神様ぁ〜！ 私は本気で怒ってます 小さな“命”を救えなかった人間のエゴを許してね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−１９４》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
パンダの赤ちゃんが亡くなってしまいましたぁ
まだ生まれたばかりなのに
とっても可愛そうですぅ」
あぁ やっぱりそのお話が出ちゃったわね
これだけは正直触れたくはなかったんだけど
昨日は旦那様とそのお話しをしていて
余りいい気分ではなかったのよ
「わたし達もあんな小さな『命』を救えなくて
とっても残念だと思っていましたぁ
でも先生のお顔見てると
残念というより怒っているように見えますぅ」
そうなのよ その件については
正直言って旦那様も私も腹が立っているのよ
私達がささやかながらワンちゃんやネコちゃん達の
保護活動をさせて頂いてるからって
偉そうなことを言える立場じゃないけど
何であんなに急いで母親に
戻さなければいけなかったのかと言うことと
母親のお腹の上で赤ちゃんがもだえているのに
４０分以上も放置してしまったのかと言う事よ
関係者のお話では『２４時間体制』で観察していて
赤ちゃんの『泣き声は確認』したと
おっしゃってはいたけど
母親のお腹の上で裏返ってしまい
お乳が気管支に入って
呼吸がし辛くなっている状況は
『見てなかった』のかしら
なんて思っちゃったのよ
この『教室』のメイちゃんを保護した時は
まだ乳飲み子でしかも未熟児だったから
旦那様は昼も夜もメイちゃんに付きっきりで
ミルクの入ったスポイト片手に結構大変だったけど
一人でミルクを飲めるようになった時は
大喜びをしていたわ
こんな言い方をするとあくまでも『結果論』で
皆さんにお叱りを受けるかも知れないけど
母親が『育児放棄』したのではなくて
『本能的』に赤ちゃんを助けて欲しかった様な
気がしてならないのよ
元々パンダの赤ちゃんは『未熟児』で生まれて
１週間ほどの死亡率が高いって言われているでしょ
何れにしても赤ちゃんの体温低下で
母親から離さざるを得なかったんだから
もう少し安定してお乳を飲むようになるまで
様子を見た方が賢明だった気がするのよ
一度母親から離した子は
戻すのが難しいことは分かるけど
『理想』通りにしようとする人間のエゴではなくて
一番『無力』な赤ちゃんの気持ちで
考えてあげられなかったのかなと思うと
どうしても腹立たしくなってしまうのよ
か細い『命』を救うのは
『理想』だけでは救えないと思うのよ
場所が『動物園』と言う環境下では
あくまでも母親が赤ちゃんを抱いた姿を
『見せもの』にしなければ
いけなかったのかも知れないけど
紛れもなく『自然交配』で生まれた赤ちゃんだから
やむを得ず『人工飼育』で命を取り留めたとしても
誰も文句を言う人はいないと思うのよ
『理想』とか『形式』で判断するのではなくて
『命』は救ってこそ価値があると思うのよ
私はどんなにお叱りを受けても構わないけど
大事な『命』を救うことを優先して頂きたかったの
『理想』とか『形式』なんて
あとでどうでも言い訳出来るじゃない
とっても小さな『命』を消してしまってからでは
何を言ってもただの意味のない
言い訳にしかならないわ
こんな考え方をしているのは私達夫婦だけかしらね
神様ぁ〜 私は本気で怒ってます
小さな“命”を救えなかった人間のエゴを許してね
お願いねっ
