神様ぁ〜！ 久し振りに“トリートメント”如何ですか 今年の疲れを来年に持ち越さないでね！！
【 昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１０−３５０》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
きのうわたし達のお昼ご飯が終わったころ
福島で『震度４』の地震がありましたぁ
いつもの週だったらわたし達が『福島』へ
ボランティアに訪れているところなんですけどぉ
今週はいつもの『民宿』で
『クリスマス会』をしてますしぃ
『福島』のお婆ちゃん達もこちらに来てましたんで
地震に遭うことはありませんでしたぁ
でもサラさんの伯母様の顔が
ちょっと曇ってしまったのが残念ですぅ
伯母様達が日本に滞在中くらい
何事もなければいいと思っていたんですけどぉ」
昨日は驚いたわね
ちょうど皆さんがお昼ご飯を終えられて
テレビを見ながらくつろいでいた時だったものね
『緊急地震速報』のテロップが流れて
『福島』で『震度４』って報じられた時は
かなり緊張が走ったもの
でもね 私変わったなぁって思ったことがあるのよ
実はサラさんの伯母様達のことだけどね
以前『パリ』にいる時『福島』の地震のことを
お話ししたことがあるんだけど
その時はかなりの剣幕で
そんな危険なところには行くのはイヤだし
アヤちゃん達だって住まわせることは出来ないって
おっしゃってたのよ
だから日本に来るのをかなり躊躇されていたのも
サラさんから何度も聞いていたしね
でも最近はそれが吹っ切れたのかしらね
アヤちゃん達がようやくクビを縦に振って
伯母様達と太い絆が出来てからは
今までとは正反対に
もし危険があるならご自分達が守るとまで
言い出されたそうよ
確かに『緊急地震速報』が流れた瞬間は
心なしかお顔が曇った感じはしたけど
直ぐ気を取り直されて
いつも通り平然として見えたでしょ
私が思うんだけど
いまアヤちゃんとユキちゃんのご両親が
こちらの『民宿』に来てみえるでしょ
だからものすごい気遣いをされていたと思うのよ
伯母様だけじゃなくて
叔父様もとても落ち着いた顔をしてみえたわ
普段アヤちゃん達のご両親は
危険だ何だかんだと言ってもそこに住んでいるし
アヤちゃん達はそこが故郷だから
故郷で皆さんに恩返しをしたいって言ってるでしょ
その気持ちに水を差さないためにもね
「先生 そうとは気付かずに
わたし達が騒いでしまって
申し訳ありませんでしたぁ」
大丈夫よ
あなた達がいろんな危険を承知で
毎週福島でボランティアをさせて頂いていることは
伯母様達だってよくご存じだからね
それはそうと
今朝はサラさんもガヴィさんもゆっくりだったわね
あなた達昨晩はワインを何本空けたのかしら
あれだけ呑んで食べてお風呂ではしゃげば
疲れたでしょうね
そうでなくてもガヴィさんのお仕事は大変だから
相当疲れがたまっていたことも事実よね
「先生 そうなんですぅ
きのうはわたし達がサラさんとガヴィさんと
『トリートメント』をして差し上げたんですぅ
サラさんは『パリ』でも
何度か経験があるんですけどぉ
ガヴィさんをフルコースしたのは初めてだったんですぅ
その時も施術を始めたら
アッと言う間に寝息を立てはじめて
途中では完全に爆睡状態だったですぅ
あとで如何でしたって尋ねたら
どこの『エステサロン』よりもリラックスできたって
褒めてくださいましたぁ
そうしたらきのうは夕方から
『パワー全開モード』になってしまったみたいで
フランスから直送していただいたワインを
瞬く間に何本か空にして
一緒に持って来ていただいた『スウィーツ』も
ペロッとたいらげてしまいましたぁ
夜になってもまだ『パワー全開モード』のままで
一緒にお風呂に入った時も
まるで子供のように大はしゃぎでしたぁ
さすがにわたし達も負けそうでしたぁ」
そうだったの
だったらサラさんもガヴィさんも
日頃のからだの疲れと言うよりも
精神的な疲れも解消されたんじゃないかしら
ここだけのお話しだけど
未来の旦那様も余程タフじゃないと大変よね
神様ぁ〜 久し振りに“トリートメント”如何ですか
今年の疲れを来年に持ち越さないでね
お願いねっ
