神様ぁ〜! 今日も“休日返上”で頑張ってるのよ 民宿の“桜”はもう少し待たせておいてね!!



    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 茶・黒等の斑 サビ猫大好き!6ギャオー 】
     



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−83》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    とうとう小雨が降り出してしまいましたぁ
   もう『桜』が満開なんでぇ
    きょうあたりは『お花見』の人達が
     一杯だと思うんですけどぉ
      ちょっと心配ですぅ」

   なかなか世の中は思い通りにはいかないものね
    でも私達は今日も『教室』でお勉強だから
     『認定試験』が終わるまで我慢しましょ
   今年は『桜』の開花が異常に早かったけど
    『民宿』のお婆ちゃんのところでは
   ほぼ例年通りだから『認定試験』が済んでから
    ゆっくりおいでくださいってお知らせがあったわ
     大きなお風呂の窓から
      お山の『桜』がよく見えるそうよ
   そう言えばこの時期に
    おじゃましたことはなかったわね
     今までは秋とかクリスマスが多かったものね

  「先生 そう言えばサラさんの伯母様が
    大きなお風呂につかりながら見る窓越しの世界は
   『美術館』に飾ってある『絵画』より素敵だって
    お話しされてましたぁ」

   なんとなくお気持ちは分かる気がするわ
    海外では大きなホテルの高層階だと
   たまにお風呂から外の景色が見えることもあるけど
    あまり『バスタブ』から外を眺めたって言う経験は
     記憶にないもの

   サラさんとかガヴィさんが大きなお風呂に入ると
    あんなにはしゃいでいるのは
   日本の『お風呂』がとっても開放的だから
    好きなんだそうよ
     それと『掛け流し』って言うところもね

   私達は子供の頃から『湯船』と『洗い場』が
    別々のお風呂になれているから不思議に思わないけど
   サラさん達はそうじゃなかったし
    まして伯母様に至っては
     何事も『フランス第一主義』だったから
      最初はかなり戸惑われたそうよ

   叔父様はお仕事の関係で若い頃から日本の風俗習慣には
    よく精通されていたそうなんだけど
   伯母様は叔父様とかサラさん達から
    いくら日本の魅力とか良さを聞いても
     ガンとして受け付けなかったそうよ
   ところが今は大の『日本通』で
    私達より『わび・さび』の世界をよくご存じなのよ
     やはり『年の功』もあるのかしらね

  「先生 こんな時になんなんですけどぉ
    先生が今おっしゃった『年のこう』なんですけどぉ
   お婆ちゃん達がよく『亀のこうより年のこう』って
    よく言われるんで「そうですね」って
     いつも笑って聞いてるんですけどぉ
   また『小児病棟の子供達』に聞かれないか
    ヒヤヒヤしてたんですぅ
     これってホントはどんな意味でしたっけぇ」

   おやおや あなた達意味も分からずに
    いままで使っていたのかしら
   『音』で聞くとどちらも『こう』なんだけど
    『亀』さんの方は甲羅の『甲』で
     『年』の方は『功』とも書くけど
      『劫』と書くのが本来だったみたいよ

   この『劫』と言う字はとても長い時間を表していて
    永年の経験は貴重であって
     年長者の経験は尊ぶべきであるって言う
      たしか江戸時代以降に出来た『諺』よ

  「先生 変なところに引っ掛かっちゃったんですけどぉ
    なんで江戸時代以降だって分かるんですぁ」

   元々この『諺』は亀さんの『甲』と年の『劫』の
    『音』が同じなのを利用したものだけど
   江戸時代の以前では『甲』は『かふ』
    『劫』は『こふ』って区別されていたみたいね
   これではこの諺は成り立たないけど
    江戸時代以降では同じ音の読みになったんで
     成立するって言われているのよ
      これ全部婆やの受け売りなんだけどね

  「先生 わたし達いつも感心するんですけどぉ
    先生の婆やさんってメチャメチャ物知りですよねぇ
   『クイズ番組』にでたら商品もらえちゃいますよぉ
    出ないともったいないですぅ」

   アハハハハハハッ
    じゃあそう言っておくわ
     でもそれこそが『年の功』なのかしらね

   でも大事なことは私の口からあなた達へ
    あなた達の口から『小児病棟の子供さん達』とか
     やがて生まれ来るあなた達のこども達に
      伝えていって欲しいのよ

   じゃあそろそろお話しを戻して
    今日も『認定試験』のお勉強に戻りましょ
     『苦あれば楽あり』って言うでしょ
   いま一生懸命苦しんで勉強したことが
    きっとあとになって楽しい想い出にもなるわよ

   神様ぁ〜 今日も“休日返上”で頑張ってるのよ
    民宿の“桜”はもう少し待たせておいてね

   お願いねっ