神様ぁ〜! あと少しで“師走”なのよ 私は全力疾走しても“ぜんぜん大丈夫ぅ”って言ってね!!




    ♡猫さん達の可愛い日替わり画像♡【 スコティッシュフォールドPart17 ホールド一本 】            



   【 2年前の東日本大震災で被災された皆様には
  
         心よりお見舞い申し上げます 】



  私はアロマセラピスト
   『アロマ・アヴェニュー』は私のお部屋の名前です
  今日から読んで頂ける方の為にも
   少しずつお話を進めていきますね

  私のお部屋では生徒さん達と
   アロマ医療のお勉強をしているんだけど
  認定試験のない時は
   いつも脱線ばかり

  雑談と言っても
   れっきとしたカウンセリングをしているつもりなんだけど
  アロマ医療ではこのカウンセリングも
   とっても大事なんですよイイワケタラタラ

  今回もアロマについての説明はもう少しお休みして
   本題が途中になってしまっていたから
    続きをお話ししますね

  《エピソードNo.11−333》
  【普段は結構おしゃべりでも
    お相手の前では超寡黙】

  「先生 大変ですぅ
    きょう夜中の1時ちょっと過ぎに
     とつぜん『震度3』の地震があったんでぇ
      ビックリして目が覚めちゃいましたぁ
   『地震速報』だとかなり広範囲だったみたいですぅ
    『大地震』の前触れじゃなきゃいいんですけどぉ
     なんだか心配になってしまいましたぁ」

   そうね 私もようやく『教室』のお片付けも終わって
    そろそろ寝ないといけないなって
     思っていたときだったのよ
   私のお仕事が終わるのをそばで寝ながら待っていた
    『ポン太』と『メイ』ちゃんが妙なお顔で
     私の方をジッと見つめるものだから
   もう終わったからお家に帰って寝ましょうねって
    言ったとたんにグラグラって来たのよ

  「先生 それってひょっとしたら
    『ポン太』も『メイ』ちゃんも地震の『予知能力』が
     あるんじゃないですかぁ」

   いえいえ 昨夜はたまたまそのタイミングが
    ピッタリだっただけだと思うわ
   だっていつもはグラグラしていてもお腹をほっぽり出して
    『爆睡状態』のことが多いもの
   揺れが収まってから
    『んっ どうかしたの』ってお顔を
     しているときがほとんどだもの

   もし昨夜みたいにその能力があったとしても
    僅か何秒前では逃げるどころか
     何の手立てもできないと思うわ
      せいぜいお互いにお顔を見つめ合っているだけで
       一巻の終わりよ

  「先生 『教室』の『クリスマスツリー』が
    なんともなくてよかったですぅ
   今年はわたし達の『結婚式』があったんでぇ
    いつもの年より遅くなってしまって
     これから『耐震対策』をするところでしたぁ
      無事でなによりですぅ」

   来週からはもう12月になってしまうから
    『民宿』の大きなモミの木に
     『クリスマス』の飾り付け準備を始めるそうよ
   お婆ちゃんとお爺ちゃんだけでは大変なんで
    『民宿』の大きなお風呂とか外構のメンテも
     させて頂くから彼もちょっと忙しくなるかもね

  「先生 大丈夫ですぅ
    ことしの春『懇親会』を開いたときも
   わたし達もお手伝いできるときに食器の準備とかぁ
    寝具のメンテをさせていただきましたぁ
     もう何度もさせていただいてるんでぇ
      ぜんぜん大丈夫ですぅ

   って言うか お話の途中でなんですけどぉ
    わたし達が『ぜんぜん大丈夫』って言葉を使うと
   お年寄りから『もうあなた達は大人なんだから
    正しい日本語でお話しした方がいいわよ」って
     叱られちゃうんですけどぉ
      これってどこか間違ってるんですかぁ」

   あらあら 私は間違っているとは思わないわよ
    もし間違っていると思ったらもっと早く
     あなた達に注意していたはずでしょ
  
   まぁ お年寄りのお気持ちも
    分からないではないんだけどね
     私の婆やもあなた達を叱らないと思うわよ

   ただちょっとそれには訳があってね
    もともと『全然(ぜんぜん)』と言う言葉は
     『すべて』とか『すっかり』と言う肯定表現に
      使われていたものなんだけど
   婆やのお話では50年代に入ってある『学術誌』に
    日本語の乱れという論調で
     『ぜんぜん』は『本来否定を伴う副詞である』って
      掲載されてしまったそうなのよ

   そうしたらにわかに『新聞』とかに
    『日本語の乱れ』を強調する投稿が増えてしまって
   まぁ言葉というものは時代を反映する
    『生きもの』だから辞書にまで
   『本来否定を伴う副詞である』って載ったみたいなの
    ちょうどその頃お勉強されていた方達は
     この印象が強いんじゃないのかしら

  「先生 じゃあ日本語の使い方としては
    やっぱり間違ってるんですかぁ」

   いやいや そうじゃなくってね
    世の中がこんな風潮になってきたとき
   『運良く』と言うか『運悪く』というか
    世の中でかなり目立つ女の子達が
   当時の大人達からなにかを尋ねられたとき
    ちょっとふざけたように
     『ぜんぜん大丈夫ですぅ』を連発したものだから
   最近の若い子は『日本語が乱れてる』って風潮が
    助長されてしまったみたいなのよ
     本当は『正しい日本語』なのにね

   有名な言語学者の間では
    『ぜんぜん大丈夫』が間違った表現とするのは
     『迷信』みたいなものだっておっしゃってるわ
   ちょうど今年の『流行語大賞』が話題になってるけど
    『ぜんぜん大丈夫』は若い子達が作った
     新造語でもないし間違った表現でもないから
      『ぜんぜん大丈夫』なのよ

   若い女の子が『ぜんぜん大丈夫ですぅ』って言うと
    なんだか可愛い仕草に聞こえるのが不思議よね
     ねぇ あなた達

  「先生 わたし達の方を見ておっしゃられると
    なんだかトゲがあるような気がするんですけどぉ
   わたし達だってまだまだ
    『ぜんぜん大丈夫ぅ』って言える歳ですよぉ」

   ほらほら まだあなた達の心の中に
    『迷信』が残ってる証拠よ
   私なんか昔から『ぜんぜん大丈夫ぅ』なのよ
    今もこれからも ずうっとこの先もね

   神様ぁ〜 あと少しで“師走”なのよ
    私は全力疾走しても
     “ぜんぜん大丈夫ぅ”って言ってね

   お願いねっ