神様ぁ〜! 時代と共に“風習”も変わるのよね “七五三”も色々な“形”があるって言ってね!!




    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 鈴声 アビシニアン 9頭目 ぷるにゃん 】            



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−318》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    あしたは『七五三』なんですけどぉ
   わたし達の病院では『小児病棟』のこども達
    全員のお祝いをしていますぅ

   ちょっと前はお祝いできる子とできない子で
    お部屋の中が不平等だったんでぇ
   男の子も女の子も7歳までなら
    みんな一緒にお祝いすることにしましたぁ

   でも『七五三』ってなぁにって
    毎年聞かれるんですけどぉ
     相手によってうまく説明ができなくて
      ホントに困ってしまいますぅ」

   そうか すっかり忘れていたけど
    そう言えば明日は『七五三』だったわね
   『ポン太』は数え年で5歳になるから
    お祝いしてあげないといけないわね

  「先生 『メイ』ちゃんは男の子だけど
    『ポン太』と一緒にお祝いをしないんですかぁ」

   だって『メイ』ちゃんはまだ1歳年下だから
    お祝いするなら来年になってからね

  「先生 じゃあ『ポン太』はどうやって
    お祝いするんですかぁ
   とっておきの『ワイン』を開けて
    みんなでパァ〜ッとお祝いしてあげましょう」

   何をまたおバカなことを言ってるの
    それじゃああなた達しか喜ばないじゃないの
   『ポン太』は旦那様に保護されたとき
    『下半身不随』の瀕死の状態だったんだけど
   その子が良く回復して今では『メイ』ちゃんと
    仲良く駆け回れるようになったでしょ
   新しい生徒さん達はご存じないけど
    『壮絶なドラマ』があったのよ

   それをあなた達みたいに『ワイン』で酔っぱらって
    大騒ぎする気にはならないわ
   お陰様で見た目は遜色なくなったけど
    瀕死のケガを負ったとき『FIV』も移されたみたいで
     重いモノも背負ってるのよ
   せっかくここまで順調に育ってきたんだから
    もう少し静かにお祝いしてあげて欲しいわ

  「先生 分かりましたぁ
    でぇ先生 ホントの『七五三』って
     どんなお祝いをするんでしたっけぇ」

   そうねぇ まぁ婆やからの受け売りだけど
    『七五三』の風習が始まったのは江戸時代
     五代将軍綱吉が『長男』の健康を祝ったのが
      有力みたいね
   それが色々な形で全国に広まって
    3歳になったら今まで剃ってた髪を伸ばし始めたり
     これは男の子も女の子もね
   5歳になると男の子だけ『袴』を着るようになったり
    女の子は7歳になると紐付きの子供の着物から
     大人と同じように帯を締める着物を
      着るようになったんだそうよ
   まぁこの形が一般的になったみたいで
    『七五三』と呼ばれるようになったみたいね
     もっともこの時の年齢は『数え』が
      正式だったんですって

   あとは11月と言っても旧暦では
    秋の実りを収穫して神様に感謝する月で
   15日というのは7と5と3を足して15だからとか
    旧暦の15日は『鬼宿日』と言われて
     鬼さん達の定休日だから祝い事をするには
      良い日だと言われたりしてるけど
       私にはよく分からないわ

   それに婆やのお話では『七五三』にこだわらないで
    こども達の成長を祝う地方もあるし
     もちろん日付もね
   とくに寒い地方では11月まで待てないから
    少し時期を早めるところが多いみたいね

   あなた達は『ナース』だからよく知っていると思うけど
    当時のこども達は
     7歳くらいまでの『死亡率』が高くて
      親心としては必死だったんでしょうね

   その気持ちの表れで当時としては細くて長いものが
    『長寿』のお祝いに喜ばれたから
   『飴』も長く延ばしたのが『千歳飴』で
    確か『不二家』さんもミルキーの
     『千歳飴バージョン』を出していたみたいよ

  「先生 『不二家』さんの
    ミルキー『千歳飴バージョン』は
     何となく覚えているんですけどぉ
   『小児病棟』のこども達は色々な『アレルギー』を
    抱えたこども達がいるんでぇ
     わたし達の仲間が材料を吟味して
      いま手作りで『千歳飴』に挑戦していると
       思いますぅ

   『千歳飴』を入れる袋はわたし達が
    『鶴亀』や『松竹梅』をパソコンでお絵描きしてぇ
     これから印刷して袋にするところですぅ
   『教室』のパソコンを勝手に使っちゃいましたぁ」

   そんなことはぜんぜん構わないんだけど
    そうか今分かったわ
   あなた達が朝早くから『教室』に出て来て
    『伊豆大島でハブとマングースが戦ってる』絵を
     描いてたんで何かしらと思っていたのよ

   そうかそうか 
    ひょろっと首が伸びて『ハブ』に見えたのが『鶴』で
     『マングース』に見えたのが『亀』さんね
   背景の『あんこ椿』に見えたのが『松竹梅』を
    モディファイしたものだったのね
     よぉく見ればそう見えないこともないわね

  「先生 それはないですよぉ
    だってわたし達は若いですからぁ
     『松竹梅』のイメージがわかないですしぃ
   『鶴』や『亀』さんのお顔も
    あまりよく見たことがなかったんですからぁ」

   あらあら ゴメンなさいね けなした訳じゃないのよ
    アニメチックなつぶらなお目々が
     とっても可愛かったものだからね

   神様ぁ〜 時代と共に“風習”も変わるのよね
    “七五三”も色々な“形”があるって言ってね

   お願いねっ