神様ぁ〜！ 大好きな“女神”の髪型が 後ろ髪を剃り上げた“モヒカン”なんて言わないでね！！
♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 ノルウェージャンフォレストキャット十五フサ目 】
【 ２年前の東日本大震災で被災された皆様には
心よりお見舞い申し上げます 】
私はアロマセラピスト
『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
今日から読んで頂ける方の為にも
少しずつお話を進めていきますね
私のお部屋では生徒さん達と
アロマ医療のお勉強をしているんだけど
認定試験のない時は
いつも脱線ばかり
雑談と言っても
れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
アロマ医療ではこのカウンセリングも
とっても大事なんですよｲｲﾜｹﾀﾗﾀﾗ
今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
本題が途中になってしまっていたから
続きをお話ししますね
《エピソードＮｏ．１１−２３６》
【普段は結構おしゃべりでも
お相手の前では超寡黙】
「先生 大変ですぅ
けさ『福島』のお婆ちゃん達のところへ着いたとき
いつもたくさんの方達がお出迎えくださるんですけどぉ
なんだか変なんですぅ
いつもだったら皆さんニコニコされてぇ
わたし達の方が元気をいただくくらいなんですけどぉ
けさは皆さんお疲れの表情でしたぁ」
そうなのよ
私も何か変だなって思って
こちらのボランティアの代表の方に
何があったのか教えて頂いたのよ
そうしたら案の定『原発』からの『汚染水』が
海にまで流出していたことが発覚して
漁師さんを始め地元の皆さん達が
『大震災』以降２年以上を掛けて必死の思いで
『故郷の海』を守ろうとしてきたのに
今回の『流出発覚』で一瞬のうちに
徒労に帰してしまったのが
ものすごいショックだったみたいなのよ
あなた達も『福島』にはもう２年以上通っているから
陸地の荒れ果てた状況は分かっていると思うけど
『農業』がダメになった分
得意な『漁業』で復活を図ろうとして
ここのところようやく『海』も綺麗に戻って
さぁこれからという矢先に
『高濃度の汚染水流出』でしょ
さすがに今回は『世界の目』からも
かなり手厳しい意見が出されているものね
『日本』の技術はこんなもんかってね
「先生 今週は彼もわたし達と一緒に
こちらにボランティアに来ているんですけどぉ
『高濃度の汚染水流出』のタンクはナント『耐用年数』
たったの『５年』で設計されているそうなんですぅ
その筋の技術屋さんからの情報では
『高濃度の汚染水流出』の原因は
タンク全体の『鉄板』の継ぎ目ではなくてぇ
急いで工事をした基礎部分の『コンクリート』が
もろくてそこから漏れているんじゃないかって
心配してましたぁ」
旦那様も同じようなお話しをしていたわ
仮に応急処置が出来たとしても『耐用年数』５年の内
もう既に２年以上経過している『タンク』があるでしょ
『高濃度の汚染水』は待ったなしで
毎日増え続けている訳だから
『耐用年数』が経過した以降はどうするのかしらね
『漁業関係』のお爺ちゃんのお話では
特にここ１年ほどは地道に『漁場の安全性』を
全国に出向いてアピールされて来て
ようやく『風評被害』も下火になり
『試験操業』を成功させて
さぁこれから巻き返しを図ろうとされていたのが
全て取り消しになってしまったそうなのよ
また何年も待たされてやり直しをするんでは
もうこれでは生活が出来ないって涙ぐまれていたわ
「先生 それじゃあ『福島』では『農業』もダメ
せっかくの『漁業』もダメ
『工場』を建て直すのもダメだったら
なんにもできなくなってしまいますぅ
アヤちゃんやユキちゃん達のご両親の
住むお家も未だに建てられないでいますからぁ
生きる望みがなくなってしまいそうですぅ」
今更こんなことを言っても始まらないけど
『放射能』だけは余分だったわね
せめて『地震』と『津波』だけからの復興なら
もうかなり目処が立っていたと思うけど
『放射能』相手では勝負にならないわ
『電力会社』任せにして責任転嫁してきた『国』も
いくら何でももう本気で対応を図らないと
『日本』の無能さが世界に知れ渡って
『TPP』どころの騒ぎじゃなくなってしまうわよ
このまま『太平洋』を『放射能』で汚し続けたら
『日本』だけの問題じゃすまなくなってしまうわ
こんな時に何だけど
私達は来週末から『フランス』へ
『アロマ研修』に行かなければならないでしょ
なんだかとっても後ろ髪を引かれる思いよね
「先生 いま『後ろ髪を引かれる』ってどんな意味か
尋ねようかなって思ったけどやめときますぅ」
あらあら あなた達には珍しく今日は消極的なのね
これは文字通り去っていく人を留める表現で
『能動的』なら『後ろ髪を引く』で
『受動的』なら『後ろ髪を引かれる』になるだけよ
じゃあ あなた達が元気が出るように
『幸運の女神』様のお話をしましょうか
昔から『幸運の女神』様にはあなた達のような
長い『後ろ髪』はなくてツンツルリンだったのよ
これは『レオナルド・ダ・ヴィンチ』の逸話からだけど
『Kairos（カイロス）』って言う
『肩』と『かかと』に翼がある少年の神様がいて
自分の前を一瞬にして通り過ぎるときに捕まえると
『チャンス』が訪れるって信じられていたのよ
でもこの少年は『キューピー』ちゃんみたいな
前髪しかなかったから捕まえるためには
通り過ぎる前に前髪を掴まなければいけなかったの
ところが『ダ・ヴィンチ』はこれを勘違いして
『幸運の女神』も前髪しかないと
思い込んでしまったみたいなのよね
だから自分の前を『幸運の女神』が
通り過ぎてしまってからでは遅いってことを
言いたかったみたいなんだけど・・・
『幸運の女神』の髪型を想像して後ろ髪を剃り上げた
『モヒカン』だったりしたら笑っちゃうでしょ
さぁ あなた達に笑顔が戻ったところで
今週は気合いを入れてお婆ちゃん達に
しっかりと癒されて頂きましょ
神様ぁ〜 大好きな“女神”の髪型が
後ろ髪を剃り上げた“モヒカン”なんて言わないでね
お願いねっ
