神様ぁ〜！　また“めまい”がして倒れそうになったわ　その時は私を優しく支えてくださいね！！

　　　【２年前の東日本大震災で被災された皆様には
　　
　　　　　　　　　心よりお見舞い申し上げます】

　　私はアロマセラピスト
　　　『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
　　今日から読んで頂ける方の為にも
　　　少しずつお話を進めていきますね

　　私のお部屋では生徒さん達と
　　　アロマ医療のお勉強をしているんだけど
　　認定試験のない時は
　　　いつも脱線ばかり

　　雑談と言っても
　　　れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
　　アロマ医療ではこのカウンセリングも
　　　とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ

　　今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
　　　本題が途中になってしまっていたから
　　　　続きをお話ししますね

　　《エピソードＮｏ．１１−１１５》
　　【普段は結構おしゃべりでも
　　　　お相手の前では超寡黙】

　　「先生　大変ですぅ
　　　　この間『民宿』のお花見に参加されていた
　　　　　『宮崎』のＯＢさんから
　　　けさ『震度３』の地震があってビックリされたって
　　　　メールがありましたぁ
　
　　　ところで先生
　　　　けさの体調はいかがですかぁ」

　　　とっても体が軽くなったわ
　　　　あなた達の『トリートメント』が
　　　　　とっても上手になったんで
　　　　　　涙が出るほど嬉しかったのよ
　　　　　　　本当に感謝してるわ

　　「先生　って言うかぁ
　　　　涙を流される前に
　　　　　スウハァ〜寝息を立ててみえましたよぉ
　　　よっぽどお疲れだったんだと思いますぅ
　　　　でも中身はお疲れの様子なんですけどぉ
　　　お肌はお歳に似合わずとってもしなやかでしたぁ
　　　　あれなら旦那様が喜ぶはずですぅ」

　　　お黙り
　　　　どうしてあなた達が言うとそう角が立って
　　　　　いやらしく聞こえるのかしらね
　　　私のことをご存じでない方が聞かれたら
　　　　よっぽどお婆ちゃんに聞こえるじゃないの
　　　　　四捨五入すれば同じふた桁で
　　　　　　あなた達と変わらないじゃないの

　　　それに私のお肌があなた達みたいにボロボロだったら
　　　　誰も私の『教室』にお勉強にみえないでしょ
　　　確かに私の体質は学生時代から
　　　　ずう〜っと４８kg前後をキープしていて
　　　　　あなた達みたいに『伸び縮み』していないから
　　　　　　そんなに傷んではいないと思うわよ

　　「先生　お話し中なんなんですけどぉ
　　　　今の方がかなり角が立っていると思いますぅ
　　　でも　先生がいつもの口調に戻られたんで
　　　　元気になられた証拠でよかったですぅ」

　　　ちょっと待ったぁ
　　　　またまた気になる発言が飛び出したわね
　　　それじゃあ私は普段よっぽど口調が
　　　　『とげとげしい』みたいじゃないの
　　　　　でもまぁその通りかも知れないから
　　　　　　この辺でやめとくわ

　　　でもあなた達に感謝しているのは本当よ
　　　　それが証拠に今朝はぐっすり寝過ぎちゃったくらいで
　　　『ポン太』達に起こされるまで
　　　　気が付かなかったくらいだもの

　　「先生　それにしても４８kg前後をキープされてるって
　　　　スゴイことですよねぇ
　　　　　とっても羨ましいですぅ
　　　だって先生の身長はフランス人女性の
　　　　平均身長より５cmも高くって　　　
　　　平均体重は１０kg以上も少ないんですからぁ
　　　　羨ましい限りですぅ

　　　街で先生とサラさんとガヴィさんが
　　　　『ヒール』を履かれて並んで歩かれると
　　　　　『壁』ができちゃいますぅ
　　　　　　わたし達は横幅なら
　　　　　　　絶対に負けませんけどぉ〜」

　　　さすがにあなた達は『ナース』だけあって
　　　　世界の女性の身長体重を良く知っているわね
　　　お言葉を返すようだけど
　　　　サラさんもガヴィさんも『OFF』の時は
　　　　　ほとんど『ヒール』なんて履いてないじゃない
　　　特にサラさんは『女医』さんだから履かれないし
　　　　ガヴィさんだってオフィスを出られたら
　　　あなた達より若い格好して歩いているでしょ
　　　　だからこの間パリの街を歩いたときは
　　　　　皆『パンプス』だったと思うわよ
　　　もっともパリの街は『石畳』が多いこともあるけどね
　　　　ちょうど３人とも背格好がよく似てるから
　　　　　まるで姉妹みたいでしょ

　　「先生　年齢的にはちょっと抵抗があるんですけどぉ
　　　　お洋服のサイズ的には
　　　　　全く同じだってのは知ってますぅ

　　　この間民宿で大きなお風呂に一緒に入ったとき
　　　　サラさんもガヴィさんも
　　　　　５０kgないって言ってみえたんですけどぉ
　　　バストのサイズだけはあまり変わらなかったんでぇ
　　　　愕然としたのは覚えてますぅ」

　　　あなた達だって日本人の平均よりは上なんでしょ
　　　　それに『ナース』と言う
　　　　　過酷なお仕事をこなしているんだから
　　　私なんかよりはるかに体力を付けておかなければ
　　　　それこそ一大事になってしまうわ
　　　あなた達のはち切れそうな若さとお肌のハリには
　　　　いつも羨ましいと思っているのよ

　　「先生　そうなんですけどぉ
　　　　やっぱり先生みたいなしなやかなお肌に
　　　　　憧れちゃいますぅ」

　　　それは『結婚』してからのお楽しみよ
　　　　女性の体はどんどん変化していくのよ
　　　　　良くも悪くもね
　　　　　　だからお手入れはサボっちゃダメよ

　　「先生　きょうは『全快祝い』と言うことで
　　　　ランチはいつもの『うなぎ屋』さんに行って
　　　『特上うな重』を食べてお肌のケアをしましょう」

　　　せっかくいい気持ちになっていたのに
　　　　どうしてあなた達最後にそこに行くのかしらね
　　　でもまぁいいわ
　　　　あなた達のお陰で体調も良くなって来たから
　　　　　そうしたいけど
　　　　　　今から予約では間に合わないと思うわよ

　　「先生　ご心配なく
　　　　すでに予約は入れてありますぅ」

　　　ダメだわこりゃあ〜

　　　神様ぁ〜　また“めまい”がして倒れそうになったわ
　　　　その時は私を優しく支えてくださいね

　　　お願いねっ
　　　　