神様ぁ〜! “熱中症”でうなされた訳じゃないのよ お星様への“お願い”を叶えてね!!




    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 アメショ アメリカンショートヘア17 大好き 】
           



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−187》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    さっき『福島』のお婆ちゃん達のところへ来る道中で
     『天気予報』で言ってたんですけどぉ
   きょうの最高気温は36℃くらいまで上がるそうですぅ
    普段の体温が35℃くらいしかないんでぇ
     体温よりも高くなってしまいそうですぅ」

   今週末は全国的に『真夏日』になる地域が増えそうね
    この暑さのあとで『梅雨明け』が発表されるのかしら
     何れにしても『熱中症』にならないように
      十分注意していてね

   お婆ちゃん達のお肌のケアも大切だけど
    その前に『熱中症』にならないための工夫も
     よぉ〜くお話ししておいてね
   今日は男性群がお婆ちゃん達の『仮設住宅』の点検とか
    『熱中症』にならないための
     具体的な工夫のお話をしに各戸を回っているのよ

  「先生 こんな時になんなんですけどぉ
    あしたの日曜日は『七夕』じゃないですかぁ
   でぇ わたし達が『ボランティア』の準備をしていたら
    『小児病棟』担当の子から質問されちゃいましたぁ

   一つは『七夕』と書いて
    なんで『たなばた』って言うのとかぁ
   もう一つは『七夕』は『ひこ星』と『おりひめ星』の
    一年にたった一度の『デート』の日なのに
   なんで関係ない自分たちが
    『短冊』に好き勝手な願い事を書いて
     邪魔するんですかって言うものだったみたいですぅ

   『小児病棟』担当の子は返答に困ってしまって
    わたし達に助けを求めてきたんですけどぉ
   わたし達も去年先生に教えていただいた記憶があっても
    中身がサッパリ思い出せなくてぇ
     困ってしまいましたぁ」

   あらあら 頼りない先輩『ナース』さん達ね
    今日もこちらでお婆ちゃん達のお孫さん達を集めて
     『七夕会』をする予定なんでしょ
   誰かに質問されたら
      あなた達は何て応えるつもりだったの

   まぁいいわ 最初の質問だけどね
    私も子供の頃何でだか分からなくて
     婆やに教えて頂いたのよ

   ちょっと説明がややこしくなるかも知れないけど
    よく聞いていてね
   この『七夕』って言うのは日本の『五節句』の一つで
    『しちせき』って呼ばれていたそうなよ

   昔の人の考え方として
    暦の中で奇数が重なる日は『陰』になるとして
     忌み嫌ってその時々に行われた行事が
      風習として今でも残っているのよ

   ただ1月1日は別格として代わりに7日を
    『人日』(じんじつ)と言われて
     『七草がゆ』を食べる風習が残っているでしょ
   3月3日は『上巳』(じょうし)と言われていて
    今は『お雛祭り』の風習が残っているわね

   5月5日は『端午』(たんご)と言われていて
    『こどもの日』になった経緯は
   この間説明したばかりだからまだ覚えているわよね
    今日はちょっと省略するわよ
   肝心の7月7日は『七夕』(しちせき)と言われていて
    元々は『畑作の収穫祭』を催したり
     『お盆』の準備をし始めたそうなんだけど
   その頃の貴族は当時の中国の影響を強く受けていて
    『ひこ星』と『おりひめ星』の
    一年にたった一度の『デート』の日のお話しを
     たいそう気に入ったみたいで
      『乞巧奠』(きこうでん)とか
       (きっこうでん)と呼んでいたみたいなのよ

   で ここからが本題なんだけど
    先ほどお話ししたような風潮の中で日本古来からも
   『棚機津女』(たなばたつめ)と呼ばれる女性が
    機(はた)で織った布を神様にお供えして
     厄払いをしたという故事とか
   貴族が『乞巧奠』に沿って笹に願い事を書いた
    短冊を結びつけてお星様に願ったことなどが
     一般大衆にも拡がって
   『七夕』を『たなばた』と呼ぶようになったみたい

   この『七夕』に限らず日本古来からの『風習』は
    日中合作がさらに変化してきたモノが多いのよね
   中には本来の意味と
    全く違った形で残っているモノもあるから
     婆やのお話はとっても面白いのよ

   ところであなた達は
    どんなお願いを短冊に書いたのかしら

  「先生 それは『企業秘密』ですぅ
    「ワイハーで有名なハワイアン・フードを
      お腹いっぱい食べたい」とかぁ
   『パリ』での『アロマ研修』に同行して
    いぜん馴染みになったお店で
     「思いっ切りスウィーツを食べたい」とかぁ
   サラさんから教えていただいた美味しいワインを
    「浴びるほど飲みたい」なんて書いてあるのを
      見られたら恥ずかしいですぅ」

   ダメだわこりぁ
    あなた達が今年こそ『ウエディングドレス』を
     着られますようにって書いてあるのかと思ったら
   ワインが飲みたいって言う短冊の裏に
    ちっちゃな字で隅っこに書いてあるだけじゃないの
     これじゃあ神様が気が付かないわよ
   あなた達の気持ちが分からない訳でもないけどね

   神様ぁ〜 “熱中症”でうなされた訳じゃないのよ
    お星様への“お願い”を叶えてね

   お願いねっ