りの好みで
アロマ・スプレーを作ろうと思うのよ
アロマは楽しみながら
生活の一部に迎え入れて欲しいからね
「先生 わたし達も先生に言われて
『ティートゥリー』はたくさん作って来たんですけどぉ
他にも『オレンジスイート』と『ゼラニュウム』とか
お婆ちゃん達が好みそうな『ヒノキ』とか
フローラル系の『ロータス』も持って来ていますぅ
これは『ノミ』はともかく
『ダニ退治』にも効果があると思うんでぇ
お婆ちゃん達に選んでもらいますぅ」
早速アヤちゃんとユキちゃん達が
即席の『アロマ教室』を開いてるわ
じゃあお日様が照っている内に身支度をして
『カビ退治』をしてしまいましょうね
神様ぁ〜 私達が『仮設住宅のカビ退治』が終わるまで
お日様をキッチリ照らしておいてくださいね
お願いねっ
