神様ぁ〜! 乙女は“恋の炎”を燃やしたいだけよ “爆発”するほど燃やさないでくださいね!!




    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 スコティッシュフォールドPart17 ホールド一本 】            



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−232》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    また『福知山』の『爆発事故』で
     35才の男性が亡くなってしまいましたぁ」

   昨日もそのお話をしていて
    早く回復されるようにお祈りしていたのに
     本当に残念だわ
   その方は『集中治療室』で治療を受けられていたものの
    特に症状が重いとは把握されていなかったみたいね
     そう思うとほかの方達も余計心配になるわね

  「先生 こんな時に申し訳ないんですけどぉ
    テレビの報道を見ていてとっても変なんですぅ」

   何がそんなに変なのかしら
    ここでならお話ししても大丈夫よ
   私も普段から変だなと思ったことは
    ハッキリ「おかしい」ってお話ししているでしょ

  「先生 わたし達は『ナース』だからかなって
    思ってはいたんですけどぉ
     どう考えてもおかしいんですぅ
   だって最近若い『アナウンサー』が
    やたら『重篤』『重篤』って言ってますんでぇ
   わたし達は『お医者様』達のあいだで話されているのは
    よく耳にしているんですけどぉ
     巷では聞いたことがありませんでしたぁ

   もちろん『お医者様』が患者さんに
    あなたは「重篤な なんとか疾患」ですよってのも
     ほとんど聞いたことがありませぇ〜ん
      これってなんだか変じゃないですかぁ」

   ああ そのことね
    私もそれはいつも変だと思って聞いているわ
   あなた達『ナース』を前に置いて
    まるで『釈迦に説法』かも知れないけど
   一般的に『お役所用語』とされているのは
    『重傷』『中傷』『軽傷』の三つだけよね

   でもそれに加えて『重体』と言う言葉が
    『報道用語』として使われているわね
   まぁ簡単に違いを説明すれば
    一ヶ月を超す『入院加療』が必要ならば『重傷』
     入院が必要ない治療で済めば『軽傷』
      その間なら『中傷』と言う言葉で説明されるわね

   でも報道されるときは『重傷』の中でも
    更に『生命』の危険に関わるような場合には
     『重体』と言う言葉を使うように
      業界の中で申し合わせがあるんだそうよ

   最近特にこの『爆発事故』の報道を見ていると
    あなた達が言うように若い『アナウンサー』から
   某国営放送の報道でも簡単に『重篤』と言う言葉が
    飛び交っていて『違和感』があるわね
     もちろん私達だけではないと思うわよ

  「先生 わたし達は病院内でお医者様達が
    『重篤ななんとか疾患』とおっしゃれば
     すぐにピンと来ますからぁ
   患者さん達には『大丈夫 治りますよ』って
    明るくお返事するようにしていますぅ」

   私もそれでいいと思うわよ
    お医者様達が『重篤』って言う言葉を使われるときは
   直ぐにではないけど『生命』の危険に関わるってことを
    おっしゃっている訳だから注意が必要だけど
     回復の見込みがない訳じゃないものね

   まぁ『危篤』ですって言われたら『不可逆性』
    つまりもう後戻りは出来ない状態だから
     ここが『危篤』と『重篤』の違いなんだけど
   『報道用語』が改訂されたのかしら
    それとも『アナウンサー』の上司の方が
     なんの『違和感』ももたれないのかしらね

  「先生 それからもう一つ『違和感』があるんですけどぉ
    『報道用語』の中に
     『強く打って』って言葉があるんですぅ
   『頭を強く打って死亡』とか報道されると
    普通の方は『デコチン』を何かにぶつけて
     痛かっただろうな程度しか思われませんけどぉ
   実際にわたし達の『救急』に運ばれてきたときは
    『頭部が原形を留めないほど
     損傷していた』ってことなんですぅ
   『全身を強く打って・・・』なんて言われたら
    もう最悪で表現できませぇ〜ん」

   だからこんな表現を『一家団欒』の時間帯に
    なんの躊躇もなく平気な顔をして報道している
   若い『アナウンサー』 特に『女性アナウンサー』は
    もう少し勉強されたらどうかなぁって思いますぅ

   あなた達は『生の医療現場』にいて
    その『実態』と『報道用語』の対比が分かるから
     一番よく分かると思うけど
   先ほどの『重篤』にしろ『強く打って』にしろ
    ただ言われた通りに『間違いなく』
     渡された原稿を読んでいるだけだから
      何も『違和感』を感じていないと思うわよ

  「先生 きょうは要らないことをおしゃべりして
    申し訳ありませぇ〜ん
   いつもは先生と同じでポワァ〜ンとしてるんですけどぉ
    毎日お仕事で『生』と『死』の狭間を見てますんでぇ
     つい感情的になってしまいましたぁ・・・」

   それくらい何ともないわよ
    あなた達みたいな『ナース』がいてくれるから
     私達が安心して暮らせるのよ
   『事故』や『紛争』で大事な命を落とすことがないよう
    神様と直談判してみるわ

   神様ぁ〜 乙女は“恋の炎”を燃やしたいだけよ
    “爆発”するほど燃やさないでくださいね

   お願いねっ