神様ぁ〜！ もう悲しいお話しはこりごりよ 被災地に戻って頑張る“娘達”を見守ってね！！
【 一昨年３月の地震で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１１−６５》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
けさ早く沖縄のお友達から
『震度４』の地震があったってメールがありましたぁ
沖縄本島では『震度３』くらいで
お友達には被害がなかったみたいなんですけどぉ
ビックリして飛び起きたそうですぅ」
なんだかまた騒がしくなってきたのかしらね
いつもボランティア仲間の方から
リアルタイムで『地震情報』を頂いているのだけど
チャイムが鳴る度にドキッとするわね
早いものであの『大震災』から来週の月曜日で
丸２年を迎えるのよね
私達も１１年の３月中旬からお手伝いできないかと
ボランティアに参加させて頂いているけど
その前の『阪神』のときとは違って
『地震』だけではなく『大津波』と
『原発事故』まで重なって
被害の大きさに驚いてしまったものね
当時『大震災』の一報が入った直後に
旦那様達のボランティアグループは
『阪神』の時と同じように
『ヘリ』で現地に駆け付けようとしたんだけど
旦那様からの一報は『海岸線がない』だったのよ
無線を聞いていた私達も何のことだか
にわかには想像できなかったけど
少しずつテレビの映像が見られるようになって
あらためて驚いたものね
最初に現地に到着したボランティア仲間のリーダから
皆さんが駆け付けても災害時に利用する
『ヘリポート』が見あたらないのと
『臨時着陸地』を探そうにも
いつも見慣れていたはずの景色が
一面泥の海に隠れてしまっているし
当時不確かな情報として『原発』が破壊され
『放射能』で被爆する危険があるので
全員待避の指示が出たそうなのよ
その前の『阪神』のときは
皆さん『小型ヘリ』の機動力を生かされて
緊急時の医薬品とか物資の搬送で活躍されたんだけど
さすがに『福島』の場合は戸惑われたそうなのよ
一旦引き上げてみえた方達からは
とても言葉では表現できなくて
中には親族の安否を気遣われてか
ちょっと涙目の方も記憶に残っているわ
『小型ヘリ』には車と同じように
地上位置確認の『GPS』を搭載しているんだけど
福島に行くときによく通る
見慣れた景色の海岸線を北上しようと思っても
『GPS』の画面には綺麗な街並みが表示されていても
眼下には濁った海が拡がっていたそうなの
駆け付けた頃はまだ政府からも
大した現地の情報が流されていなかったし
『放射能被害』のことも
何も発表されていなかったみたいなのよ
だからボランティアで飛んで行かれた方達も
眼下で何が起きているのか
まったく分からなかったみたいね
三重苦の上に出火までした地域では
海が燃えているようにみえたそうよ
さっきもお話ししたけど
ボランティア仲間のリーダの方も
まさか『放射能測定器』までは
用意されてはいなかったから
何をするにしても手も足も出せずに
とっても悔しがられていたのよ
それにすぐ『航空管制』も敷かれてしまったから
『陸路』からの応援に切り替えたんだけど
『電車』も『道路』もダメだと分かって
手の打ちようがなかったのよ
「先生 わたし達もあとで彼から聞いたんですけどぉ
最初に駆け付けたときの現地はとても悲惨で
たとえようが悪いですけどぉ
まるで映画に出てくるような
『地獄シーン』のようだったったそうですぅ」
私もいろいろ思い出してしまったわ
今週末から来週にかけて『宮城』『福島』では
いろいろな式典があるので
アヤちゃん達は参加するために『福島』に残るけど
私達は後ろ髪を引かれる思いだけど
人生をかけて『認定試験』に臨まれる方達のためにも
『教室』に戻らなければいけないのよね
こんな時こそ体が幾つも欲しくなるわ
神様ぁ〜 もう悲しいお話しはこりごりよ
被災地に戻って頑張る“娘達”を見守ってね
お願いねっ
