神様ぁ〜！　私の“かぶり物”も上手になったでしょ　ホントの性格はナイショにしてくださいね！！

　　　【昨年３月の地震で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１０−３３８》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　お疲れさまですぅ
　　　　朝からたくさんのお客様がみえていて
　　　　　皆さんお帰りになったら
　　　　　　こんな時間になってましたぁ
　　　さすがにわたし達でも
　　　　あのＯＢさんパワーには負けてしまいますぅ」

　　　あなた達はまだ若いから仕方がないわ
　　　　あれくらいの歳になれば
　　　　　あなた達だって負けないと思うわよ
　　　　　　もっと強くなっていたりしてね

　　　皆さんあなた達のことが気になってるみたいね
　　　　羨ましくて仕方がないって顔をされていたわ
　　　　　若さでは到底かなわないから
　　　　　　どうしてもお口が勝るのよ
　　　でもね
　　　　あなた達が嫌いな方は１人もいないんだから
　　　　　気にしないであげてね

　　「先生　わたし達は『ナース』ですから
　　　　いつも『口撃』には慣れてますぅ
　　　こんなこと言うと叱られちゃいそうですけどぉ
　　　　入院されているお年寄りとかの中には
　　　　　ものすごい『モンスター』がみえるんでぇ
　　　　　　結構鍛えられちゃいましたぁ」

　　　そう言えばあなた達のお仕事も大変よね
　　　　不規則な時間帯で体力ばかりじゃなくて
　　　　　相当な精神力も必要だものね
　　　今朝のお客さんの中にも
　　　　あなた達の『救急』体験を
　　　　　真剣に聞いてみえた方がいたでしょ

　　　災害の緊急事態でもあなた達が
　　　　真っ先に飛び出していくって言ったら
　　　　　さすがのＯＢさん達でも言葉が出なかったわ
　　　心の中ではあなた達は素晴らしいなって
　　　　褒めていると思うのよ

　　「先生　そんな風に言われると照れてしまいますぅ
　　　　本当はまだ失敗ばかりしてますからぁ
　　　　　笑っていただいた方が気が楽になりますぅ」

　　　まぁ　それはいいじゃないの
　　　　皆さんがあなた達のことを
　　　　　温かく見守ってくださっているんだから
　　　　　　頑張ってやっていきましょ

　　　それはそうと皆さんのお話だと
　　　　今度の『クリスマス会』は相当人数が増えそうよ
　　　　　『民宿』は大丈夫かしら

　　「先生　それなんですけどぉ
　　　　今回は確かに人数は増えますけど
　　　　　全ての方達がお泊まりされる訳じゃなくてぇ
　　　　　　どうしても日帰りの方もみえるんですぅ

　　　車でお出でになる方は
　　　　時間的な制約がなくていいんですけどぉ
　　　電車とかでみえる方は帰りが心配なんで
　　　　彼たちが帰りの交通機関を調べてくれて
　　　　　それに間に合うように最寄りの駅まで
　　　　　　送迎をしてくれるようになってますぅ」

　　　それはとっても有り難いけど
　　　　彼のお仕事は大丈夫なのかしら
　　　それに運転をするんだったら
　　　　美味しいワインが来るのに飲めないじゃない
　　　　　可哀想だわ

　　「先生　ご心配はいりませぇ〜ん
　　　　元々彼はボランティア精神が旺盛ですしぃ
　　　　　わたしの為なら
　　　　　　何でもするって言ってくれてますぅ
　　　それに会社の方も彼を応援してくださっているんでぇ
　　　　お仕事の方はまったく問題ないと思いますぅ

　　　一つだけ困ったのは日帰りの方も結構人数が多いんで
　　　　民宿の駐車場だけでは足らなくなっちゃったんで
　　　『ヘリ』の臨時着陸でお借りしている広場に
　　　　日帰りのお客さんの車を借り置きして
　　　　　彼たちが送迎することにしましたぁ」

　　　それじゃあ彼のお仕事が増えて大変じゃないの
　　　　私からも良くお願いしておくわ

　　「先生　大丈夫ですぅ
　　　　そんなに彼にお気遣いされなくても
　　　　　私があとでしっかりサービスしておきますから
　　　　　　先生は大丈夫ですぅ」

　　　あなた達おかしいわよ
　　　　まるでヤキモチ焼いてるみたいに見えるわよ

　　「先生　ヤキモチなんかじゃないですけどぉ
　　　　彼たちがお話ししてるのを
　　　　　聞いちゃったことがあるんですぅ
　　　私にはまだ直接言わなかったんですけどぉ
　　　　奥さんになってくれる人は先生みたいに綺麗な人で
　　　気遣いがあって仕草が女性らしい人が
　　　　いいって言ってましたぁ」

　　　あらあら　どうしましょ
　　　　そんな風に言われるとこちらが照れてしまうわ
　　　旦那様に言わせたら
　　　　こんなにワガママで
　　　　　気の利かない子はいないって言うわよ

　　　昔から“隣の芝生は青く”見えるだけよ
　　　　あなた達が一番可愛いから
　　　　　そんな事を言って困らせているだけよ
　　　　　　真に受けないでね

　　　神様ぁ〜　私の“かぶり物”も上手になったでしょ
　　　　ホントの性格はナイショにしてくださいね

　　　お願いねっ