神様ぁ〜! 人の時計は止められないのよ だからこそ生きる喜びを与えてくださいね!!



    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 幸運黒猫を語るスレ18福猫 】
     



   【 一昨年3月の地震で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−69》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 きのうはアヤちゃん達と一緒に
    『慰霊祭』に参加させていただいたんですけどぉ
   2年前の3月11日と同じ時間の
    午後2時46分に『鐘』がならされたら
     あちこちからすすり泣きが聞こえましたぁ

   わたし達は実際には体験していないんですけどぉ
    あれからテレビの報道で見たような
   『悪夢』が始まったんかと思うと
    もらい泣きと言うよりも
     自然に涙が込み上げてきてしまいましたぁ」

   本当にそうよね
    あの瞬間から今まで誰も経験したことがないような
     『大惨事』が始まったと思うと
      とても胸が苦しくなるわ
   私達だったらあれだけの地震が起きただけでも
    相当なパニックに陥ってしまうと思うし
   直後にすぐ頭を切り換えて
    『津波』が来るからすぐ高台へ逃げなきゃと
     思えるかどうかと言うとまったく自信がないもの

   多少は本能的に逃げなきゃと思うかも知れないけど
    たぶん離れている家族のことを心配したり
   どうやって連絡をしようかとか
    何でどこへ逃げようかなんて思っていたら
     『津波』に飲み込まれてしまったでしょうね

   昨日の『慰霊祭』に出席されていた方達は
    とっても運のいい方達だと思うわよ
   それだけに亡くなられたご家族のことを思うと
    余計に悲しみが増すんだろうと思うわ
   私がもし当事者だったらと思うと
    涙が止まらなかったもの

  「先生 アヤちゃんのご家族もユキちゃんのご家族も
    当時は別々のところにみえたそうなんですけどぉ
   ご自宅とか職場の建物は
    跡形もなく完全に流されてしまったんですけどぉ
     どなたもケガもなく無事だったみたいですぅ」

   これは地元のボランティアの方達から
    うかがったお話なんだけど
   当日はさっきあなた達のお話しにもあったけど
    午後2時46分頃に大きな地震があって
   その2〜3分後に気象庁から
    とりあえず『津波警報』が発表されたんだけど
   あまりにも大きな『震度』だったものだから
    正確な情報を発表することができなかったみたいで
   沖合の『津波観測データ』とか
    海岸沿いの『観測データ』を付き合わせて
     どうのこうのと議論していたみたいなのよ

   そうしたら地震発生から30分もしないうちに
    第一波が陸地に到達してしまって
     その数値が予測をはるかに超えていたものだから
      余計に混乱が増してしまったみたいね

   それとこの30分という時間が運命を分けたと
    ボランティアの方達が悔しそうにおっしゃってたわ
   もし『津波到達時間』の警報が10分とかだったら
    もう何も考えずに皆さん
     一目散に逃げられたでしょうけど
   30分もあると思うとご自宅の方が心配になって
    せっかく逃げていたのに
     またご自宅に戻られた方達が結果的に
      被害に遭われてしまったんだそうよ

   これは『台風』とかの時もそうだけど
    今見に行かなくてもって普段なら思うんだけど
   30分もあれば何とかなるだろうと思われたのも
    人情とは思うんだけどって
     目頭を押さえてみえたのよ

  「先生 そう言えばとなりに座ってみえたお婆ちゃんも
    仲のいいお友達が忘れ物をご自宅に取りに帰って
     被害に遭われてしまったそうですぅ
   せっかく高台の『避難場所』に一緒に逃げたのに
    いまそんなものいらないからって
     引き留めたそうなんですけどぉ
   まだ時間があるから自分の足でも十分間に合うって
    聞かれなかったそうですぅ
     それが最後の言葉になってしまったって
      泣いてみえましたぁ」

   あのあとでアヤちゃんとユキちゃんのご両親と
    これからのことをお話ししたんだけど
     まだご自宅の再建の目処はつかないそうなの
   こちらの話題ではお役所の『勧告』を無視して
    元のご自宅跡に独力でご自宅を再建してしまった
   元気のいいお爺ちゃんがみえるって話題なんだけど
    そう言う訳にもいかないでしょ

   ちょっとお話しが違うかも知れないけど
    国がやっている『被災者向け住宅』も
   既に申し込んであるけど
    実際に入居できるのはまだ4年先だと聞いて
   「それまでにわしは死んでしまう」って
     激怒されたお爺ちゃんもみえたそうよ

   『大震災』で何もかも失う被害に遭われて
    『仮設住宅』での不自由な生活がもう2年
   このままあと4年も待ってくれって言われたら
    私達だって気力が失せてしまうわよ

   今なら1年も掛けなくたって
    そこそこのビルは建つと思うんだけど
   4年も掛けて建てるなんて
    余程の『超高級マンション』なのかしらね

  「先生 お顔が怖くなってますぅ
    わたし達だってきょねんの3月中旬くらいから
   先生にこちらに連れて来ていただいて
    ずうっと見てきているんですけどぉ
   ガレキが片付いて更地になってからは
    ずうっとそのままの景色が続いてるんでぇ
     時間が止まってるのがよく分かりますぅ」

   あなた達がそう思うのもよく分かるわ
    でも人の暮らしはそうはいかないものね
   たとえ1分1秒だって時間を止めて
    待っている訳にもいかないのよ

   神様ぁ〜 人の時計は止められないのよ
    だからこそ生きる喜びを与えてくださいね

   お願いねっ