神様ぁ〜! 秋のお・も・て・な・し“おはぎ”はいかが? 美味しい“ワイン”も召し上がってね!!




    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 幸運 黒猫を語るスレ19 福招 】            



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−264》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    久し振りに『福島』のお婆ちゃん達のところに
     やって来たんですけどぉ
   こちらに来る途中で『天気予報』を聞いていたら
    30℃になるって言ってましたぁ
   でぇ 聞き違いか『福島』違いかと思ったんですけどぉ
    ホントだったんでぇ
     ビックリしちゃいましたぁ」

   それを聞いただけで汗がにじんでくるわ
    今日は私達の『教室』の方でも
     30℃を超えるって言ってたけど
      『福島』まで来ても30℃になるとはね
   この調子で『台風』でも向かって来ようものなら
    『上陸』して弱まるどころか
     どんどん勢力を高めてしまうものね
      この間の『台風18号』もそうだったのよ

   先ほど地元のボランティアの方に
    もう少し詳しい気象情報を聞いたら
     まだ暫くは暑い日が繰り返すみたいだから
   今回寒くなる前のお肌の手入れ方法をちょっと変更して
    半分夏のお手入れも残しましょうか
     そうなると『アロマ・オイル』足りたかしらね

  「先生 ぜんぜん大丈夫ですぅ
    わたし達が『フランス』で先に
     涼しい『秋の肌』に慣れてしまったんですけどぉ
   帰国してから『教室』でも暑さがぶり返してますんでぇ
    ひょっとしてって思って『暑さ対策』も
     十分余裕を持って準備してきてますぅ」

   さすがね
    それを聞いて安心したわ
   今回は『認定試験』に合格した生徒さん達も同行して
    記念すべき『福島デビュー』を果たすから
     あなた達も大先輩として頑張ってね

   今のところ『震度5強』の地震以来『大ナマズ』さんが
    妙に静かにしているけど
     まだ大きな『余震』があるかもしれないから
      情報には注意していてね

  「先生 分かりましたぁ
    でぇ わたし達がお婆ちゃん達のところに着いたとき
     甘い香りがしてたのに気が付かれましたかぁ」

   えぇ もちろん気が付いてたわよ
    お婆ちゃん達があなた達のために
     『おはぎ』の『あん』を炊いていた香りでしょ
   春のお彼岸の時はこしあんの『ぼたもち』だったけど
    秋はつぶあんの『おはぎ』になると思うわよ

  「先生 今更なんですけどぉ
    『ぼたもち』と『おはぎ』の名前の由来は
     以前教えていただいたから覚えてるんですけどぉ
   『こしあん』と『つぶあん』の使い分けは
    何ででしたっけぇ」

   私は婆やから聞いた程度のことしか分からないけど
    春先に作る『ぼたもち』の『あん』は
   昔は材料となる『小豆』がどうしても新鮮ではなくて
    場合によっては皮が残りやすかったんですって
     だから春先は『こしあん』で食べるのを
      好まれたそうよ

   でも秋になると収穫されたばかりの
    皮が柔らかい新鮮な『小豆』が使えたから
     敢えてそのまま残した『つぶあん』を
      味わうんじゃないかしらね
   でも実際には『地域性』とか『好み』なんかによって
    どちらが正しいというものでもないと思うけどね

   まぁ これも余談だけど『小豆』の『保存方法』とか
    『品種改良』がずいぶん進化しているようで
   今では1年中いつ『小豆』を炊いても
    あまり違いは出ないそうだから
     婆やの『説』も昔話になってしまうかもね

   それと『ぼたもち』と『おはぎ』には
    『春』と『秋』の呼び名の違いだけではなくて
     『夏』と『冬』の呼び名があるそうなのよ

   婆やから聞いたお話だとどちらも『中身』は
    もち米とかお米を『スリコギ』で
     半分くらいつぶした状態で使うでしょ
   だから昔はお正月みたいに大きな音を立てて
    『お餅』になるまでつくんじゃなくて
     『スリコギ』で静かに出来るんで
   直ぐ隣のお家の人でさえ
    いつ『ぼたもち』を作ったか分からないので
   『ついたのを知らない』から言葉遊びで
    『着いたのを知らない』となって
     これは何のことかというと
   まぁ 昔のことだから夜船が着いても
    なかなか分かりにくかったことを掛けて
     半ば強引に『夜船』に持って行ったそうなのよ

   でぇ それは『夏』の呼び名になって
    冬の場合はこうなのよ
   さっきの『ついたのを知らない』からまた言葉遊びで
    短縮して『つきを知らない』となって
     『月を知らない』となったみたいね

   これから先は『とんち』か『落語』みたいなんだけど
    『月を知らない』は『月が見えない』ことで
   『月が見えない』のは北側にある窓だから
    『北窓』と言う呼び名になったみたいよ
   だから春夏秋冬の呼び名を並べてみると
    『ぼたもち』『よふね』『おはぎ』『きたまど』かな
     でも呼び慣れた『ぼたもち』と『おはぎ』が
      一番美味しそうよね

  「先生 お話を伺っていたら
    メッチャお腹が空いてきましたぁ
   きょうの『ランチ』は
    フランスから直送の美味しい『ワイン』と
     大好物の『おはぎ』にしましょう」

   あなた達 何を勝手なことばかり言ってるの
    お婆ちゃん達の『ご先祖様』に
     一番先に召し上がっていただいてから
      それからにしないとダメよ

   それとどうでもいいけど『ワイン』に
    『おはぎ』って大丈夫なのかしら

  「先生 ことしの春 サラさんとガヴィさんが
    『民宿』にみえたとき『ワイン』を飲みながら
   わたし達と一緒に『ぼたもち』をつまんでみえたんで
    『モノホン』のフランス人が『オッケー』なんで
     わたし達ももちろん『オッケー』ですぅ」

   ダメだわこりゃ
    お婆ちゃん達そんなの見て大丈夫かしらね

   神様ぁ〜 秋のお・も・て・な・し“おはぎ”はいかが
    美味しい“ワイン”も召し上がってね

   お願いねっ