神様ぁ〜！ “いい夫婦”の日になんですけど 女性がもっと“三行半”を書き易いようにしてね！！
♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 一人暮らしで猫を飼う 39人目 】
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−３２６》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
けさもメールがたくさん届いてますぅ
きょうは『いいふ〜ふ』の日ですけどぉ
先生を見習って『婦唱夫随』で頑張りますって
内容のものが多かったですぅ」
また今日もあなた達の『大変ですぅ』で
幕を開けてしまったわね
たまには静かに一日が始まらないのかしら
ところで私また変なこと言っちゃったみたいね
あまり『婦唱夫随』が拡がってしまうと
子供さん達が間違って覚えてしまうから
困ったわね
「先生 たまたまきのう彼から
先に言われちゃったんですけどぉ
僕たちも先生ご夫婦を見習って末永く
『婦唱夫随』の楽しい家庭を作りたいんですって
そう言われた時はスッゴク幸せな気分になりましたぁ
だからこれからは『婦唱夫随』が
一番だと思いますぅ」
ほらご覧なさい
もう『婦唱夫随』が拡がってしまったじゃない
でも私もそうだったけど知らない間に
『夫唱婦随』が『婦唱夫随』になっている夫婦の方が
円満に暮らせるのかも知れないわね
私の知っているご夫婦でも
ご結婚以来『おしどり夫婦』の見本みたいで
私みたいにワガママな振る舞いと対照的だったけど
子供さんの手が離れた頃に突然奥様が旦那さんに
『三行半』を突き付けて離婚されてしまったのには
本当にビックリしたもの
「先生 実はわたし達も
お友達からそんな話を聞いたことがありますぅ
とってもおとなしそうに見えた奥さんが
突然『離婚届』を突き付けたそうですぅ
ところでその『みくだりはん』って
お話しの中でよく聞くんですけどぉ
何が『みくだりはん』なんですかぁ」
あらあら 今日はとんだ処で引っ掛かったわね
『三行半』と言っても私は
『落語』のお話しくらいしか知らないから
また婆やの受け売りになってしまうけど
江戸時代は典型的な『男尊女卑』の社会だったでしょ
今みたいに女性からは
『離婚』を切り出せなかったみたいなの
「先生 じゃあ女の人はみんな何もできずに
我慢していたんですかぁ」
ちょっと待ってね
その頃は『離婚』する時旦那さんの側から
『離縁状』を出さないと
その後お互いに『再婚』が出来ない
決まりになっていたみたいなの
それをしないで『再婚』をすると
旦那さんは『ところばらい（追放）』されたり
それを受け取らなかったお嫁さんは
頭を丸坊主にされちゃったみたいなのよ
その『離縁状』には
二人でよく話し合って『離婚』を決めたこと
今後奥さんがどこに嫁いでも文句は言わないこと
この書状が『離別状』に間違いないことが
難しい漢字で書く習わしがあったそうよ
その文章がちょうど三行と半分くらいになったんで
『みくだりはん』って言われるみたいね
私がさっき『落語』のお話しって言ったのは
当時一般の庶民にこの文章は難し過ぎたので
なんと 紙に三本の縦線とあと半分の縦線を書けば
『離縁状』として受理されたと言うから
横着で荒っぽいお話しでしょ
あっそうそう
じゃあ女性はって言ったら
『縁切り寺』に駆け込んで
事の次第を吟味してもらったそうよ
『落語』の中では『駆け込み寺』とも言ってたわね
それにしても女性は大変だったと思うわ
今は『離婚届』には二人が署名捺印して
離婚後の『籍』『姓』はどうするかとか
子供さんがいれば『親権』をどうするかとか
『年金』の分割はどうするかを
決めなければならないし
『協議離婚』とか『調停離婚』だったら
『証明資料』を提出しないといけないから
たかが『紙切れ一枚』と言っても結構大変みたいよ
アハハハハハハッ
あらいけないわ
せっかくの『いい夫婦』の日に離婚話じゃね
あなた達のお顔がどんどん曇っていくのを見ていたら
笑えてしまったわ
心配しなくてもその時は
もっと詳しく教えてあげるわよ
神様ぁ〜 “いい夫婦”の日になんですけど
女性がもっと“三行半”を書き易いようにしてね
お願いねっ
