神様ぁ〜！ 私の“お願い”ご存じでしょ 一番大きな“笹舟”流しますから叶えてね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−１８８》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
ボランティア先のお友達から
夜中の２時から３時くらいにかけて
２〜３度大きな揺れがあったって
メールが入っていましたぁ」
毎日必ずどこかから地震の連絡が入ってくるわね
地震に詳しいボランティアの方が言ってみえたけど
『プレート』の歪みは必ず起こるものだから
人間の力では防ぐことは出来ないの
ものは考え様で一気に起これば大変だけど
毎日でも影響がない程度に少しずつ解消してくれれば
それも良しとするしかないって
人間の感情とか我慢も同じよね
お腹の中にため込んでいて一気に吐き出せば
お互いの衝突になるけれど
少しずつでも解消出来れば
致命的な衝突だけは防げるものね
その点あなた達は羨ましいわ
「先生 なんでわたし達が羨ましいのか
意味がよく分かりませぇ〜ん
でもそんな事よりもあしたは『七夕』ですぅ
あしたボランティアに行った時
お婆ちゃん達のお孫さんと
『七夕飾り』を作りたいんですけどぉ
以前こども達に
何で『笹』に飾るんですかぁ〜って聞かれて
そのままになっているんですぅ
何でなんですかぁ」
あなた達子供の質問を１年間も放っておいたの
そんな事したらいいお母さんにはなれないわよ
子供は大人をよく観察しているから
歳相応の解釈でいいから何か答えてあげないとね
なんて偉そうなことを言っても
実は私もこれだって答えは知らないのよ
私が婆やから子供の頃聞いたのは
大昔から『笹』は『邪気を祓うもの』として
『神事』などで使われたんですって
現在でもお家を建てる時に四隅に『笹』を立てて
その土地の神様を鎮める
『地鎮祭』を見たことがあるでしょ
それとか『笹』には虫除けの効果があるってことから
田舎に行くと田んぼの稲穂の間に
『笹』が立てられているのを見たことないかなぁ
ほかに婆やから聞いたお話しの中で
今でも強く印象に残っているのは
大昔の貴族の時代から
『笹舟』を作りそれに願いを込めて
川に流して祈るって言うのよ
婆やは私の作った笹舟が『天の川』に流れていって
願いが叶うといいねって優しく言ってくれたわ
「先生 それをいただきですぅ
とってもロマンティックなお話しですぅ
わたし達も山ほど『笹舟』を作って
『天の川』に流しますぅ」
ちょっとあなた達止めてくれる
そんな事をしたら『天の川』の管理組合から
苦情が来てしまうわよ
それよりも『短冊』に願い事を書いて
天の神様にお祈りをすればいいのよ
そうそう 子供達には７月７日でいいけど
今年も本町の『パセオ通り』界隈で
来月８月６日から８日の３日間
『七夕祭り』が開かれるそうよ
「先生 去年も聞いたことがあるんですけどぉ
土日じゃなくて平日だとわたし達は見れませぇ〜ん
そう言えばまた１つ疑問が・・・
その『パセオ』って何の意味でしたっけぇ」
私もボランティアの方に教えて頂いたんだけど
新しく街作りをされた時に
スペイン語の『Paseo』（散策）って意味で
全長約５００ｍ近い道路を名付けられたそうよ
今月半ばから来月のお盆に掛けては
色々なイベントがあるそうだから
平日じゃなければ行ってみたいわね
でも明日は『ふくしま復興！七夕マルシェ』が
開催されるそうよ
あなた達にとっては『笹より団子』かしらね
神様ぁ〜 私の“お願い”ご存じでしょ
一番大きな“笹舟”流しますから叶えてね
お願いねっ
