神様ぁ〜! 今日のことは“オフレコ”にしてね 私の“お話”だけを大きなお腹にしまっておいてね!!




    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 大きい シャルトリューを語るスレ やさしい 】            



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−266》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    って言うかぁ これお話ししていいかどうか
     迷ってるんですけどぉ
      どうしたらいいと思いますかぁ」

   あらあら 今朝はどうしちゃったのかしら
    世の中は3連休だから時間のあるときはあなた達も
     少しは体を休めなきゃダメじゃないの

   今日は『教室』もお休みを頂いてるのよ
    ここのところ留守がちだったから久し振りに
   『ポン太』と『メイ』ちゃん達とのんびり遊んでいたら
    突然あなた達のお顔が現れたから
     ビックリしちゃったじゃないの
   それに いきなりどうしましょうかって言われても
    何のことだか分からないじゃないの

  「先生 そうなんですよぉ
    きょうは久し振りにわたし達も
     のんびりしようと思って『教室』に来たんですぅ

   でぇ聞いていただきたかったのは
    きのう『福島』のお婆ちゃん達から聞いた
     お話なんですけどぉ
   いつもだったら『アロマ・トリートメント』をしながら
    アッという間にスヤスヤ寝息を立てるお婆ちゃんが
     ちっとも落ち着かないようすで
      わたし達の顔を見ているもんですからぁ
   何かあったんですかって尋ねたら
    ちょっと言いにくそうに「実はねっ」って
     お話しを始められたんですぅ

   でぇ これってお話ししちゃってもいいのかどうか
    迷ってたんで先生に相談をとぉ・・・」

   まぁ どちらにしてもそこまで話し始めたんなら
    全部お話ししてしまったら
     あなた達までもやもやしててもこまるでしょ

  「先生 分かりましたぁ
    お婆ちゃんがわたし達に
     お話ししたかったのを簡単にまとめますとぉ
   ある方達が『福島』の仮設住宅の被災者を
    お見舞いにみえたそうなんですけどぉ
   そこで『励ましの言葉』まではよかったんですけど
    突然『お連れの方』が被災したお婆ちゃんに
     「ここでの生活は慣れましたか」って
      尋ねられたもんですからぁ
       お婆ちゃんは涙を流して
        黙り込んでしまったそうなんですぅ

   ほほ笑ましい光景として目に映ったのは
    たぶんたった1人の『その方』だけで
   周りにいた方達とかその『ニュース』を見られた方達は
    とても複雑な心境になったって
     お婆ちゃんは涙目でお話しされたんですぅ

   だって『大震災』から『暑い日』も『寒い日』も
    もう2年半以上もあの環境の悪い『仮設住宅』で
     不自由な生活を強いられてきて
   突然「ここでの生活は慣れましたか」って尋ねられても
    誰だって何とも答えられないじゃないですかぁ
   尋ねられたお婆ちゃんだって今までの辛い思いが
    一気に吹きだしちゃったんだと思いますぅ

   それが今の『現実』だってことを
    きのうのお婆ちゃんは心を許したわたし達に
     訴えたかったんだと思いますぅ
   とても人前では言えるお話しではないですからぁ
    わたし達のお腹にしまっておこうと思ったんですけどぉ
     どうしたらいいかって思ってぇ」

   まぁ そんなことがあったの
    あなた達もよくお話ししてくれたわね
   それ以上聞かなくてもその『お相手の方』は
    どなたなのかは察しがつくけどね
     一般の方ではないから仕方がないとは言っても
   被災地の方達がそれほどまでに傷付いてしまったことも
    ご本人は理解されていないんじゃないのかしら
     あまり外にお出ましになられないからね

   もちろん付き人の方達だって
    「それはちょっと・・・」とも言えないだろうし
   『報道関係者』だって私達みたいに
    自由にコメントが出来ないだろうから
   たぶんよ 「こんなお言葉がありました」くらいにしか
    『ニュース』には出来なかったでしょうからね

   そう思うと『言葉』って怖いわね
    「ここでの生活は慣れましたか」で止めないで
     「あと少し頑張りましょうね」とか
   何か先に続くものがないと
    あなた達が心配しているような
     『残酷』な結果になってしまうわね

   で あなた達にそのお話をされたお婆ちゃんは
    それからどうされたのかしら

  「先生 そのお婆ちゃんはことがことだけに
    誰にもお話しできずに悩んでいたみたいですけどぉ
   わたし達に少しずつお腹の中にしまってあったものを
    全部吐き出したころには
     いつも通り寝息を立てて眠りにつきましたぁ」

   それはよかったわ
    どんな悩みでも人に話せると多少でも和らぐからね
   で 今度はあなた達がそのお婆ちゃんから
    受け取った悩みはどうなのかしら

  「先生 いま先生にすべてをお話ししたら
    スッキリしてお腹が空いちゃいましたぁ
   と言うことでぇ きょうは『ランチ』の前に
    残りのフランス直送『スウィーツ』と
     フランス産『ワイン』をいただきましょう」

   ちょっと待ったぁ
    あなた達は休日返上で『遠征』の残り物を狙って
     わざわざ『教室』に出てきたのね
   でもまぁいいわ
    『福島』のお婆ちゃん達が癒されたのなら
     目的は達成されたんだからね

   神様ぁ〜 今日のことは“オフレコ”にしてね
    私の“お話”だけを大きなお腹にしまっておいてね

   お願いねっ