神様ぁ〜! 子供達の“想い出”はとても大切だけど “トラウマ”だけは残さないであげてね!!



    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 スコティッシュフォールドPart17 】
     



   【 一昨年3月の地震で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−35》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 きょうは『立春』ですぅ
    きのうお婆ちゃん達のところで『豆まき』して
   『鬼さん』達をみんな追い払ったんで
    いい春がくると思いますぅ

   けさは曇っていたんですけどぉ
    いつもの朝より暖かい気がしますしぃ
     日中は15℃くらいまで気温が上がるって
      天気予報が言ってましたぁ」

   そうね 『立春』って聞くと
    日本人にとっては
     何かが始まるって気がするんじゃないかしら
   昔から何気なく耳にしている
    季節の節目となっている『八十八夜』とか
     『二百十日』の起算日になっているし
   『立春』から『春分』までの間に吹く南寄りの風を
    『春一番』って呼んだりするでしょ

   新暦ではもちろん『元旦』が1年の初めになるけど
    昔ながらの季節に合わせた数え方も
     風情があって私は好きよ

   これはボランティア仲間の
    大学教授から教えて頂いたことなんだけど
   『立春』から毎日の最高気温を足し算していって
    合計が540℃くらいになる頃が
     『桜』の開花時期なんだそうよ
   もう一つ『元旦』から足し算していったときは
    合計が600℃くらいになる頃が
     開花時期に当たるそうなの

  「先生 と言うことは『元旦』から『立春』までは
    毎日の最高気温を全部足しても
     60℃くらいにしかならないってことでぇ
      かなり寒いってことですよねぇ
   でも『立春』から桜が咲くまでは
    一気に気温が高くなるって感じがしますぅ
     さっそくきょうから足し算していきますぅ」

   あなた達それはそうと昨日の『豆まき』
    大暴れしていたわね
   『赤鬼』さんにふんしたあなた達が
    子供達を追いかけている光景を見たら
   幼い頃名古屋の親戚の家に遊びに行ったとき見た
    『猩々』(しょうじょう)を思い出してしまったわ

  「先生 なんですかその『猩々』って言うのは
    どこかで聞いたようなないような・・・」

   私が幼い頃見たのは名古屋の『鳴海』って言う処で
    竹で編んだ大きな体に着物を着せて
   顔は赤くてたぶん赤い毛糸だったと思うけど
    赤い髪を振り乱して子供達を追いかけるの
   その『猩々』に頭を撫でてもらうと
    その子供は病気にかからないって言うお祭りよ

   でも子供達から見れば『猩々』をかぶった大人は
    『赤鬼』のような顔もさることながら
   身の丈が2m程にもなるものだから
    怖がって逃げ回ってしまうのよ
     だからそれを追いかけてるんだけどね
   それに『猩々』はお酒が大好きみたいだから
    あなた達とイメージが重なってしまったのかしら

   それとお婆ちゃん達の前では言わなかったけど
    あんなに大きな『太巻き』を
     文字通り一気にペロッと平らげたあとで
   『豆まき』の大豆は歳の数だけ食べたまではいいけど
    『皮付きピーナッツ』をまるで『ゴリラ』みたいに
     食べている姿は恥ずかしくて何も言えなかったわ

   あなた達の食べ終わったあとを見たら
    ピーナッツの皮が山ほど散らかっていたでしょ
   あなた達は本当はいくつなのかしら
    まるで『ウワバミ』みたいに
     何百年も生きてるのかと思ったわ

  「先生 だって『鬼さん』の格好をして
    子供達を追いかけていたら
     お腹が空いてしまったんですぅ
   『太巻き』は一本しか食べられなかったですしぃ
    わたし達はまだ若いですからぁ
     『大豆』はホンのひとつかみしか
      食べることができなかったんでぇ
       とってもお腹が中途半端だったんですぅ

   でも『皮付きピーナッツ』を食べ出したら
    これがまた美味しくて
     『カッパえびせん』になってしまいましたぁ」

   どこの世界に『節分』のお豆を
    お腹一杯食べる人がいるのかしら
   それに『鬼さん』が『かくれんぼ』じゃないんだから
    追い回してどうするの
   小さな子は泣き出しそうだったし
    あれからきっと『怖い夢』を見たと思うわよ
     私はそばで見ていてハラハラしたわ」

  「先生 あの子供さん達は今
    避難生活のお婆ちゃん達と一緒に暮らせないんで
     きっと『想い出』に残ると思いますぅ」

   『想い出』だけならいいけど
    『トラウマ』にならないように願っているわ

   神様ぁ〜 子供達の“想い出”はとても大切だけど
    “トラウマ”だけは残さないであげてね

   お願いねっ