神様ぁ〜！ パリに来てからも感謝の連続よ 生徒さん達の瞳の輝きを見てあげてくださいね！！
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【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−２４２》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 それから『精油』を実際に作っている工場を
見学させていただいたんですけどぉ
想像以上に近代的でビックリしましたぁ
昔ワインの蒸留工場を見たことがあるんですけどぉ
スッゴクアナログだったしぃ
『ハーブ農園』でお花を摘んでいた
おばちゃん達の姿から想像しても
もう少し違った
クラシカルな雰囲気を想像していましたぁ」
それも無理ないわね
農園では日本で言う『茶摘み』の雰囲気だものね
ハーブの抽出部位にも寄るけど
お花のものはよくあれだけたくさん
集められるなと思うくらい摘んでみえるもの
でもあのトラック一杯のお花から
実際に抽出されるのはほんの数ccだそうよ
「先生 そうなんですぅ
ほんのしばらく見ている間にでも
お花を大量に積んだトラックが
何度も出て入りしているんですけどぉ
１シーズンに収穫される量はほんの僅かだって
担当の研究員の方が言ってみえましたぁ」
しかも私達がいつも使っているような
ケモタイプと言われる『精油』にするには
栽培から抽出までかなり努力が必要だって
私も聞いたことがあるもの
あなた達も最初はビックリしていたけど
『精油』の中には１ccどころか
１滴数千円と言うものだってあるものね
実際作っている現場を見ると
なるほど貴重なんだなとは思うけどね
「先生 それで見学し終わってから
工場内の講義室みたいな処に案内されて
『SFP』（フランス調香師協会）の方から
あらためて『精油』の詳しいお話しと
実際のレシピが紹介されて
わたし達も体験することができましたぁ
『協会』の方が言ってみえたんですけどぉ
フランスにはいくつか『調香師の学校』があって
とくに南仏の超有名な学校は
毎年日本からも応募される方がみえるそうですぅ
でも応募人数が１シーズン１０名ほどしかなくてぇ
その上フランス語･英語の語学力と
化学の高い知識が要求されるので
なかなか狭き門だと言ってみえましたぁ」
日本でも『SFP』会員の方が教室を開いてみえるけど
語学力とかケミカルの知識より先に
常に研ぎ澄まされた『嗅覚』を
保たなければいけないから大変だと思うわ
書いてあるだけのレシピを
教えればいいって言うものではないからね
とても『花粉症』なんかやってられないもの
「先生 わたし達思ったんですけどぉ
今回の研修の前にサラさんとかガヴィさんが
フランス語の特訓をしていただいたのが
スッゴク役立ちましたぁ
アヤちゃんやユキちゃん達も言っていたんですけどぉ
サラさんとフランス語での
膨大な量のメールのやり取りとか
ガヴィさんが『教室』へたまたま寄った振りをして
フランス語を丁寧に教えていただいたお陰で
スッゴク自信が付いたって感謝していましたぁ
研究員の方からも
何度かフランスには来てるんですかって
尋ねられてしまいましたしぃ
わたし達みたいにフランス語を臆せずに
直ぐ間近で説明を聞いてくれる日本人の方は
少ないので嬉しいって言ってみえましたぁ」
まぁ あなた達はフランス語が堪能と言うより
持ち前の『図々しさ』が功を奏したみたいね
日本人は『言葉の壁』に弱いから
あなた達は素晴らしいお友達がいて
幸せだと思わなきゃね
もちろん私だってサラさんとガヴィさんには
心から感謝しているわよ
さぁ 興奮冷めやらぬ気持ちも分かるけど
あしたの『メディカルセンター』での講義も大事だから
今夜はゆっくり睡眠を取りましょ
神様ぁ〜 パリに来てからも感謝の連続よ
生徒さん達の瞳の輝きを見てあげてくださいね
お願いねっ
