神様ぁ〜! 今日は“秋の彼岸”のお中日 私の婆やに今でも感謝してますよって伝えてくださいね!!



    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 短足も マンチカン3匹目 長足も 】
     


   【 昨年3月の地震で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.10−266》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    さっき集会所のお台所に行ったら
    『ぼた餅』がたくさん並んでいましたぁ
   お婆ちゃんに聞いたら
    好きなだけ食べていいよって言われましたぁ
     嬉しくって夢みたいですぅ」

   それは良かったわね
    今日は『秋分の日』
     秋のお彼岸の『お中日』だものね
   それはそうとあなた達
    お婆ちゃん達にほかに何か言われなかった
   これは『ぼた餅』ではなくて
    『おはぎ』だよとか

  「先生 こちらでは『ぼた餅』のことを
   『おはぎ』って言うんですかぁ」

   そうじゃなくてもっとよく見てごらんなさい
    どちらも『餅米』を丸めたものを
     小豆の『あん』でくるんであるんだけど
   昔の人達はね
    春と秋の花の名前にたとえて名前を付けたのよ

   春は『牡丹の花』をたとえて『ぼた餅』と呼び
    秋は『萩の花』をたとえて『おはぎ』と呼んだのよ
   それとあなた達が見たのは『粒あん』だったでしょ
    春に食べた『ぼた餅』は
     『こしあん』だったのを覚えているかしら
   お婆ちゃん達が作ってくださった『おはぎ』は
    『粒あん』だったでしょ

  「先生 じゃあもう一度よく見てきますぅ
    でも私のお婆ちゃんの故郷では
     いつも『こしあん』で作るって聞いてましたからぁ
   子供の頃からずうっと『ぼた餅』って呼んでましたぁ
    ちょっと見てきますぅ」

   あなた達本当に見てくるだけにしてよ
    つまみ食いなんかしたらダメよ
     私が恥ずかしくなってしまうわ

  「先生 ちょうどお婆ちゃん達が
    あなた達の先生にも持って行ってあげてって言われて
     いただいて来ちゃいましたぁ
   先生のおっしゃる通り
    『粒あん』で出来てましたからぁ
     ちゃんと『おはぎ』って言いなおしてきましたぁ」

   もう だから言ったじゃないの
    皆さんが食べる前にいただいてしまったら
     申し訳ないじゃないの
   どうせあなた達がお婆ちゃん達の前で
    物欲しそうな顔をしたんじゃないの
     あとで謝っておかないといけないわね

  「先生 そう言えばお婆ちゃん達も
    きょうは『お中日』って言ってましたけどぉ
     なんでそう呼ぶんですかぁ」

   あらあら あなた達今まで知らずにいたのかしら
    日本ではね『春分の日』と『秋分の日』の年2回
   それぞれの日を挟んで前後3日ずつの7日間を
    『春のお彼岸』『秋のお彼岸』って呼んで
   ご先祖の供養やお墓参りなんかをするのよ
    だからその真ん中の日だから『お中日』なのよ

  「先生 なんで『お彼岸』にご先祖の供養とか
    お墓参りをするんですかぁ」

   もともと『お彼岸』の『彼岸』って言うのは
    仏教で言う死後にたどり着く
     『悟りの世界』のことを言うそうなの
   それと私達が今いる迷いや煩悩だらけの世界を
    『此岸』(しがん)と呼ぶそうなのよ
   
   仏教では『此岸』は東にあって『彼岸』は西に
    それで太陽が真東から昇って真西に沈む
   『春分の日』と『秋分の日』が『此岸』と『彼岸』が
    一番通じやすくなるって事から
     ご先祖を供養しようって事になったらしいの
      これもすべて婆やからの受け売りだけどね
   仏教の国々の中でも日本だけの風習みたいよ
    本当のところは私にもよく分からないわ

  「先生 お婆ちゃん達も横で聞いてみえて
    あなた達の先生はなんでも物知りだねえって
     感心されてますぅ」

   あらイヤだわ 恥ずかしくなってしまうわ
    だってみんな婆やから聞いたお話の
     受け売りばかりなんだもの
   私が幼い頃『一休さん』の『どちて坊や』みたいに
    いつも婆やにくっついて分からないことを
     尋ねまくっていたみたいなの
   だから本当に物事を良く知っていたのは
    私の婆やなのよ

   神様ぁ〜 今日は“秋の彼岸”のお中日
    私の婆やに今でも感謝してますよって伝えてくださいね

   お願いねっ