神様ぁ〜! 今日は“お釈迦様のお誕生日” 甘茶を煎れますから召し上がってくださいね!!



    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 鈴声 アビシニアン 9頭目 ぷるにゃん 】
           



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−98》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    きょうは『メイ』ちゃんのお誕生日なんですけどぉ
     『教室』にプレゼントがいっぱい届いてますぅ
   中にはまだ使えませんけどぉ
    『ひんやりマット』まで入ってますぅ」

   皆さんよく覚えていてくださって
    本当に感謝しているのよ
   『教室』の生徒さん達とかOBさん達だけではなくて
    近所のネコ好きな方からもお祝いを頂いてるのよ

   保護したときはホントに小さな乳飲み子で
    旦那様の手のひらの中に
     スッポリ隠れてしまいそうだったんだけど
   皆さんそれをご存じなんでお誕生日だけではなくて
    『教室』に会いに来てくださる度に
     こんなに大きくなって良かったねって
      可愛がってくださるのよ

   近所のお婆ちゃんは
    この子は『お釈迦様のお誕生日』と同じ生まれだから
   何か授かっているんかねぇって
    いつも『メイ』ちゃんに話しかけていかれるのよ
   
   心ない人に目の前でお母さんを殺されてしまったんで
    お母さんの愛情はしっかり受けられなかったけど
   まぁ こうしてみなさんに可愛がられて
    人間嫌いにもならなかったから
     どこかにお釈迦様の救いがあったのかしらね

  「先生 きょうは『メイ』ちゃんには掛けられませんけど
    『甘茶』を煎れていただきましょうかぁ
   でも先生 普通はお茶と言えば渋いのが多いのになんで
    『甘茶』なんて名前が付いちゃったんですかぁ」

   私達は普段あまり『甘茶』を口にしないから
    忘れてしまい勝ちなんだけど
     確かにとっても甘いお茶だってことは
      覚えているでしょ

   『甘茶』はユキノシタ科のガクアジサイの一種というか
    変種と言った方がいいのかしらね
   元々『アマチャ』と呼ばれていたみたいで
    その若い葉を摘んで一般のお茶のように
     蒸してもんで乾かしたものを煎じて飲むのよ

   でも一般のお茶と違うところは
    甘味成分として『フィロズルチン』とか
     『イソフィロズルチン』とかを含んでいて
   その甘さはショ糖の数百倍にもなるのよ
    その上苦味成分として多少『タンニン』は含むけど
     『カフェイン』は含んでいないのよ
      だから余計に甘く感じるんじゃないかしら

   それと『甘茶』は生薬として飲まれる方も多いわね
    例えば『抗アレルギー作用』とか
     『歯周病』の予防に効果があるとかでね
   あなた達には授業の時に
    何度かお話しした記憶があるんだけど
     どこに行ってしまったのかしらね

   そうそう それからね
    ウリ科の『アマチャヅル』を使ったものも
   『甘茶』って呼ばれることもあるけど
    本家は『アマチャ』を使ったものなのよ

   私が幼い頃通っていた『幼稚園』は
    お寺のご住職が『園長先生』だったから
   お釈迦様のお話はよく聞かせて頂いたし
    『灌仏会』(かんぶつえ)の時は園内に
   『花御堂』(はなみどう)が飾られてお祝いしたものよ
    その中には生まれたばかりのお釈迦様が立っていて
   右手は天に左手は地を指し例の
    『天上天下唯我独尊』とおっしゃったって
     園長先生から教わったのをよく覚えているわ
   もちろん幼稚園のときだから
    意味なんてサッパリ分からなかったけどね

   ただ記憶に残っているのはお釈迦様が生まれて
    いきなり歩き出したりとか
   7歩歩んでいきなり立ち止まり
    『天上天下唯我独尊』って唱えたのは割と素直に
     頭の中に入ったのよ
      何故だか分からないけどね
   それでお釈迦様が生まれて7日後に
    お母様の『マーヤー』さんが亡くなってしまって
   その後はお母様の妹の
    『マハー・プラジャーパティ』さんに
     育てられたそうなんだけど
   『メイ』ちゃんの出生のヒミツと
    かぶっていると思わないかしら
     ちょっと親ばかなんだけどね

   少し違うのは『メイ』ちゃんが育てられたのは
    お母さんネコの妹ではなくて『トド』だったのと
   物心が付いたときそばにいたのは猫とは思えない
    真っ黒なタヌキ顔をした『ポン太』だったから
     猫らしい事は何も学習できなかったと思うの

  「先生 でも先生の『トド』さんに育てられたから
    とっても賢い子になったんだと思いますよぉ
   どんなドアでも上手に開けられますからぁ
    わたし達がトイレに行ったときでも
     ドアを開けて入ってきちゃいますぅ
   これも『トド』さんの教育かも知れませぇ〜ん」

   あら おかしいわねぇ
    『メイ』ちゃんは旦那様と一緒で綺麗な人にしか
     興味を示さないわよ
      そこは似ていると思うけどね

   あなた達も見ていて分かったでしょ
    サラさんとガヴィさんには無条件で付いていくけど
   あなた達に付いていくのは何でかしらね
    きっと食いしん坊だからいつもあなた達が
     食べ物の臭いがするからじゃないかしら

  「先生 『トド』の旦那様はわたし達の事を
    いつも可愛いって言ってくださるんですよ
   だから旦那様も『メイ』ちゃんも
    本質を見極める正しい眼を持っていると思いますぅ」

   じゃあそう言う事にしておきましょうか
    『蓼(たで)食うネコも好き好き』って言うから
   いつも美味しそうなものばかり見ていると
    たまには苦いものとか
     辛いものが食べたくなるんじゃないかしら

   神様ぁ〜 今日は“お釈迦様のお誕生日”
    甘茶を煎れますから召し上がってくださいね

   お願いねっ