神様ぁ〜！ 今日も雲の上はいいお天気でしょ 年に一度雲の上で２人に粋な計らいしてあげてね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−１８９》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
きょうはたった一度のチャンスなのに
雨で『天の川』の水かさが増えて
『織姫』が彼に逢いに行くことができませぇ〜ん
わたし達はこんな恋はできないですぅ」
あなた達の『大変ですぅ』は
なんだか定番になってしまったわね
それにしてもよく降っているわね
新暦の７月７日はまだ梅雨の真っ最中だから
仕方がないと言えばそれまでなんだけどね
またまた婆やからの受け売りなんだけど
平安の頃の『七夕』は中国から伝わった
『乞巧奠』（きっこうでん／きこうでん）に
由来するんですって
『牽牛』と『織姫』の伝説にあやかって
女性達は裁縫の上達を願ったのは今と同じなんだけど
日本にも昔から『棚機津女』（たなばたつめ）って言う
お盆の行事があったそうなの
私も子供心に聞いた話だから詳しくは分からないし
間違っているかも知れないけど
その行事が７日の夕方行われたんで
『七夕』って書いて『たなばた』と読むんだって
でもさっきも言ったけど実際に行われたのは
今の暦で言うと８月の『立秋』を過ぎた頃
ちょうど今の『お盆』の頃だから
それほど雨も降らなかったんじゃないかしら
「先生 それなら『織姫』さんが可哀想ですからぁ
『八夕』って書いて『たなばた』にしましょう
そうすればご先祖様のお参りと
『たなばた』が一度にできますしぃ
『織姫』さんが悲しまなくてもよくなるんでぇ
『一石二鳥』ですぅ」
あなた達がお馬鹿なことを言っているから
お婆ちゃん達が大笑いしているじゃない
『たなばた』と『お盆』を一緒にやったら
『織姫』の彼は『ご先祖様』みたいに
『迎え火』でお迎えすることになるのよ
『牽牛』だっておでこに
白い三角マークの『天冠』をつけて出てきたら
せっかくの色男も台無しじゃない
「先生 わたし達はそこまで言ってませぇ〜ん
いつもですけどぉ 先生の想像力には
負けてしまいますぅ
わたし達も想像したらおかしくって
笑いすぎて涙が出てきましたぁ
お婆ちゃん達も大笑いしてひっくり返ってますよぉ
来月『新盆』にでもなったら大変ですぅ」
あなた達どさくさに紛れてなんて事を言うの
私は恥ずかしいし
あなた達の『潜在意識』が怖いわ
でも もし日本で映画『ゴースト』の
『七夕』バージョンがあったらどうなんでしょうね
１年にたった一度『お盆』の間だけ
最愛の彼が『天の川』の向こうから
私の『キャンドル・ライト』を目指して降りてくる
とてもロマンティックでしょ
「先生 また壊れちゃったみたいですぅ
さっきから笑いすぎて漏らしそうだって
トイレに駆け込んでいった子もいますしぃ
そろそろやめないと
お婆ちゃん達が本当に危ないですよぉ」
あらごめんなさい
最近どこに行っても『地震』とか『洪水』とか
イヤなことばかりあるし
その上お天気も良くないから
少しは笑って頂こうかなぁと思ってね
じゃあ今日もお婆ちゃん達の
『笑いジワ』のケアをさせて頂きましょう
神様ぁ〜 今日も雲の上はいいお天気でしょ
年に一度雲の上で２人に粋な計らいしてあげてね
お願いねっ
