神様ぁ〜! いつかは神様の処に行けますよ 今のうちに綺麗な姿をよく見ておいてくださいね!!


    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 シャム総合スレッド 6匹目 】
     


   【 昨年3月の地震で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.10−257》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    きのう陸前高田市の『奇跡の一本松』が
     切り倒されてしまいましたぁ
   テレビのニュースを見ていたんですけどぉ
    なんだか可哀想で目がウルウルしちゃいましたぁ」

   また今日も大きな声で
    『大変ですぅ』が現れたわね
   私もニュースで見ていたんだけど
    あんな事しなくてもいいんじゃないかと思ったわ

   あの一本松は『大震災』後からこの1年半の間に
    皆で何度か見に行ったわね
   お婆ちゃん達と見に行った時は
    さすがにあの気丈なお婆ちゃん達でさえ
   亡くなった方を思い出されてか
    号泣されていたお婆ちゃんもいて
     私達ももらい泣きしちゃったもの

   『奇跡の一本松』を切り倒し
    プラスチックかなんかで『レプリカ』を作って
     『震災復興のシンボル』にするって言うんでしょ
   さっきも言ったけど私個人の考えでは
    そんな事しなくてもいいと思うのよ
   
   確かに最近は『塩害』の影響からか
    枝振りに元気さがなくなってしまったけど
   地元ではない私達でさえ
    心の中に鮮明にあの姿は残っているもの
   『レプリカ』なんかにして終世身をさらすよりも
    静かに眠らせてあげた方がいいと思うんだけどね

  「先生 私達もそう思いますぅ
    わたし達は本物を見ていますからぁ
   『奇跡の一本松』の『剥製』を見たら
    別の意味で悲しくなると思いますぅ」

   世の中の『摂理』でね
    この世に『生』を受けたもの
     『形作られたもの』は必ず終わりがあるのよ
   それが1年なのか10年なのか100年なのか
    もっと先かも知れないけど必ずやって来るのよ

   あの根っこの『切り株』を見ていたら
    まだそのままでも生きられたんじゃないかと思えて
   余計に『奇跡の一本松』の無念さが感じられたわ
    これが人間の単なる『エゴ』とか
     『おごり』にならなければいいんだけどね

   話は変わるけど
    長い間家族の一員として暮らしてきたペットを
   亡くなったあとで寂しいからと言って
    文字通り『剥製』にされる方がみえるでしょ

   皆さんにお叱りを受けるかも知れないけど
    私個人ではあれは絶対に受け入れられないのよ
   残念だけどその子が亡くなってしまったら
    楽しかった想い出が残れば十分なのよ

   また『奇跡の一本松』のお話しに戻るけど
    もしもよ これから何年か先に
   『陸前高田』も復興して
    周りに色々な建物が建ち並び始めたら
     今度は邪魔だって言われかねないのよ

   またまたお話しが飛ぶけど
    それは『極論』だって言われそうだけど
   私が好きな『京都』がいい証拠になると思うの
    学生の頃から『古都』をのんびりと
     散策するのが好きで色々巡ったけど
      最近では行く度にガッカリするもの
   あなた達も京都の街が
    小さくなったと感じたことないかしら

  「先生 わたし達は修学旅行以来
    そう何度も行ったことがないんでぇ
     あまりピンと来ませんけどぉ・・・」

   じゃあ『京都』じゃなくてもいいのよ
    何年か前に訪れたところが改めて行ってみると
   エッ こんなに狭いところだったかしらって
    思ったことないかなぁ

   例えば私にちょっと関係のある
    嵐山の『法輪寺』で説明すると
   学生の頃は電車を降りてから『渡月橋』を渡って
    やや細い道から緑に包まれた長い石段を上がり
   境内の『展望台』からは京都の街が
    趣きよく見えたんだけど
   今はお山そのものが『宅地化』されて
    『展望台』の直ぐ脇まで住宅が建っているもの
   緑深いお山そのものが『法輪寺』だと思っていたのに
    窮屈そうでガッカリするのよ

  「先生 その説明ならよく分かりますぅ
    『奇跡の一本松』もそうならないと
      いいと思いますぅ」

   神様ぁ〜 いつかは神様の処に行けますよ
    今のうちに綺麗な姿をよく見ておいてくださいね

   お願いねっ