神様ぁ〜！ “母は強し”って言うけれど 本当は強くなんかなりたくないって言ってくださいね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−２５６》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
きのうから『取水制限』が始まったんですけどぉ
きょうも３０℃超えの『熱帯夜』だって言ってますぅ
このままだと病院も大変なことになりますぅ
電気が止まるのも大変ですけどぉ
水が止まるのも困りますぅ」
まだ１０％って言ってたから
いきなり私達に影響が出ることはないと思うけど
このままだと大変なことになるわね
夏には各地で雨が降りすぎて大きな被害が出たけど
今度は降らなさすぎて被害が出るなんて
神様も丁度いいって事忘れちゃったのかしらね
昔から日本は四季のある素晴らしい国なのよ
梅雨があったり台風が来たり
イヤな季節もあるけど
全体的には四季折々のバランスが取れて
住みやすい国なんだけどね
でも最近のように限度を超えて
両極端になってしまうと考えものよね
やっぱり壊れてしまったのかしらね
「先生 アヤちゃん達から
メールが届いていたんですけどぉ
パリは涼しいのを通り超えて
寒くなって来たって言ってますぅ
『涼しい』とか『寒い』って言葉は
なんだか半年ぶりに聞いたような気がしますぅ
天気予報で日中は３３℃で
夜も熱帯夜だって言ってましたからぁ
とっても羨ましいですぅ」
まぁ パリも寒ければ寒いで
別の問題もあるんだけどね
でも日本がまだこんな調子では
サラさんに秋になりましたから
どうぞお越しくださいなんて言えないものね
「先生 そう言えば大事なことを忘れてましたぁ
きのうの『ワルキューレ』のお話しの時に
“男の本能”ってお話しがあったんですけどぉ
仕事場の仲間たちからもっと詳しく聞いてきてって
頼まれちゃいましたぁ」
それなら心配しなくても
あなた達が結婚してみれば分かることよ
今のあなた達がまさにそうだと思うけど
女性が結婚しようって思う時は
相手の男性がとても信頼できたくましく思えて
それに包容力があって
自分を一生守ってくれるって思えた時でしょ
逆にお相手がそうじゃなきゃ
結婚なんてしたいとは思わなくなっちゃうものね
ところがね育児も終わってヤレヤレって思う頃に
あんなに精神的にも肉体的にも
たくましかった旦那様が
まるで子供みたいに見える時があるのよ
そのギャップに『母性本能』がくすぐられて
エッ この人って家族を支えるために
世間の１０人の敵と戦っているのに
こんな可愛い面もあったんだって
気付かされることがあるのよ
いつもはたくましい『腕枕』で安心して寝られるように
優しく私を包んでいてくれるのに
その手が時々私の胸をつかんで寝たがる時があるの
そんな時の顔を見ると
とてもホッとした
子供みたいな安らかな顔をしているから
またそこで『母性本能』が働くの
いつも家族のために戦って偉そうな顔をしているけど
だんだん歳を取ってそれまでに形成された
『人格』よりも『男性の本能』がまさってくると
子供に戻ってしまうのよね
女性は結婚して子供を産み育てていくうちに
男性とは反比例に強くたくましい
『人格』が形成されていくのよ
俗に言う『母は強し』って言うヤツよ
でも勘違いしないでね
これこそが歳を重ねた夫婦和合の
秘訣だと思っているもの
旦那様だってもっと歳を取って
還暦を迎えるようになれば
あなた達が噂にしている『ワルキューレ』のような
胸を触りたがる子供みたいに『本能丸出し』の
無邪気なお爺ちゃんになっているかも知れないわよ
「先生 何となくよく分かりましたぁ
わたし達も結婚して母になったら強くなりますぅ」
あなた達は心配しなくても大丈夫よ
お嫁に行く前から十分に強いから
むしろ母になる前にもう少し弱くならないと
彼が持たないと思うわよ
神様ぁ〜 “母は強し”って言うけれど
本当は強くなんかなりたくないって言ってくださいね
お願いねっ
